
現行バイクを旧車風にカスタムできる外装キットが近頃増えている。再現度は抜群に高く、リアル旧車より断然リーズナブルなのもうれしい。旧車、ネオクラとも一味違う、第三の選択肢だ! 本記事で取り上げるのは、GSX250RをベースにしたMFDのカタナ風カスタムキットと、アメリカのビルダーが手掛けるYZF-R25/R3用のYZR500を再現するレトロ外装キットだ。
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:高島秀吉 長谷川徹 山内潤也 ●外部リンク:MFDモトフィールドドッカーズ
400カタナのイメージを再現!:MFD GSX250R KATANA
GSX250Rをカタナ風に変身できるカスタムキットが登場。スズキ車が得意なバイク販売店MFDによる製品で、意外にもGSX250Rとフィットしている。カウルキットのみ(FRP黒ゲル仕様)なら22万8000円。ノーマルカラーのコンプリート車も各店舗で販売され、オプションで好きなカラーに変更できる。
【MFD GSX250R KATANA】
【なかなかの融合率】アッパーカウル+ヘッドライトなどがセットで、メーターの位置もステーで移動。シートカウルはノーマルを流用する。
【ハンドル位置はSTDのまま】ハンドルは変更なく、STDと同じライポジなので安心。スクリーンはライトスモークかスモークが選べる。
【MFD 650カタナ:SV650/Xベースも】現行SV650系に装着できるカタナカウルキットも用意。コンプリート車なら100万3200円~というお手頃価格だ。
気分はキング・ケニー!:GG Retrofiz ROKET STREET
米国のビルダー「GG Retrofiz」が、YZF-R25/R3用のレトロ外装キットを発売中だ。往年のロードレーサーを意識した曲面フォルムを巧みに再現している。外装はFRP製でカウル+スクリーン/タンクカバー/シートカウル/各種ブラケットがセット。セパレートハンドルとヘッドライトがあれば、ほぼボルトオンで装着できるのだから驚きだ。写真のマシンは東京東久留米市の「ナインゲート」が製作。
【GG Retrofiz ROKET STREET】
コクピットまでスクリーンが覆うロケットカウル。サポートステーもキットに同梱。
別売の7インチ丸眼ライトが装着可能。本作ではハーレー用のカスタムパーツでLED化した。
シートカウルはレーシーなシングル仕様。シート&ベースは純正を流用できる。
【実車のクオリティは圧倒的】まるで市販車と見間違うほど完成度は高く、普段使いできるほど走りもイイ。これはカウルの出来はもとより、塗装やセットアップを手掛けたナインゲートの力量も大きい。未塗装の外装キットは約26万円、写真と同じ状態にするには車両代抜きで約130万円。
【カラーモチーフは’78 YZR500】’78年からWGP500で3連覇を果たしたワークスYZR500が元ネタ。ケニー・ロバーツの走りと黄色×黒のインターカラーは伝説だ。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
深いグリーンにヤマハ1980年代イメージのストライプ入り ヤマハはインドで、日本でいう軽二輪クラス(126~250cc)にあたるネオクラシックネイキッド「XSR155」を同地域に初めて導入すると発表し[…]
着る季節を選ばない設計と、高速走行を意識したディテール 春から冬まで対応できる点が、このモデルの大きな魅力だ。表地には防風性とストレッチ性を備えたソフトシェル素材を使用しており、ライディング時の冷たい[…]
アプリリアの伝統を受け継ぐ、全ルート走破型スクーター SR GT 400は、ミドルクラスながらマルチパーパスを意識したアドベンチャースクーターだ。街中での俊敏なレスポンスはもちろん、林道ツーリングでも[…]
プロテクター標準装備の冬用ライディングジャケット 一見するとカジュアルなパーカスタイルだが、中身は本格的なウインタージャケットである。本商品は、胸/肩/ひじ/背中の4部位にプロテクターを標準装備してお[…]
最新の記事
- 新型はウイングレット搭載! スズキが「GSX-S1000GX」の2026年モデルを発表【海外】
- 新設計5気筒エンジン!! MVアグスタがEICMAで3本カムシャフトのエンジンコンセプトを発表!
- 極寒の冬を乗り切る切り札! コート超えの暖かさで着膨れ知らずの「速暖。ヒートラブ」が大幅進化
- 「夏が長く、秋が短い」異常気象に勝つ! ワークマン「トレルン・ノビルン」シリーズがライダーの寒暖差対策にぴったりすぎる
- 「そらそうよ」江戸時代の年貢みたいな“走行距離課税”は検討せずと政府が明言!……〈多事走論〉from Nom
- 1
- 2
































