’22年の春夏で6シーズン目を迎えるクシタニのフルメッシュパーカージャケット。今年は肩と肘のプロテクターを新型とし、前作と同等の薄さながら衝撃吸収性を高めている。人気カラーはすぐに完売となるのでお早めに!
●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:長谷川徹 ●外部リンク:クシタニ
[◯] デザインは前作を踏襲。涼しさは最強レベルだ
フルメッシュパーカージャケットは、クシタニのラインナップで最も通気性が高く、さらに街着としても使えるデザインもあって非常に人気が高い。昨年は袖の形状をセットインからラグランに刷新し、さらにカジュアル感がアップした。今シーズンはそのデザインを踏襲しつつ、ラインなどの色味を変更。機能的な部部では、標準装備の肩と肘のプロテクターがCEのレベル1から2へと強化されたのがポイントだろう。
着心地は、パーカースタイルでありながらルーズではなく、独自の立体裁断によって乗車姿勢でピタリとフィットする。新型のプロテクターについては、厚み自体は前作とほぼ変わらず、肘の曲げ伸ばしや腕の上げ下げで感じる抵抗感も同等だ。
走ってみての印象は、表地のほぼ全てがメッシュなだけあって、ムラのない通気性を実感できる。これなら酷暑の中でも走っている限りは涼しいと思えるはずだ。フードについては、ループで固定していることもあってバタつきはほとんどなし。また身頃や袖など他の部分も同様であり、さすがはクシタニと言える。
別売りのウィンドブレーカーが内側に接続できるのもポイントだ。
[△] 1100円の値上げにこれなら納得の範疇だ
プロテクターのレベルアップ、そして昨今の価格上昇ラッシュを鑑みると、1100円の値上げはむしろ据え置きと言えるほどの努力だ。
[こんな人におすすめ] 街中でも映えるカジュアルなデザインが魅力
メッシュという生地は衣料ではあまり使われないだけに、街中で見ると違和感が大きい。クシタニはそれをエンボス加工でうまく解消し、さらにチェック柄を部分的にあしらってカジュアルに。毎年人気というのもうなずけるのだ。
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