スズキ Vストローム800DE エンジン/シャーシ/足まわり【電脳もダート仕様に! フロント19インチも期待】
前述のとおり心臓と骨格はGSX‐8Sと同様だが、様々なチューニングを施しつつ専用の足まわりに換装し、旅性能や走破性を高めている。
エンジンは独自のFIマッピングとロングマフラー、ドリブンスプロケットを採用。低速からレスポンスが鋭く、なおかつスムーズに高回転まで回る特性とした。
電脳は、トラクションコントロールのスリップを許容し、未舗装路に対応したグラベルモード、ABSの切り替え機能を追加。ABSはオフのほか、2段階の介入モードから選択できる。GSX‐8Sと同様に双方向対応のクイックシフターは標準装備だ。
サスペンションはよりグレードの高いショーワ製で、前後ともフルアジャスタブル。ストローク量は220mmと十分で、最低地上高は8Sの145mmに対し、220mmとしている。ダートに適したスポークホイールに専用設計のチューブタイヤも与えた。
フレームはキャスター角を変更し、専用のシートレールを採用。アルミスイングアームも専用設計だ。
詳細は未発表だが、国内導入は確実。気になる価格は、現行1050(143万円~)と650(101万1000円)の中間程度になるらしい。登場時期は1050DEの直後、’23年の年明け頃と予想される。
これでVストロームシリーズは全5機種の大所帯に。800はデュアルエクスプローラー=DE仕様だが、フロント19インチ+キャストホイールを履くSTDの登場にも期待だ!
スズキ Vストローム800DE エンジン
【大容量マフラーで出力は1.4ps増】2軸バランサー搭載の並列2気筒はECUセッティングを変更。さらに大容量マフラーなどで8Sから1.4ps上乗せの84.3psに。2into1エキパイや触媒、エアクリーナーボックス、ギヤ比などの構成は8Sと同じだ。
スズキ Vストローム800DE 足まわり
スズキ Vストローム800DE シャーシ
【冒険向けのシートレール+リヤアーム】トレリス構造のシートレールは居住性と積載性を考慮し、より剛性が高く、形状も長い専用品。アルミスイングアームも未舗装路に対応するべく、剛性や長さを最適化した。基本設計を共有しながら細かく造り込んでいる。
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