
BMWは、BMWモトラッド(BMWの二輪部門)の100周年を記念する限定モデル「BMW R nineT Pure Final Edition(アール・ナインティー・ピュア・ファイナル・エディション)」および「BMW R nineT Scrambler Final Edition(アール・ナインティ―・スクランブラー・ファイナル・エディション」を日本限定で、2023年7月7日の七夕より販売開始すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:BMW
ピュアFE=33台、スクランブラーFE=50台を日本限定で発売
空油冷の水平対向2気筒エンジンを搭載しながらユーロ5排出ガス規制に適合し、BMWネオクラシックモデルの中核モデルとして人気の「R nineT」シリーズの2車に、限定ファイナルエディションが登場した。これはBMWモトラッドの100周年を記念したものでもあり、「BMW R nineT Pure Final Edition(アール・ナインティー・ピュア・ファイナル・エディション)」が日本限定33台、「BMW R nineT Scrambler Final Edition(アール・ナインティ―・スクランブラー・ファイナル・エディション」が日本限定50台で販売される。発売日は2023年7月7日。
RナインTは、BMWモトラッドの90周年を記念して2014年に登場したロードスターモデルで、倒立フロントフォークなどのハイグレードな装備を誇るベースモデルの「RナインT」、正立フロントフォークなどに置き換えることで価格を抑えた「RナインTピュア」、フロント19インチの「RナインTスクランブラー」、往年のGSスタイルを再現した「RナインTアーバンGS」、そしてロケットカウル装備の「RナインTレーサー」などが販売されてきた。
このうちレーサーは販売終了しており、今回のピュアFEおよびスクランブラーFEをもって、ピュアとスクランブラーも販売終了となる。なお、100周年を記念モデルは2023年2月に発売された「R nineT 100 Years」以来。
今回の限定車は、2モデルとも燃料タンクに日本限定ファイナルエディションのエンブレムをあしらったアルミ製燃料タンクを装備し、各部にビレットパック・シャドウを装着。ピュア・ファイナルエディションにはアクラポヴィッチ製サイレンサー、スクランブラー・ファイナルエディションにはオフロードタイヤも装着される。
価格はピュアFEが267万6000円、スクランブラーFEが267万9000円だ。
BMW R nineT Pure Final Edition[2023 model]
BMW R nineT Pure Final Edition[2023 model]
BMW R nineT Scrambler Final Edition[2023 model]
BMW R nineT Scrambler Final Edition[2023 model]
車名 | R nineT Pure Final Edition | R nineT Scrambler Final Edition |
全長×全幅×全高 | 2110×870×1110mm | 2175×870×1175mm |
軸距 | 1500mm | 1530mm |
シート高 | 800mm | 820mm |
キャスター/トレール | 26.6°/105mm | 28.5°/110.6mm |
装備重量 | 219kg | 223kg |
エンジン型式 | 空油冷4ストローク水平対向2気筒DOHC4バルブ | ← |
総排気量 | 1169cc | ← |
内径×行程 | 101×73mm | ← |
圧縮比 | 12.0:1 | ← |
最高出力 | 109ps/7250rpm | ← |
最大トルク | 11.8kg-m/6000rpm | ← |
変速機 | 常時噛合式6段リターン | ← |
燃料タンク容量 | 約17L | ← |
WMTCモード燃費 | 19.6km/L(1名乗車時) | ← |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 | 120/70R19 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 | 170/60R17 |
ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク+4ポットキャリパー | ← |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク+2ポットキャリパー | ← |
価格 | 267万6000円 | 267万9000円 |
発売日 | 2023年7月7日 | ← |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(BMWモトラッド)
20回目の節目となる「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2025」 同イベントは2025年で記念すべき20回目の開催となる。2024年の開催では、2日間で延べ約6500人の参加があり、過[…]
2025年上半期の国内登録台数は3099台で販売新記録! 発表会の冒頭、BMW株式会社モトラッド・ジェネラルマネージャーの大隈 武氏が壇上に立ち、2025年上半期のビジネス概要/取り組みを発表した。 […]
姫川沿いダートからの北アルプス(飛騨山脈):大出(おいで)の吊橋で知られる大出公園へと姫川本流沿いのダートが続いている。田畑の遥か向こうには北アルプスの山並みが横たわっていた。 どこを見ても絶景の白馬[…]
最新ボクサーのパワフルな走り 2023年のR1300GSに続き、R1300RT/R1300R/R1300RSもついに最新ボクサーを搭載。今回ドイツで行われた試乗会ではRTとRに試乗した。 RTはGS同[…]
本格派に大変身! これはガチンコのオフロードバイクだ 従来のアーバンG/Sは往年の雰囲気を楽しむ色合いが強く、オフ走行にはあまり向かなかったが、新しい「R12G/S」は、ホイールトラベル前210/後2[…]
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
2025モデルの新車「GB350C」のイメージが… ネオレトロスタイルの単気筒ロードスポーツ・GB350をベースとして2024年にリリースされた「GB350C」は、前後にディープフェンダーを採用したク[…]
インドにも影響を与えたヒッピー文化をオマージュ ロイヤルエンフィールドジャパンが「ゴアンクラシック350」を正式発表。4つのカラーバリエーションをラインナップし、価格は74万9100円から。2025年[…]
“クラシック”シリーズ初の2気筒モデル ミドルクラスでグローバルな存在感を増しているロイヤルエンフィールドは、空冷350cc単気筒シリーズと空冷650cc 2気筒シリーズを多数展開。これに水冷450c[…]
471cc並列2気筒エンジン搭載、ロングストロークのサスペンションと大径フロントタイヤを採用 ホンダはスクランブラーモデル「CL500」の2025年型を発表。前19/後17インチホイール、アップマフラ[…]
サスペンションカバーやディープフェンダーなど、外装はほぼ専用品の“C” ホンダは、2024年秋にブランニューモデルとして発売した「GB350C」にニューカラーを設定し、一部仕様も変更した2025年モデ[…]
人気記事ランキング(全体)
PROUDMEN. グルーミングシートクール 16枚入り×3個セット PROUDMEN.のグルーミングシートクールは、横250×縦200mmの大判サイズと保水力約190%のたっぷり液で1枚で全身を拭け[…]
3つの冷却プレートで最大-25℃を実現 2025年最新モデルの「ペルチェベスト」は、半導体冷却システムを採用し、背中に冷たい缶ジュースを当てたような感覚をわずか1秒で体感できる画期的なウェアです。小型[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
ツーリングの持ち物【最低限必要な基本アイテム】 オートバイ趣味のもっとも一般的な楽しみ方は、オートバイならではの機動力や爽快さを満喫しながら好きな場所へ自由に行くこと。いわゆるツーリングです。 初心者[…]
ファン+ペルチェでダブル冷却 山善のペルチェ ベストは、外径約100mmの大型ファン(厚み約38mm)で風を取り込み、さらに内蔵のペルチェデバイスで空気やウェア表面を冷やす仕組みを採用。保冷剤用メッシ[…]
最新の投稿記事(全体)
取り付けから録画までスマートすぎるドライブレコーダー ドライブレコーダーを取り付ける際、ネックになるのが電源確保のための配線作業だ。バイクへの取り付けともなると、専門知識や工具、あるいは高めの工賃が必[…]
kokuu たんぱくプラス 雑穀米 日々の食生活でタンパク質を強化したいライダーへ。国産15種の厳選雑穀米で、100gあたり約30gのタンパク質を摂取可能だ。白米に混ぜるだけで高タンパク・グルテンフリ[…]
ミニマルな外観ながらホールド性能は折り紙付き 『FREAKMOUNT』は、2019年にアメリカで開発された。ハーレーダビッドソンのような振動が大きく高速で走行する車両でも、そのスタイリングを損なわずに[…]
2025モデルの新車「GB350C」のイメージが… ネオレトロスタイルの単気筒ロードスポーツ・GB350をベースとして2024年にリリースされた「GB350C」は、前後にディープフェンダーを採用したク[…]
ユーザーからのリクエストで開発! ホイールの鉄粉をスプレーひと吹きで溶解 バイク/クルマを問わず、ディスクブレーキでもドラムブレーキでも発生するブレーキダスト。制動時にブレーキローターやブレーキドラム[…]
- 1
- 2