ケイヒンCVKキャブレターのバルブシートは圧入タイプで、純正部品の設定はないので新品での購入はできない。交換前提ではないため、バルブシート蘇生キット開発以前はキースターでも単品部品の用意はなかった。だがキャブレター全般が経年劣化する中で、ニードルバルブ交換だけではオーバーフローなどの不具合に対応できない事例も増えてきたことが開発のきっかけとなった。
エンジンの吸入負圧や吸気流量に応じて最適の混合気を作るため、キャブレターにはパイロットジェットやメインジェット、ジェットニードルといったパーツが組み込まれています。これらのセッティング要素を正しく機能させるためにはフロートチャンバー内のガソリン油面が重要で、キースターのバルブシート蘇生キットは従来修理不可能とされてきた圧入タイプの「バルブシート」の交換を可能とした画期的な製品として注目されています […]