創刊50周年を記念し、’22年12月号にて新車バイクのモニター提供企画を実施したわれわれヤングマシン。4台をモニターとして準備したうち、ここではホンダ・スーパーカブ110のモニターをお願いした北海道のH・Kさんによるレポートの第5回にして最終回。スーパーカブというバイクには予想も付かない効用があったようで…。
●文:H・Kさん ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン
大型とは違うバイクの楽しみ方
モニターレポートも最終回となり、自分でも意識していなかったことに気付きました。今までは加速や最高速、所有感は断然大型バイクのほうがよく「これこそがバイクの楽しみだ!」と思っていました。しかしスーパーカブは手軽さや取り回し感、コストパフォーマンスが圧倒的に優れていることを教えてくれ、バイクの違う楽しみ方を再発見しました。
大型バイクとスーパーカブではそれぞれにいいところと苦手なところがあり、あらためてバイクの良さを見つけることができて、趣味に深みが出てきています。スーパーカブがうちの子になってさらに毎年の夏が楽しみになりました。
カスタム沼にもハマってしまいそう!
最近のスーパーカブの近況としましては、家族の趣味にどっぷりとつかったカスタムを着々と進めています。今まで持っていたバイクではできなかったキャンプ仕様になっており、自分の新しい世界が開けています。
まず、キャンプに行くときにテントや寝袋を載せやすいようにフロント、センター、リヤと3か所にキャリアを追加。ほかのバイクではこんなにキャリアを増やすことはできません。ナビが使えるようにスマホホルダーとUSB電源を取り付けたので、どんなに遠く知らないところでも迷わず行けるようになりました。
極めつけは後ろに乗ってくれる妻とかわいい娘のお尻を守るためのピリオンシート(←これが一番大事です)。スーパーカブはたくさん売れているので専用パーツが豊富で、取り付け方法もインターネットですぐに見つけることができたので比較的簡単に全部自分でできました。
特に嬉しかったのがUSB電源をカプラーオンで付けられたこと。過去に汎用品のUSB電源を付けようとしたときに配線の確認や接続などがかなり大変だったので、専用パーツがたくさんあるスーパーカブはとてもカスタムしやすいと思います。今後もカスタム予定で、さらに快適にするためのスクリーンの購入なども検討しています。もう3度の飯よりバイクにお金をかけてしまいそうです…。
妻のカブ愛が溢れたことで…予想のお許しが?!
スーパーカブのインプレで、私にとって一番良かったことが妻のバイクへの理解が掛け値なしに100倍よくなったことです。特にカブへの愛があふれています。
どれぐらいよかったかと言いますと、スーパーカブは妻が占有すると宣言したことにより、クロスカブの増車許可がもらえました。妻の気が変わらぬうちに何件もバイク屋を回り、即納可能なバイク屋を見つけてその場で購入を決め、人生で初めて入店1分で新車を買いました。
今では一緒にカブで夫婦ツーリングです。次の目標は息子とツーリング!
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