
●レポート: 山本晋也 ●写真提供: 東京消防庁 ●編集: モーサイ編集部(小泉元暉)
東京消防庁の特殊救急車両「スーパーアンビュランス」とは?
2021年10月31日、私鉄・京王線の電車の中で17人を負傷させ、放火を行なった、いわゆる「京王ジョーカー事件」が起きたが、その際に「スーパーアンビュランス」という特殊車両が出動した。
「スーパーアンビュランス」というのは、名前の通り特別な救急車(「アンビュランス」とは英語で救急車を意味する)。荷台部分が左右にスライドして拡幅することで、移動型の病室を作ることができる特殊車両だ。
では「スーパーアンビュランス」とはどのような場合に出動する車両なのか、車両の中はどうなっているのか。運用を行っている東京消防庁に話を聞いた。
まず、「スーパーアンビュランス」のボディサイズなどを見てみよう。
ボディサイズは全長11.00m、全幅2.50m、全高3.78m。車両総重量は1万9000kgで、乗車定員は10名。救命救急士の資格を持った職員など精鋭の隊員が乗車している。
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