
カワサキ Z900RSの排ガス規制対応に伴い、バリエーションモデルである”Z900RSカフェ”もモデルチェンジを実施。STDにフェアリングとローハンドル、シングル風のシートを採用したスポーティなデザインはそのままに、ユーロ5への適合を果たしている。改めて本機に試乗してみた。
●文:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:長谷川徹 ●外部リンク:カワサキ
’23カフェは規制対応+新色
Zと言えば忘れちゃならないのが、バリエーションモデルである「カフェ」。こちらもSTDに準じたマフラーの新排出ガス規制対応型となっている。しかもSTDの車体色は’22継続だったのに対してカフェはゴールドとブラックの新色を採用。ホイールにもゴールドのリムテープが回されており、質感はなかなか。
【KAWASAKI Z900RS CAFE】■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm ■車重217kg(装備) シート高820mm 17L ■タイヤサイズズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ■色:黒 ●価格:146万3000円
【Z900RS CAFE|ライディングポジション】殿様乗りとなるSTDに対して、カフェは程よい緩さで前傾が楽しめるよう調整されている。[身長168cm/体重61kg]
【Z900RS|ライディングポジション】STDはやや高い位置に幅広いハンドルバーを備え、殿様乗りながら気持ち前に身体を預けるようなポジションだ。
【低めのスワローハンドル】カフェは絞りの効いた低めのスワローハンドルをセット。STDより幅が20mm狭まっているがワイドさでは十分。ミラーもステーの短い専用品だ。
【シートはシングル風形状】シングルシートを思わせる専用の段付きシートとなりクッションも肉厚に。シート高はSTDより20mmアップとなるがスポーツ走行に適している。
カワサキ ‘23 Z900RSカフェ 試乗ミニインプレッション
カフェの乗り味でSTDと大きく異なるのは、厚みがあって柔らかいシート。シート高では20mm高いため、つま先はしっかり着くものの、ちょっと高い感じを受ける。しかしそのぶん膝の曲がりが緩くなって、意外とロングを走るにはいいんじゃないかと思える。
また、程よい前傾レベルに抑えた低いハンドルバーも絶妙。幅は広いけどメーカーがここまでやるかというくらい持たせた絞り角が前傾姿勢と併せて、高速をダラっと流すときにちょうどいいゆったり感を提供する。この程良さ感も実にユーザーが求めているものを分かっているなという印象だった。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
既存の常識を打ち破る驚異的な動力性能 昨今ではあまり話題にならないものの、’70年代以降の2輪業界で、もっとも長く”世界最速”の称号を保持していた…と言うより、もっとも世界最速に”こだわっていた”メー[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
初の電動スクーターが「C evolution」 2017年、BMWモトラッドは初の電動スクーター「C evolution(Cエボリューション)」を発売。それまでのガソリンエンジンを搭載したC650に通[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
多くのカラーパターンを採用するCB350C、特別な2色のスペシャルエディション ホンダはインドでCB350C(日本名:GB350C)を発表した。これは前年に登場したCB350を名称変更したもので、従来[…]
最新の記事
- 【2025年秋冬】クシタニの新作バイクウェア9選|防寒ジャケット&パンツ徹底解説
- 【ゼロハン伝説】昭和を彩った懐かしの50ccバイク15選|RZ50、NSR50からGAGまで
- 待ってたぜ俺達のスーフォア! ホンダ新型「CB400/500 SUPER FOUR」最新情報まとめ
- バイクで巡る芦ノ湖スカイライン|通行料金・アクセス・絶景スポットまとめ
- 【最新版】バイクの自動クラッチ比較|ホンダ、ヤマハ、BMWなど進化する技術とメリットを徹底解説
- 1
- 2