カワサキ Z900RSの排ガス規制対応に伴い、バリエーションモデルである”Z900RSカフェ”もモデルチェンジを実施。STDにフェアリングとローハンドル、シングル風のシートを採用したスポーティなデザインはそのままに、ユーロ5への適合を果たしている。改めて本機に試乗してみた。
●文:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:長谷川徹 ●外部リンク:カワサキ
’23カフェは規制対応+新色
Zと言えば忘れちゃならないのが、バリエーションモデルである「カフェ」。こちらもSTDに準じたマフラーの新排出ガス規制対応型となっている。しかもSTDの車体色は’22継続だったのに対してカフェはゴールドとブラックの新色を採用。ホイールにもゴールドのリムテープが回されており、質感はなかなか。
カワサキ ‘23 Z900RSカフェ 試乗ミニインプレッション
カフェの乗り味でSTDと大きく異なるのは、厚みがあって柔らかいシート。シート高では20mm高いため、つま先はしっかり着くものの、ちょっと高い感じを受ける。しかしそのぶん膝の曲がりが緩くなって、意外とロングを走るにはいいんじゃないかと思える。
また、程よい前傾レベルに抑えた低いハンドルバーも絶妙。幅は広いけどメーカーがここまでやるかというくらい持たせた絞り角が前傾姿勢と併せて、高速をダラっと流すときにちょうどいいゆったり感を提供する。この程良さ感も実にユーザーが求めているものを分かっているなという印象だった。
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