
3年ぶりの実施となる日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』。’22年の各社の自慢のモデルを一気乗りしてきた。テスターはフリーライターの谷田貝洋暁で身長172cm、体重75kgだ。本記事では、カンナムの三輪マシン・ライカーを取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史●外部リンク:
カンナム ライカー600/900 試乗ショートインプレッション
3輪と言うとヤマハのLMWを思い浮かべるが、カンナムのライカーは4輪と同じようにマシンが全くバンクしないダブルウィッシュボーン式を採用。なのでバイクと同じバーハンドルで操縦するものの、きっちりハンドルを切って曲がる必要がある。そしてモロに受ける横Gと、タイヤの接地感などドコ吹く風と乱暴にステアリングを操作できる感覚はバイク乗りからするとかなり異質。試乗した900ccのモデルは、後輪のスリップを許容するスポーツモードを選択すると、後輪ドリフト走行も可能になる。
【CAN-AM RYKER 600/900】■全長2352 全幅1522 全高1063[1060] 軸距1709 シート高599[597](各mm) 車重270[280]kg(乾燥) ■水冷4スト並列2[3]気筒 600[900]cc 50.7ps/7300rpm 5.0kg-m/6000rpm [83.0ps/8000rpm 8.0kg-m/6500rpm] 変速機CVT 燃料タンク容量20L ブレーキF=ディスクφ270mm×2 R=ディスクφ220mm タイヤサイズF=145/60R16×2 R=205/45R16 ●色:15色 ●価格:151万3600円~ ※[]は900
【ライディングポジション】ポジションこそクルーザーのような雰囲気だが、ステアリング操作は全く別。しっかり力を入れ横Gをとくと味わってハンドルを切る必要があるため、シートはホールド感が高く、お尻が動きにくい。
CVTによるAT変速でギヤチェンジは不要。バック時には左足でギヤを切り替え、微速後進が可能。
ライカーにはパワステが装備されないため、速度やコーナリングによってはかなり力を入れる必要がある。
「スポーツモード」を選択するとトラクションコントロールの介入がカットされ、パワースライドが可能に。
電子制御システムはボッシュ製を採用。’22モデルからはクルーズコントロールを新装備。
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