
QJMOTORジャパンは、水冷V型2気筒エンジンを搭載した400ccクラスのクルーザーモデル「SRV 400 VS」を7月に日本市場へ導入すると発表した。385ccのVツインエンジンを搭載し、SRVシリーズの頂点を謳う。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:QJMOTOR JAPAN
水冷Vツイン・ベルトドライブの385ccクルーザー!
自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収める中国のバイクメーカー・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが、新種のオートマAMT&ベルトドライブの250ccクルーザー「SRV250A」を国内導入すると発表してから間を置かずして、400ccクラスのクルーザーモデルで追撃をかけてきた。
日本メーカーの国内モデルではエリミネーターシリーズしか存在しない400ccクラスのクルーザーだが、QJMOTORの「SRV400VS」は日本メーカーで絶滅危惧種の水冷V型2気筒エンジンを搭載し、さらにこのクラスでは珍しいベルトドライブを採用しているのがトピックだ。
東京モーターサイクルショーで参考出品されていたSRV400VS。
このエンジン、ボアストロークは60.0×68.0mmとロングストローク設定で、最大トルクを4500rpmで発揮するのもこのクラスの2気筒としてかなり珍しいかもしれない。
ステップはフォワード気味で、幅広のボードを採用するSRV250Aに対しこちらは通常のラバー付きステップバーを採用。シンプルなボディワークと、独特な形状のフロントフォークカバーがデザインのオリジナリティをアピールしている。
フォークカバーに隠れたフロントフォークは倒立タイプで、前後ホイールは16インチを採用。リヤサスペンションはツインショックだ。シート高は734mmと、SRV250Aの700mmに比べればやや高いものの、足着きに関しては十分に確保している見ていいだろう。
カラーバリエーションは2色。SNSで公開された画像は車体色によってサイレンサー形状などの仕様が若干異なるようだが、画像は海外仕様のため日本使用でどうなるのかは今のところ明らかになっていない。
入荷予定時期は7月で、全国のQJMOTOR取り扱いディーラーで予約受付中だ。
QJMOTOR SRV 400 VS
主要諸元■全長2220 全幅830 全高1100 軸距1520 最低地上高160 シート高734(各mm) 車重173kg■水冷4ストロークV型2気筒 385cc 35.4ps/8000rpm 3.67kg-m/4500rpm 変速機6段 燃料タンク容量16L■ブレーキF=φ300mmシングルディスク R=φ240mmシングルディスク タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:78万8000円 ●色:銀、カッパー ●2025年7月より入荷予定(予約受付中)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型小型二輪 [251〜400cc] | 新型クルーザー)
ニューカラーをまとった2026年最新トラをチェック プレミアム志向の輸入ブランドとしても、国内でも地位を確立した感のあるトライアンフ。その2026年モデルが、ニューカラーをまとって出そろった。 話題の[…]
7月上旬発売:ヒョースン「GV125Xロードスター」 ヒョースンモーター・ジャパンから、原付二種クラスに新型クルーザー「GV125Xロードスター」が投入される。発売は2025年7月上旬から日本国内向け[…]
2023年モデル:400クラス唯一のクルーザーとして復活 発売は2023年4月25日。先代となるエリミネーター400から実に15年ぶりの登場で、エリミネーター/SEの2グレード展開だった。 ニンジャ4[…]
2025年モデル概要:無印がブラック/ホワイトの2色ラインナップに 前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」。その2025年モデルでは1色のみの[…]
3種のグレードそれぞれに専用カラー カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」シリーズの2025年モデルを発表した。[…]
最新の関連記事(新型クルーザー)
FXLRSローライダーS:パワーユニット強化で走りはさらにアグレッシブ 許容リーンアングルが深めに設定されるなど、スピードクルーザーとして絶対的な人気を誇る「ローライダーS」 。2025年式は最高出力[…]
FXLRSTローライダーST:強力なパワーユニットを積みますます走りがスポーティー!! ローライダーSTが纏うクラブスタイルを象徴する独創的なフェアリングは、1980〜90年代半ばにラインナップされ、[…]
FXBRブレイクアウト:ロー&ロングスタイルでグラマラスなライン描く 2025モデルのブレイクアウトは、低く長い流麗でグラマラスなラインを描く車体に、新型ツーリングインテークをセットしたミルウォーキー[…]
FLFBファットボーイ:Vツインエンジンを強化し、タンクメダリオンを刷新 太くたくましいマッスルスタイルで人気を博すファットボーイ。レイクスターと呼ばれる削り出しのホイールを履く前後18インチの足まわ[…]
FLHCヘリテイジクラシック:美しいスポークホイールは新作チューブレス仕様だ! クラシックテイストは、伝統あるブランド・ハーレーダビッドソンにとっては大きな魅力であり、誇るべきポイントと言えよう。 ラ[…]
人気記事ランキング(全体)
気負うことなくスポーツできる! 国内モデルの125ccスポーツは、新車だと安くても40万円前後。物価高が続く昨今、とくに若者にはなかなか手が出しにくい。そんな中、23万8千円という価格で登場したのが「[…]
最先端技術「ペルチェ素子」がもたらす直接冷却 残暑といえどもまだまだ熱中症のリスクはある。夏の本当の敵は、肌表面の暑さより「深部体温」の上昇だ。そこで注目したいのが、体の“内側から”直接血液を冷やすと[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
扇風機+冷却ブレートの二重冷却 KLIFEのペルチェベストは、空調ファンと半導体ペルチェ素子を組み合わせた業界初の設計。背中の冷却ブレートが体感温度を瞬時に下げ、同時にファンが服内の空気を循環させるこ[…]
大別すると仕様は4種類 CB400フォアには、①’74~’76年に全世界で販売された408cc、②’76年に日本市場に投入された398cc、③398ccのセミアップハンドル仕様、④ライン入りタンクが標[…]
最新の投稿記事(全体)
房総フラワーラインとは?バイク乗りに人気の理由 房総フラワーラインは、千葉県の房総半島南端をぐるっと周遊する約46kmのルートです。千葉県館山市下町交差点から南房総市和田町までの海沿いを巡り、上掲のG[…]
「銀の弾丸」が示すスタイルと走りへの意思 フランス・ビアリッツのサーフ&バイクカルチャーの聖地「Wheels and Waves」フェスティバル2025は去る6月に行われた。欧州7カ国から選りすぐりの[…]
ナショナルハーレーデー:世界中のハーレー乗りと一緒に! ハーレーダビッドソンの故郷・アメリカはもちろん、ヨーロッパでも豪州でもアジアでも、世界中のハーレー乗りたちが一斉に走る日、それが「ナショナルハー[…]
ファン+ペルチェでダブル冷却 山善のペルチェ ベストは、外径約100mmの大型ファン(厚み約38mm)で風を取り込み、さらに内蔵のペルチェデバイスで空気やウェア表面を冷やす仕組みを採用。保冷剤用メッシ[…]
コンパクトながら高出力のペルチェ冷暖ベスト おたふく手袋の「冷暖ペルチェベスト JW-699」は、USB PD対応の2万mAhバッテリーを標準付属。psEマーク取得のバッテリーで、最大連続使用は冷却の[…]
- 1
- 2