創刊50周年を記念し、2022年12月号にて新車バイクのモニター提供企画を実施したわれわれヤングマシン。4台をモニターとして準備したうち、ヤマハ・シグナスグリファスのモニターをお願いした神奈川県のF・Mさんによるレポートの最終回。1年・3000kmの走行で感じたことをまとめてもらった。
●文と写真:F.Mさん ●取材協力:ヤマハ発動機販売
街中へバイクで出かける機会が増えた
昨年の1月に納車されてからちょうど1年が経過し、このシグナスグリファスのレポートも最終回になりました。この1年に私がシグナスグリファスで約3000km走行した感想と起きた出来事を書いていきたいと思います。
まず、やはり125ccのスクーターは街乗り最強であると感じました。私は今まで125cc以下のバイク、そしてスクーターを所有したことがなく、今回このモニターが初めてのスクーター所有体験でした。
納車されてから今まで、そこまでの遠出はしておりませんが、普段乗っている大型より街中での取り回しが大幅に楽なことや、可変バルブVVAのおかげなのか街中での加速など、一切の不満がなく改めて街乗り最強のバイクだなと感じました。それに加え、買い物などに出かけた際に街中での駐輪場探しがものすごく簡単で、バイクで出かける機会がより増えたように感じました。
走りだけでなく、使い勝手や収納性も抜群
シグナスグリファスの良い点は走りだけではありません。この1年所有してみてつくづく実感したのはメットインの広さです。普段スクーターに乗る際に使っているヘルメット(SHOEI Z7)と冬場の必需品、バッテリー内蔵の電熱グローブ(コミネ)が普通に収まることに加え、自賠責の証明書などを入れたポーチや、拭き上げ用のシュアラスターのゼロドロップシートを収納出来ています。
また、メットインの脇にヘルメットをひっかけるフックが2つもあるため、タンデムで出かけたときにもメットインの広さを損なうことなく、ヘルメットの盗難を防ぐことが出来る点も非常に使いやすい機能だなと思いました。
一つ不満な点を挙げるならば、足元スペースの広さです。この足元スペースは他の125ccスクーターより狭く窮屈に感じてしまいました。この点がもう少し改善されればより遠出などに使っていきたいと思えるようになるかなと感じました。
イタズラは受けたが、今後も大切に乗っていく
モニターをしている1年の間には色々な出来事がありました。その中で特にインパクトのある出来事が、昨年7月の頭に駅の駐輪場に停めている際にシートを切られたことです。半年経過した今でも犯人は見つかっておらず、ショックな出来事でした。
このシートの傷をふさぐためにワイズギアのシートカバーを購入しました。この商品は車種専用設計のため取り付けても浮いたりズレたりが一切なく、見た目も少し変わり滑りにくくなったため結果的に見た目のアクセントになっているかなと思えるようになりました。座面の後ろ側にヤマハのロゴのタグが付いているのがお気に入りです。
これからも近場の移動やタンデムでのお出かけなど、長く付き合っていきたいと思います。また灯火類やミラーのカスタムなどの本当に簡単なカスタムしかしていませんが、そもそものデザインがカッコいいため所有感をとても満たしてくれました。今後も大切に乗っていきたいと思います。
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