
ヤングマシンがスクープ連発中のホンダ新型CB400。新開発の400cc4気筒を搭載し、2025年の登場が噂されている同社に“ゴヒャク”が存在するとの情報を掴んだ。これは楽しみだ!!
●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
海外市場は“ゴヒャク”で攻める?
ヤングマシンが絶賛スクープ中のホンダ新型CB400。搭載される400ccの4気筒エンジンは完全新開発になるとの情報で、電動化が注目されるこのご時勢に、内燃機関でも攻めの姿勢を崩さないホンダには素直に頭が下がる。
ルックスは従来型CB400スーパーフォアを踏襲する…と聞くこの新型CB400だが、日本向けの本命・400ccに加え、以前から噂に上っていた“500cc版”の開発情報も今回改めてキャッチした。
【ホンダCB400スーパーフォア(生産終了モデル)】2022年10月に惜しまれつつ生産を終了した従来型CB400SF。1986年に登場したCBR400R(NC23)を源流とするエンジンは、回転数で2↔4バルブを切り替える「ハイパーVTEC」機構を搭載。熟成を重ねた車体の能力と併せて“完熟”の走りを味わわせてくれた。
これは基本設計を共有しつつ、排気量を2本立てとすることでスケールメリットを出し、コストを抑えるのが目的のハズ。たとえばヤマハのYZF-R25とR3、カワサキのZX-25RとZX-4R、そしてホンダも並列2気筒のCBR400RとCBR500Rなどで採用しており、中排気量帯では常套手段とも言える方法だ。
この新型CB400はトータルバランス重視の路線で開発されている模様で、”ヨンヒャク最強77ps”のカワサキZX-4Rのような高出力路線は採らないとの噂なのだが、500ccなら排気量を活かしてパワーでも上回れるかもしれない?! 新型CB400がメインマーケットに据える中国では現地メーカーの400〜500ccの4気筒車が人気を博しており、ありえない話ではないだろう。
この500cc版は海外市場を睨んだ仕様と思われ、日本導入の可能性は高くなさそうだが、400の扱いやすさをキープしながら「プラス100ccの余裕」を得られるゴヒャクはベテランにも支持されそう。もちろん400cc版が登場した後の話だが、追って500ccも導入‼︎ なんて神展開にも期待したいところだ。
エンジンはストロークで作り分け?
注目は2つの排気量を同じ基本設計で両立させる策だが、エンジンの設計に限らず、どんな仕事でも前例を踏襲するのがもっとも進めやすいハズ。ちなみに先述したCBR400RとCBR500Rの関係で言うと、後者はエンジンのストローク量を10.2mm伸ばすことで、399ccの排気量を471ccへと引き上げている。これは姉妹車のNX400&NX500でも同様。新CBも同様の手法を取るか?
CBR400R(左)は67.0×56.6mmのボア✕ストロークで399cc(最高出力は46ps)。対して欧州などで販売される兄弟車のCBR500R(右)は67.0mmのボアは同じまま、ストロークを66.8mm として471cc(同47ps)を得る。この方法を新CB400/500も踏襲する?!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
多くのカラーパターンを採用するCB350C、特別な2色のスペシャルエディション ホンダはインドでCB350C(日本名:GB350C)を発表した。これは前年に登場したCB350を名称変更したもので、従来[…]
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
トラコン装備で330ccの『eSP+』エンジンを搭載するタフなスクーター シティスクーターらしい洗練されたスタイリングと、アドベンチャーモデルのエッセンスを高次元で融合させ人気となっているのがADVシ[…]
7か国から11台のカスタムバイクが集結し、30,094票を集める 6年目を迎えたHondacustoms(ホンダカスタムズ)、過去にはCB1000Rやレブル、CL250/CL500、モンキー&ダックス[…]
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
人気記事ランキング(全体)
RZ250を上回る新テクノロジー満載! 1979年にホンダがリリースした、まさかの2ストローク50ccスポーツのMB50(広告なでの名称はMB-5)。 250ccやビッグバイクのスケールダウン・デザイ[…]
エンジニアもバイクに乗る、それがボッシュの面白さ ボッシュが二輪車向けABSを世に出してから今年で30周年を迎えた。ボッシュといえばドイツのメーカーだが、バイク部門の開発拠点が日本の横浜にあることはご[…]
コンパクトで取り付けが簡単なスマートモニター タナックス(TANAX)の「スマートライドモニター AIO‑5 Play (SRS‑015)」は、本体サイズ78.8(H)×136.2(W)×26.8(D[…]
KATANAというバイク 一昨年のこと、キリンと同じ年齢になったことをキッカケにKATANA乗りになったYです。 ノーマルでも十分乗り易いKATANAですが、各部をカスタムすることで、よりカタナ(GS[…]
X-ADVの兄弟車として欧州で販売される「フォルツァ750」 ホンダは欧州でフォルツァ750(FORZA 750)の2026年モデルを発表した。主要諸元に変更はなくカラーバリエーションの一部変更でイリ[…]
最新の投稿記事(全体)
火の玉「SE」と「ブラックボールエディション」、ビキニカウルの「カフェ」が登場 ジャパンモビリティショー2025でカワサキが新型「Z900RS」シリーズを世界初公開した。主軸となる変更はエンジンまわり[…]
外観をスタイリッシュにリニューアルしたトリシティ125 前回のトリシティ300に続き、今回試乗を行うのも前2輪を持つLMWシリーズのトリシティ125。ちなみにLMWとは、リーニング・マルチ・ホイールの[…]
父とB+COM SB6XRで会話しながらプチツーリング すっかり秋模様。なんなら執筆している今日は、最高気温が15度。朝から冷え切っていて、冬気分です。 自宅近くを走っているスクーターの方を見て、「わ[…]
KATANAというバイク 一昨年のこと、キリンと同じ年齢になったことをキッカケにKATANA乗りになったYです。 ノーマルでも十分乗り易いKATANAですが、各部をカスタムすることで、よりカタナ(GS[…]
エンジニアもバイクに乗る、それがボッシュの面白さ ボッシュが二輪車向けABSを世に出してから今年で30周年を迎えた。ボッシュといえばドイツのメーカーだが、バイク部門の開発拠点が日本の横浜にあることはご[…]



































