匠(クラフツマンシップ)がこだわり抜いたハーレー最高峰のホットロッドバガー【CVO ストリートグライド|FLHXSE】
ハーレーダビッドソンのカスタムに対する積極的な姿勢は、豊富に用意される純正パーツ&エラーアクセサリーやペイントセットなど、さまざま方向からも見て取れる。正規ディーラーどうしで、カスタムのセンスや技量を国境を越えて競い合ったり、世界の名だたるビルダーやデザイナーたちともコラボレーションするなど、アーティストらによるアレンジへの後押しも後を絶たない。「CVO」はそうした動きの中から生まれた集大成のひとつであり、ファンにとっては夢のカタチ、憧れの存在である。今回はCVOストリートグライドをご紹介しよう。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:磯部孝夫 ●BRAND POST提供:ハーレーダビッドソンジャパン
ルックスだけでなく、パワフルかつスポーティな走りが味わえる超弩級モンスター
ハーレーダビッドソンの純正パーツ&アクセサリーとカスタムペイントによってビルドアップされる最高峰シリーズが、CVO(カスタム・ビークル・オペレーション)だ。日本に初めて正式導入されたのは2002年で、07年式以降はカタログに名を連ねた。
受注生産による一部マニアのためのものであったが、HDJ正規ディーラーで予約を入れる者は年々増え続けている。別格とも言える圧倒的な存在感と完成度の高さは、実車を目の当たりにすれば、写真で見る以上。手の込んだペイントは見る角度や光のアングルによって様々な表情をみせ、芸術品を眺めているかのようでさえある。店舗やツーリング先、オーナーズミーティングなどでは羨望の眼差しが向けられ、「いつかは自分もオーナーになりたい」と願う者は後を絶たない。
プレミアム・ホットロッドバガーとして『CVOストリートグライド』が設定されている。ハイパフォーマンスを発揮するスクリーミンイーグル117エンジンを心臓部に持ち、その排気量はなんと1923ccとH-D史上最大・最強だ。
フロントエンドには誰の目にもハーレーダビッドソンだとわかる、伝統のバットウイングフェアリングを装備。細身のスポークが片側14本ずつハブからリム左右に出て、どのアングルから見ても立体感のある凝った造形となったFugitiveカスタムホイールはフロント19インチ/リヤ18インチとし、迫力のある足まわりを演出している。
高品質であり、信頼性という点でも折り紙付きの純正パーツでカスタムし尽くされ、納車してからはもう手を加えるところがないほど満足度が高いことは先述したとおりだが、ルックスだけでなく、パワフルかつスポーティな走りが味わえる超弩級モンスターとしているのが興味深い。
どんなに美しくとも、どんなに見た目が素晴らしくとも、パフォーマンスを伴っていなければ一級品とは言えない。それがバガーレースやフラットトラックなどでスピードや性能を競い合ってきたハーレーダビッドソンのレーシングスピリットであり、我々が手にすることができる最高峰シリーズ「CVO」にもしっかりと継承されているのだ。
そして、最新モデルにおける大きなトピックスはオーディオシステムにも徹底的にこだわり抜いていることである。数あるアメリカン・カーオーディオ・ブランドの中で、もっとも歴史が古くかつ幅広い層から支持を集めるRockford Fosgate(ロックフォード フォズゲート)社のハイエンドオーディオをインストールし、臨場感のあるサウンドをライダーへストレートに伝える。もはやモーターサイクルの域を超えていると言ってもいいだろう。
撮影車両の車体色は、アメリカンマッスルカーを彷彿とさせるハイテールイエロー。ロッカーカバーやエルボー型のハイフローエアクリーナー、プッシュロッドカバー、マフラーヒートガードなどを美しいクロームに仕上げ、ブラックパーツとのコントラストも見るものを魅了してやまない。車体色はほかにも「エンビアスグリーンフェイド」と「ブルースティール」の2つが設定され、コチラはクロームが抑えられたダークカスタムとし、選ぶのをまた難しくさせている。
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