窓ガラス部分はメッシュラップになっており外側から車内は見えないが、車内からは外の風景を楽しむことができる。これから2年間、掛川駅〜新所原駅の間で、列車に描かれたKATANAの姿が楽しめるのだ。写真:撮影 杉山晋也/提供 天竜浜名湖鉄道株式会社(トップ写真、YouTube表示写真とも)スズキの二輪デザイン部がデザインしたKATANAラッピング列車は左右で異なる模様となっており、新型KATANAの切れ味鋭いシルエットやイメージを大きくアピール。赤石/木曽山脈方面を向く北面は右側のアッパーカウルからタンク&シート部分を3台分ラッピングした。浜松方面を向く南面はKATANAの顔を大きく描く。南北面ともにForging a new Street Legendと書かれている。車両の前後には正面からの写真を配置。使用車両は天浜線のTH2100型(TH2113)で、全長18.5m、1両編成のディーゼル列車。本車両は新潟トランシスで製造され平成16年に導入されたことをエンブレムが示していた。KATANAラッピング列車は内装も新型KATANA一色で染め上げられていた。その出来栄えにスズキ株式会社の鈴木俊宏社長もニッコリ。KATANAラッピング列車の内装は当面このままで運行されるとのこと。ぜひ車内からも楽しんでもらいたい。「KATANA Meeting 2019」当日は、天竜二俣駅でKATANAラッピング列車の出発式を実施。そこから5駅離れたKATANA駅までメディア関係者を乗せた特別運行が行われた。このときの運転士さんは、天竜浜名湖鉄道側からの粋な計らいで、その名も“鈴木 謙一”さん。『本日はスズキのKATANAラッピング列車にご乗車ありがとうございました。わたくしもスズキと申します』とのアナウンスに、車内は拍手かっさい。9月15日に開催された「KATANA Meeting 2019」では、会場である「はままつフルーツパーク時之栖」の最寄り駅となる天浜線「フルーツパーク駅」が、「KATANA駅」に変身。「KATANA駅」は残念ながらイベント当日限りの変身だったが、第2回KATANA Meetingが開催される際は、ぜひまた復活してもらいたい。