ホンダは、世界的に権威のあるデザイン賞のひとつ「レッド・ドット・デザイン賞」において、SUVスクーター「ADV160」およびフルカウルスポーツ「CBR250RR」のプロモーションビデオがブランド&コミュニケーションデザイン部門を、また電動垂直離着陸機がデザインコンセプト部門のレッド・ドット賞を受賞したと発表した。
●文:ヤングマシン編集部
3Dアニメーションで世界観を表現
ホンダは、ADV160のプロモーションビデオ(PV)「Honda ADV160 “DISCOVER NEW EXCITEMENT”」および、CBR250RRのPV「CBR250RR “PLAY LEGIT”」が、世界的権威のあるデザイン賞のひとつ「レッド・ドット・デザイン賞」のブランド&コミュニケーションデザイン部門におけるレッド・ドット賞を受賞したと発表した。
また、「Honda eVTOL(electrical Vertical Take Off and Landing:電動垂直離着陸機)」がデザインコンセプト部門のレッド・ドット賞を受賞している。
ADV160 「Honda ADV160 “DISCOVER NEW EXCITEMENT”」
ADV160は、2023年1月26日に発売されたSUVスクーターで、人気のあった軽二輪スクーター「ADV150」の後継モデルとして新エンジン&新フレームを採用してフルモデルチェンジしたもの。水冷4バルブのeSP+エンジンは、力強さだけでなくクリーンな環境性能を誇り、大型二輪SUV「X-ADV」を思わせるエッジの利いたデザインが特徴的だ。
受賞したPVは、ライダーだけでなく誰もがADV160の世界観を味わえる映像として制作され、「日常の移動であっても、ADV160に乗れば心の中の冒険心を見つけることができる」というメッセージが込められている。人物、背景、バイクの全てを3DCGで制作しているのが最大の特徴だ。
CBR250RR「CBR250RR “PLAY LEGIT”」
CBR250RRは、2023年2月20日に最新モデルへとマイナーチェンジし、1psのパワーアップとホンダセレクタブルトルクコントロール(いわゆるトラクションコントロールシステムに相当)を採用、足まわりも強化された最新の軽二輪スポーツだ。
こちらも受賞したPVはすべて3DCGによって制作され、「誰でも気軽に操る喜びを感じることができる」という魅力を伝えている。
いずれのPVも走行シーンはホンダのテストライダーが監修しているという。
Honda eVTOL
こちらはデザインコンセプト賞を受賞。ホンダの電動化技術、燃焼や空力、制御技術など、さまざまなコア技術を生かして開発を進めている電動垂直離着陸機が「Honda eVTOL(electrical Vertical Take Off and Landing:電動垂直離着陸機)」だ。ホンダは航続距離が長く使い勝手のいい都市間移動の実現に向け、ガスタービンとハイブリッドによるeVTOLの開発に取り組んでおり、このHonda eVTOLをコアとして地上のモビリティを組み合わせ、新たなモビリティエコシステムの構築を目指す。
デザインは乗客ひとりひとりのために特別で感動的な空間を提供することを目指したもの。窓の面積を大きく撮り、広々とした室内と明るさ、快適さを感じられるとしている。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
愛車を長期保管する前にやっておきたい「4項目」 本格的に寒くなるこれからの季節は、バイクに乗りたい気持ちはあっても、温かい時期に比べると走りに行く機会が少なくなってくる方も多いことでしょう。ましてや、[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
ヤマハの最先端技術の結晶、それがYZF-R1だ 今からちょうど10年前の2014年11月。イタリアはミラノで開催されたEICMAにおいて、7代目となるヤマハのフラッグシップ“YZF-R1”が華々しくデ[…]
ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区)は2025年1月1日付で、新たなマネージングダイレクターに玉木一史氏が就任することを発表した。玉木氏は、2024年12月31日をもって退任・[…]
連続シリーズ「カワサキ水素大学」の第5弾 「カワサキ水素大学」は、カーボンニュートラル社会の切り札とされる水素エネルギーへの、川崎重工グループとしての取組み方を紹介しつつ学ぶという動画。モデルの、トラ[…]
世の中は忘年会シーズン真っ只中。あっちに行ったりこっちに行ったりと、一次会や二次会などで都心を駆け回るビジネスマンをよく見かける。でも、忘年会の会場が駅や会社から離れた場所にあるときは、移動が面倒…。[…]
持ち株会社を設立し、ホンダと日産、さらに三菱自動車も加わる? ホンダと日産が経営統合するという話が、12月18日からTVのニュースやワイドショーで大きく取り上げられています。 両社は、今年の3月に自動[…]
人気記事ランキング(全体)
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
一定以上のスピードの車両を自動的に撮影する「オービス」 結論から言うと、基本的にバイクはオービスに撮影されても捕まらない。そもそもオービスはバイクを取り締まるつもりがない。ただし警察にもメンツがあるか[…]
第1位:JW-145 タッチパネル対応 蓄熱インナーグローブ [おたふく手袋] 2024年11月現在、インナーウェアの売れ筋1位に輝いたのは、おたふく手袋が販売する「JW-145 蓄熱インナーグローブ[…]
新色×2に加え、継続色も一部変更 ホンダは、水冷4バルブの「eSP+」エンジンを搭載するアドベンチャースタイルの軽二輪スクーター「ADV160」に、スポーティ感のある「ミレニアムレッド」と上質感のある[…]
寒い時期のツーリング 冬はライダーにとって、本当に過酷な季節です。急激に気温が下がったりしてきましたが、オートバイに乗られているみなさんは、どういった寒さ対策をしていますか。 とにかく着込む、重ね着す[…]
最新の投稿記事(全体)
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
全日本ST1000とASB1000の両カテゴリーを制す! 開幕2連勝を飾り、常にポイントリードし最終戦を待たずにチャンピオンを決めた全日本ST1000クラスに比べ、ARRC ASB1000クラスは、ポ[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
ヤマハの最先端技術の結晶、それがYZF-R1だ 今からちょうど10年前の2014年11月。イタリアはミラノで開催されたEICMAにおいて、7代目となるヤマハのフラッグシップ“YZF-R1”が華々しくデ[…]
場所によっては恒例行事なバイクの冬眠(長期保管) 「バイクの冬眠」…雪が多い地域の皆様にとっては、冬から春にかけて毎年恒例の行事かもしれませんね。また、雪国じゃなかったとしても、諸事情により長期間バイ[…]
- 1
- 2