愛車をいつまでも汚れや劣化から守りたい! ライダーなら誰でもそう考えるものだが、それを本当に可能にするモノがある。半永久的に劣化しないうえに、艶のある塗装面だけじゃなく梨地の樹脂パーツやマフラーなどの高熱にさらされる部分にまで対応するという。それが、100%ガラスで仕上がるCR-1なのだ。
半永久的に効果が続くのは、極めて安定した物質だから
愛車は可能な限り汚したくないのがライダーの人情だ。特に新車で買った場合はなおさらで、磨くのも楽しみのひとつとはいえども、いつかこの輝きが失われていくことを想像すると、少し憂鬱な気分になる。なんとかして新車の輝きを永久に保存できないものだろうか。
じつは、それができる方法はたったひとつだけある。車体をまるごとコーティングするのだ。しかも、艶のある外装部分だけじゃなく、梨地の表面や、エンジンなどの高熱にさらされるパーツまで処理できる。それを可能とするのが、100%ガラスでコーティングするCR-1である。ワックスなどとは異なり、コーティングするパーツを選ばない点と、削り落とさない限りは半永久的に効果が持続するのが特徴だ。もちろん、汚れや微細な傷もつきにくい。
さっそく施工を取材させてもらうと、処理の手順自体はかなりシンプル。汚れを除去し、磨き、洗ってからコーティングを施す。とはいえ、実際には熟練のコツがありそうだ。ちなみに新車だけでなく、ある程度使用した車両でもプロの手にかかれば施工可能だという。
結果は写真を見てもらえればわかるが、とにかく深みのある輝きが素晴らしい。何より驚いたのは、最も高熱を持つうえに艶消し塗装が施されたマフラー(ヨシムラストレート管)にまで施工できたことだ。コーティングという言葉から、艶消しだった表面に艶が出てしまうのではと危惧する向きもあるだろうが、CR-1は被膜が約1万分の1mmと極めて薄いため、梨地の微細な凹凸に追従することができ、見た目の質感がほとんど変わらないのである。
燃料タンクは色がより深まった感じだ。クリア塗装の厚みが増したかのような印象で、黒は漆黒に、そして赤の色味も一段深い。エンジン表面や樹脂パーツの梨地も、特に艶が出るわけではなく、マフラーと同様にしっとりとした色合いになる。
ホイールやブレーキなど足まわりにも液剤を塗布していくが、タイヤ表面やブレーキディスクなどの摩擦面にかかってしまっても問題ない。タイヤは路面に、ディスクはパッドに当たることで、不要なコーティングは削り落とされるからだ。
被膜をつくるには段取りが8割!
せっかくなので、コーティングの手順を解説していきたい。プロに任せるに越したことはないが、一部の工程はCR-1パーソナル (山城が市販する個人用コーティング剤/8171円) でも体験が可能だ。コツは“段取り”に手間を惜しまないこと。汚れを落とし、表面を磨いて傷を落とし、綺麗に洗ってから施工する。
いざ! 被膜をつくる!
この艶の深みを見よ!
取材協力:山城CR-1 ☎03-5691-2939 https://www.cr-1.jp/
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