ヤマハ発動機は、2019年10月24日より一般公開される「第46回東京モーターショー2019」において、『人はもっと幸せになれる 〜ART for Human Possibilities〜』をテーマに18モデルの展示を行うと発表した。また、10月23日には世界初公開の2モデルを追加発表予定だという。
- 1 見どころは電動ビークルと日本初公開の2020年型YZF-R1、テネレ700
- 2 Land Link Concept(ランド リンク コンセプト)[特別出展物・世界初公開]
- 3 E01(イー ゼロワン)[参考出展車・世界初公開]
- 4 E02(イー ゼロツー)[参考出展車・世界初公開]
- 5 YPJ-YZ(ワイピージェイ ワイゼット)[参考出展車・世界初公開]
- 6 YZF-R1(ワイゼットエフ アールワン)[参考出展車・日本初公開]
- 7 Ténéré 700(テネレ700)[参考出展車・日本初公開]
- 8 NIKEN GT(ナイケン ジーティー)[市販車]
- 9 YZ450FX(ワイゼット450エフエックス)[参考出展車]
- 10 TY-E(ティーワイ イー)[参考出展車]
- 11 TRITOWN(トリタウン)[参考出展車]
- 12 E-Vino(イー ビーノ)[市販車]
- 13 YPJ-XC(ワイピージェイ エックスシー)[市販車]
- 14 YNF-01(ワイエヌエフ ゼロワン)[特別出展物]
- 15 JWX-1 PLUS+(ジェイダブリュ エックスワン プラス)[特別出展物]
- 16 YMR-08(ワイエムアール ゼロエイト)[特別出展物]
- 17 FAZER R(フェーザー アール)[特別出展物]
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見どころは電動ビークルと日本初公開の2020年型YZF-R1、テネレ700
ヤマハが発表したのは、惑星探査機を思わせる自立ソリューションビークルや次世代電動コミューターといった、世界初公開の電動ビークルをはじめとする16モデル。出展モデル数は18としており、残りの2機種は10月23日の東京モーターショー・プレス発表会でお披露目される予定だ。
バイクファンとして注目したいのは、2020年秋以降に国内発売予定の新型YZF-R1/M、そしてMT-07系の並列2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーツアラー、テネレ700だろう(同じく2020年夏以降に国内発売予定)。ともに欧州ではすでに正式発表済みで、メディア向けの試乗会なども開催された。国内での発売まではしばらく待たなければならないが、従来のような逆輸入車という方式ではなく、国内仕様の正式ラインナップが予定されているのは心強い。
そのほかにも、市販車だけでなく、トライアル世界選手権の電動バイククラスででランキング2位を獲得したスペシャルマシンなどを参考出展する。以下に今回発表されたものすべてを紹介していく。紹介文はプレスリリースの原文ママである。
Land Link Concept(ランド リンク コンセプト)[特別出展物・世界初公開]
周囲をセンシングしながら大地を自在に移動する自律ソリューションビークル。開発コンセプトは、「呼応し合う・LINK」。AI画像認識により自ら走路を判断。行く先を拒む障害物を検知し、自ら避けて走行します。それぞれ操舵・駆動可能な4つの車輪で方向を問わない移動を実現。高い機動力を備え、人とともに作業するために必要な器用さを持ち合わせています。
E01(イー ゼロワン)[参考出展車・世界初公開]
都市間を快適に移動できる余裕を持った、急速充電にも対応した都市型コミューター(エンジン出力125cc相当)です。スクーター技術とEV技術を融合し、日常ユースでの実用性と従来のスクーターを上回る走りの上質感を両立しました。優れたコンフォート性能と、新時代のスポーティーさを特徴的に表現したデザインを採用しました。
E02(イー ゼロツー)[参考出展車・世界初公開]
都市内の移動に最適な次世代電動コミューター(エンジン出力50cc相当)です。小型・軽量で扱いやすいライトなボディに、手軽な着脱式のバッテリーを搭載しています。電動ならではの滑らかでスムーズな走りを追求し、EVをより楽しく、より身近に感じる新しい価値を提案します。バッテリーとモーターで構成されるパワートレインを視覚化したデザインの採用により、軽快な走りを表現しました。
YPJ-YZ(ワイピージェイ ワイゼット)[参考出展車・世界初公開]
レースで走ることをイメージしたE-BIKEのレーシングマシンを表現。モトクロス競技専用車「YZ」を彷彿とさせるセンターマスコンセプト(車体の重心に重量を集中させることで運動性能を高める設計思想)を、2本のダウンチューブでバッテリーを挟み込む独自のレイアウトで実現。厳しい路面での安定したコーナリング性能と、軽快な取りまわしを実現します。シンプルかつライトな車体は、「YZ」とのリレーションデザイン。楽しく刺激的な非日常体験、未来のFUNを提案します。
YZF-R1(ワイゼットエフ アールワン)[参考出展車・日本初公開]
“Full Control evolution of track master”をコンセプトに、サーキットを制する性能を照準として開発したヤマハモーターサイクルのフラッグシップ。EU5適合の環境性能を実現しながら性能に磨きをかけたクロスプレーンエンジン、EBM(エンジンブレーキ・マネジメント)やBC(ブレーキ・コントロール)の2種類の制御システムに加え、車体各部の熟成でサーキット性能をさらに進化させています。なお、2020年秋以降に日本での発売を予定しています。
Ténéré 700(テネレ700)[参考出展車・日本初公開]
689ccの水冷直列2気筒270度クランクエンジンを軽量ボディに搭載した、アドベンチャーツアラーです。乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力など、オフロード+アドベンチャー+ツーリングの各要素を高次元でバランスさせました。さまざまな軽量化技術を投入した車体は、前モデル「XTZ660」比で約10kgの軽量化を実現しています。なお、2020年夏以降に日本での発売を予定しています。
NIKEN GT(ナイケン ジーティー)[市販車]
高次元のコーナリング性能と上質なクルージング性能を併せ持つ大型LMW「NIKEN」をベースに、ツーリングでの快適性に一層磨きをかけたモデルです。優れたウインドプロテクション効果を発揮する大型ハイスクリーンや防寒用のグリップウォーマー、さらにツーリングの疲労度を軽減する専用シート、12V DCジャック、センタースタンド等を標準装備し、ツーリングの快適性を高めています。
YZ450FX(ワイゼット450エフエックス)[参考出展車]
モトクロス競技用ハイエンドモデル「YZ450F」をベースに、エンデューロレースで求められるさまざまな機能・性能を装備した「YZ450FX」。軽快なハンドリングや高回転域で力強さを発揮するエンジンなど、エンデューロレース専用車として最適なセッティングを施しています。ショーではJNCC(全日本MCクロスカントリー選手権)に参戦する鈴木健二選手のマシンを展示します。
TY-E(ティーワイ イー)[参考出展車]
技術研究の一環として開発に取り組んだ電動トライアルバイクの先行開発車両。 CFRP(炭素繊維強化プラスチック)モノコックフレームに高回転型の小型高出力モーターを搭載し、力強い低速トルクと伸びやかな加速性能で高い走破性を実現します。黒山健一選手のライディングによりFIMトライアル世界選手権TRIAL Eクラスに参戦し、2018年、2019年ともにランキング2位を獲得。
TRITOWN(トリタウン)[参考出展車]
LMW機構を備えたフロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ。ライダー自身のバランスコントロールによって姿勢制御を行うシンプルな機構で、ラストワンマイルの移動をワクワク楽しくします。軽く小さな車体とカンタン操作で幅広い人々の利用が可能なことから、現在、国内のレジャー施設や公園等で有用性や集客性、商品性等を検証する実証実験を進めています。
E-Vino(イー ビーノ)[市販車]
レトロポップなスタイルで人気の原付1種スクーター「Vino」をベースに、EVならではの滑らかな走りを活かしたエレクトリックコミューター。スムーズな加速感や、極低速での優れた実用トルク、手軽な着脱式バッテリー等が主な特徴です。走行条件に応じて選べる2種の走行モードと、一時的に登坂性能を高めるブースト機能を装備します。
YPJ-XC(ワイピージェイ エックスシー)[市販車]
E-MTB(電動アシストユニット搭載のマウンテンバイク)の市販モデル。当社が培ってきた走りのDNAと、パワフル&コントローラブルなアシスト性能で大地を縦横無尽に駆け抜け、週末の非日常を演出するパートナーです。E-MTB用ドライブユニットのフラッグシップ「PW-X」を搭載しています。
YNF-01(ワイエヌエフ ゼロワン)[特別出展物]
乗る者の冒険心を掻き立てる走破性とデザインを両立した、低速モビリティのコンセプトモデル。オフテイストのデザインに、大径タイヤと4輪独立サスペンションを装備して、乗る者の「行きたい場所にはすべて行き、やりたいことはすべてやる」という意欲を刺激します。Red Dot Awardデザインコンセプト2019受賞。
JWX-1 PLUS+(ジェイダブリュ エックスワン プラス)[特別出展物]
車いす用電動ユニット「JWX-1 PLUS+」は、駆動輪の交換のみで普段使い慣れた手動車いすを電動化するユニットです。手動車いすの手軽さに電動化による快適性を加えることで、車いすユーザーの行動範囲を大きく拡げます。速度制御や加速・減速度制御など、当社独自の走行機能制御システム「JW Smart Core」を採用しています。
YMR-08(ワイエムアール ゼロエイト)[特別出展物]
「1フライトで1ヘクタールのほ場を15分で散布(※1)する」ことをコンセプトに開発した産業用マルチローター(通称ドローン)。二重反転ローターなどによる力強いダウンウォッシュは薬剤を作物の根元まで届け、当社産業用無人ヘリコプターに匹敵する散布品質を実現します。ドローンによる散布は近年、産業用無人ヘリコプターでは対応しにくい狭小ほ場等で拡大しつつあります。 ※1 平地での連続散布を想定 ※2 東京モーターショー特別カラーで出展
FAZER R(フェーザー アール)[特別出展物]
防除作業や肥料・除草剤の散布等で活躍する、産業用無人ヘリコプターのハイエンドモデル。薬剤の搭載能力はクラス最大の32L。薬剤・燃料無補給で4ヘクタールの散布が可能です。また、GPSとジャイロで速度と距離を計算し、一定の散布間隔でのターンや等間隔での飛行ライン・速度を維持するターンアシスト機能を標準装備しています。12:42 2019/10/10 ※東京モーターショー特別カラーで出展
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