低開度の混合比の薄さをパイロットスクリューを緩めることで補おうとしていたオーナー。機種によって異なるが、スクリューの戻し回転数は1回転1/2~2回転が標準的なのに対して2回転1/2~3回転近く戻していたため、硬化したOリングのシール性低下もありスクリュー付近はガソリン漏れによる汚れが著しい。
バイクメーカーは市販車を開発する際にテストを繰り返して入念にセッティングを決めていますが、ユーザーが吸排気系のパーツ交換を行うことでスタンダードセッティングの前提が崩れてしまいます。スロットルを開けても加速が悪い、一定速度で走るとギクシャクする、スロットルを戻すとマフラーから“パンパンパン”とアフターファイヤーが発生するなど、純正キャブセッティングで不具合が発生した時は、混合比を変更するためキャブ […]













