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[画像 No.15/58]「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」

|「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」
片持ちスイングアームは元々、耐久レースでタイヤ交換の容易さを狙ったもの。本来は左右から支えるリヤホイールを片側からのアーム1本で支持するため、剛性コントロール云々の前にとにかくガッチリ作り、強度を優先せざるを得ない。耐久も両持ちが主流となった今では「メリットはパニアケースの付けやすさ程度かも。でも、あのカッコよさは捨てがたい」とプロは語る(写真はカワサキ ニンジャH2R)。
1970年代は単なる鉄の丸棒だったスイングアーム。しかし操縦安定性の理論が進化するとともに、角形やアルミ、そして異型へと素材や形状は変化を続け、2024年に登場したドゥカティの新型パニガーレV4では“なんじゃこりゃ!”と声が出そうな穴開きの超斬新形態に…。操安だけでなく、デザインにも大きな影響を与えるこのパーツを、バイク開発のプロの解説で学んでみよう。 目次 1 剛性を求め丸から角へ。そしてしなり […]