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SHOEIは、以前からモーターサイクルショーなどで参考出品してきたスマートヘルメット「オプティクソン(OPTICSON)」を12月よりSHOEIギャラリー各店舗で先行発売すると発表した。個数は発表されていないが、試験的な限定発売だという。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:SHOEIギャラリー
私の戦闘力(価格)は13万7500円です──
思ったよりも安い! さまざまなベンチャー企業などからスマートヘルメット=スマートフォン等と連動し、HUD(ヘッドアップディスプレイ)とスピーカーを備えるハイテクヘルメットがリリースされ、価格は20万円を超えるのが普通だった。これをSHOEIが手掛けるのだからプレミアム路線を爆走するのでは……と想像していたライダーに朗報だ。
その価格、なんと13万7500円だという。
当然ながらJIS規格に適合しているが、ヘルメットのトップブランドの一角を占めるSHOEIだけに、安心感は規格以上ととらえるライダーも多いはずだ。なお、13万7500円はヘルメット本体の価格で、専用バッテリーは1万1000円で別売りとなる。
ナビゲーション表示イメージ。
OPTICSONは、SHOEIが誇るヘルメット技術にスマートヘルメットの機能を融合させたもの。コンバイナと呼ばれる反射板をHUDの表示エリアとして使用するタイプで、帽体にはスピーカー、マイク、スイッチを全てインストールしている。
これをスマートフォンにBluetoothで接続すれば、音楽を聴くことや通話機能がそのまま使えるだけでなく、専用アプリ「ツーリングサポーター[プレミアムプラス](月額800円/年額8000円)」を利用することでHUDにナビゲーション表示を投影することもできる。コンバイナは右目の前にあるが、不要な時には畳むことも可能だ。
某大人気漫画の“スカウター”をイメージさせるHUDは、ライディングへの影響を最小限とするサイズで情報を投影するほか、周囲の明るさに合わせて5段階に輝度を自動調光。また、クリア/スモークなどシールドの種類に応じだ輝度を設定することも可能となっている。
折り畳み可能なコンバイナ(投影板)を右目の前に配置。
ナビゲーション機能を利用しながら音楽を聴いたりしている時には、各スマートフォン固有の設定に準じて、ナビ音声案内時に音楽の音量が自動的に調整されるといった機能も。
気になる重量バランスにも配慮されており、HUDやスイッチモジュールをデザインに組み込みながら最適化している。帽体は軽量&高剛性のAIM+構造で、内装のサイズ調整やコンバイナの位置調整は、スペシャリストによる「SHOEIパーソナルフィッティングシステム」のサポートで万全だ。もちろん、SHOEI水準のベンチレーションも完備する。
まずは2022年12月よりSHOEIギャラリー各店舗(東京、大阪、横浜)で先行発売される。個数は未発表ながら試験的な限定発売ということだが、SHOEIギャラリー以外での販売に関しても後日決定次第発表するというから楽しみだ。
新しモノが大好きだけど安心感がなきゃ嫌だ! という向きには「待ってました!」の発売だろう。なお、SHOEIギャラリー各店は来店時に予約が必要なので、興味のある方は急いだほうがいいかもしれない。
SHOEI OPTICSON
●価格:13万7500円 ●サイズ: M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm) ●色:ルミナスホワイト、マットブラック ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:OPTICSONバッテリーコード、コードホルダー、OPTICSON ACアダプター、チンカーテンDL、SHOEI DRYLENS 301、シリコンオイル、SHOEIロゴステッカー、防曇シート用ピン ●発売時期:2022年12月
SHOEI OPTICSON ルミナスホワイト
OPTICSON走行イメージ
OPTICSON走行イメージ
OPTICSON走行イメージ
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