
SHOEIのシステムヘルメット第3世代『NEOTEC3』の国内発売が12月に予定される今、早くもグラフィックモデル『NEOTEC3 GRASP(グラスプ)』が発表された。全4色がラインナップされ、’24年1月発売予定となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
第3世代となったシステムヘルメットに早くも鮮烈なグラフィックモデルが登場
7色のソリッドカラー(単色)に続いてグラフィックモデルが早くもラインナップされるネオテック3は、第3世代へと進化したシステムヘルメットだ。システムヘルメットとは、開閉式フェイスガードを備え、フルフェイス並みの安全性とジェットヘルメットの快適性を併せ持っていることが特徴だ。
ネオテック3グラスプは、黒を基調として力強い線と面でメインカラーを表現。ネオテック3のシャープな帽体をさらに洗練させるグラフィックだ。カラーパターンは、白×黒、赤×黒、黄×黒、青×白の全4色が揃い、このうち赤×黒はつや消しとなっている。
ネオテック3は、安全性や快適性に加えて、可動部の操作性、インカムとの親和性、メンテナンス性なども従来品より大幅に向上している。帽体にはフラッグシップモデル『X-Fifteen』にも採用する『AIM+』を用いる。この素材は剛性と弾性に優れ、しかも軽いため、重量がかさみがちなシステムヘルメットに最適な帽体素材だ。
内蔵式サンバイザーは、『QSV-2サンバイザー』を新たに採用し、より広範囲にわたって直射日光を遮る。開閉機構には強靭なワイヤーを用いており、操作はスムーズで快適だ。フェイスガードに設けられた吸気口には着脱式フィルターを装備し、走行風に紛れるゴミや虫などの侵入を防ぐ。ホールド性とフィット性を向上させた新設計の内装システム、歪みのない視界と優れた剛性を持つ『CNS-3C』など、進化のポイントは枚挙にいとまがない。高性能システムヘルメットを求める人にとって、これ以上のものを探すことは容易でない完成度を誇っている。
ネオテック3の豊富な機能についての詳細はすでにこちらの記事で解説しているので、最高峰システムヘルメットに興味がある人はぜひ参考にしてほしい。
SHOEI NEOTEC3 GRASP
●価格:8万8000円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm) ※XXL(63cm)は販売調整中 ●色:赤×黒(TC-1)、黄×黒(TC-3)、白×黒(TC-5)、青×白(TC-10) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-FIber) ●付属品:布袋、ブレスガード、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、スペア防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年1月発売予定
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
フルモデルチェンジで快適性と利便性が大幅に進化した第3世代 ネオテックはSHOEI初のシステムヘルメットで、日本にシステムヘルメットを浸透させた先駆的ヘルメットだ。システムヘルメットの特徴は、フルフェ[…]
SHOEIは、SHOEIオフィシャル会員サイト「my SHOEI」のスマートフォンアプリをリリースしたと発表した。 これまでは専用サイトで購入したヘルメットの保証書登録等を手続きする必要があったが、m[…]
SHOEIは、同社のヘルメットをフルラインナップ展示する公式ショールーム「SHOEI Gallery KYOTO」を京都市中京区にオープンした。これまでにSHOEIギャラリーは東京、大阪、横浜の順にオ[…]
「遊ぶ」をキーワードとして横ノリ系のスポーツやカルチャーと融合する新ブランド SHOEIは、2016年に『J・O』をはじめとする『NEO CLASSIC LINE』を誕生させた。このシリーズには、かつ[…]
目の前にナビ等の情報が浮かび上がる! SHOEIのスマートヘルメットがついに発売された! 最初は試験的な限定発売だというが、税込13万7500円は思ったより安い。当然ながらJIS規格に適合しているが、[…]
最新の関連記事(SHOEI)
9月上旬~中旬発売:アライ「RAPIDE-NEO HAVE A BIKE DAY」 旧車やネオクラシックバイクにマッチするアライのラパイドネオに、新たなグラフィックモデルが登場した。グラフィックデザイ[…]
最外層にカーボンファイバーを使ったX-Fifteenの最高峰モデルが登場! 積層させた炭素繊維を樹脂で固めたカーボンファイバー(CFRP)は、軽くて強い素材だ。そのため航空機やレーシングマシンに使われ[…]
GT-Air3のメカニズムにマッチするニューグラフィックモデルが登場 GT-Air3に追加される新しいグラフィックモデルは、多数のパーツを組み合わせて帽体を構成するような、メカニカルな模様が特徴だ。と[…]
※写真はSHOEI Gallery FUKUOKA SHOEIは2025年9月12日、同社のヘルメットをフルラインナップ展示する公式ショールーム「SHOEI Gallery SAPPORO」を北海道札[…]
愛車とコーディネートしやすい4色のニューグラフィック ベンチレーション機能も優れており、100km/h走行時のアッパーエアインテークの流入量は従来モデル比で約1.2倍、トップエアレットからの排出量は約[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
9月上旬~中旬発売:アライ「RAPIDE-NEO HAVE A BIKE DAY」 旧車やネオクラシックバイクにマッチするアライのラパイドネオに、新たなグラフィックモデルが登場した。グラフィックデザイ[…]
皮脂や汗に含まれる尿素が生地を痛めてしまう ──一般の方が汗でびちょびちょのヘルメットをリフレッシュさせたい場合、どのように行えばよいでしょうか? 「どこが外せるのか、どういうふうに洗えばいいのかは、[…]
ヘルメット専用設計で、手提げ&肩にかけてショルダーにしても快適 ツーリング先でのヘルメットの持ち運びのために、ポケットへ忍ばせておくのに最適な、小さく折りたためるヘルメットトートバッグ。出先での急な買[…]
ドゥカティを王者へと導くマシンを開発するピッロ選手のシグネチャーモデル 『F-17 Mips MICHELE PIRRO』は、MotoGPに参戦中の『ドゥカティ レノボ チーム』のテストライダーを務め[…]
ジョアン・ミル選手が今季着用中のシグネチャーモデルが登場! 『F-17 Mips JOAN MIR』は、’23年からレプソル・ホンダと契約してMotoGPを戦っているレーシングライダー、ジョアン・ミル[…]
人気記事ランキング(全体)
9/10発売:スズキ アドレス125 まずはスズキから、原付二種スクーターの定番「アドレス125」がフルモデルチェンジして登場だ。フレームを新設計して剛性を高めつつ軽量化を実現し、エンジンもカムシャフ[…]
50レプリカのフルサイズからミニバイクレースを経てデフォルメフルサイズへ! VR46カラーのTZR50……実はヨーロッパで1997年から2012年まで生産されていたイタリアのミナレリ製エンジンで、現地[…]
“グローバルカラー”をうたうマットパールホワイト インディアヤマハモーター(IYM)は、水冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「R15 V4(V4=第4世代の意 ※日本名YZF-R15)」の新[…]
新基準原付、その正体とは? まずは「新基準原付」がどんな乗り物なのか、正しく理解することからはじめよう。これは2025年4月1日から、第一種原動機付自転車(原付一種)に新たに追加される車両区分だ。 導[…]
新型CL500の進化が! 気がつけば長距離を走っているスクランブラー「CL500」がマイナーチェンジを果たして新登場します! ご存じかと思いますが、CLシリーズには250ccの「CL250」も存在しま[…]
最新の投稿記事(全体)
前後がすぐ分かる設計で使いやすい こちらのバイクカバーは、ミラー部分に黒生地を採用し、前後のチェーンホールを色分けしているため、夜間や雨の日でも向きを迷わず装着できます。素材はポリエステルで軽量、サイ[…]
両手を自由に使うことができる、新パーソナルモビリティ ホンダが2025年9月24日より、法人向けに販売を開始したのがパーソナルモビリティの「UNI-ONE(ユニワン)」です。 法律的には「移動用小型車[…]
潮風と愉しむ瀬戸内の海の幸をその場で堪能せよ! ツーリングで心地よい疲労を感じた体に染みわたる、とびきりの港メシはライダーにとって最高の贅沢だ。IKEDA PORT MARCHÉでは、島の牡蠣や地魚を[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
FLHXU ストリートグライドウルトラ:ストリートグライドを名乗る、伝統のウルトラモデルがついにデビュー! ハーレーダビッドソンのフラッグシップモデルが、フルモデルチェンジを果たした。その名は「FLH[…]
- 1
- 2