第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

春先の雪の回廊、真夏の深い緑、どちらも爽快!

読者が選んだ絶景道・6位[実走ガイド]岩手県・秋田県 八幡平アスピーテライン #モトツー

  • 2019/8/31

モトツーリングがお送りするのは、読者目線で集計した絶景道の完全ガイドだ。ノミネートされた絶景ロードの周辺情報やロードガイドを旅人の目線から徹底的にバイクで実走調査。皆様の旅に真に役立つ情報マガジンとしてまとめてみたぞ。第6回は読者投票6位となった八幡平アスピーテライン。冬季閉鎖から開通した直後ならば日本一の雪の回廊、真夏には深い緑など、いつ訪れても素晴らしい。

〈モトツーリング2019年5月号より〉

季節を問わず絶景の宝庫! 雪の回廊は日本一の長さだ

岩手県と秋田県の県境にある火山性高原、八幡平を中心に東西に延びている展望の良いワインディングロードだ。岩手県側では雄大な岩手山と麓の原生林を様々な角度で楽しめる。

連続するスノーシェルターも雪国に来たことを実感させてくれる。樹海ラインとの分岐点でもある見返峠を越えた秋田県側では、よりタイトなワインディングとなり、いくつもの良質な温泉場を縫うように走る。アスピーテラインは季節ごとの見どころが多いのが特徴で、4月半ばの開通直後では約27kmにもなる日本一の雪の回廊が、5月下旬からは八幡平の鏡沼で見られるドラゴンアイが、真夏には深い緑、秋には圧巻の紅葉など、いつ訪れても素晴らしい景色が出迎えてくれる。

八幡平アスピーテライン展望所[Map]

雪解けと共に現れる八幡平の竜

5月下旬から6月上旬にかけて、八幡平の頂上付近にある鏡沼で見られる自然現象。竜の目に見えることから八幡平ドラゴンアイと呼ばれている。八幡平山頂のレストハウスから徒歩で20~30分。

八幡平アスピーテラインの冬期閉鎖解除は例年4月半ばから。雪の回廊はGW明けまで見ることができる。樹海ラインと合わせると回廊の長さは約27kmにもおよび日本一の長さを誇る。2019年は4/15(月)10時に開通。

アスピーテラインの名物とも言える岩手県側のスノーシェルター。連続する理由はその直後の松尾鉱山を見ると納得できる。

松尾八幡平ビジターセンターからが本格的なワインディングとなる。時折、眼下に雄大な景色を望みながら標高を上げていく。

アスピーテライン沿いに位置する松尾鉱山も今は廃墟となったアパート団地が残るのみ。かつては東洋一の硫黄鉱山だった。

茶臼岳の山腹を縫うように走るアスピーテラインからは岩手県の最高峰である岩手山がよく見える。

八幡平樹海ライン

見返峠で分岐する八幡平樹海ラインもアスピーテラインに負けないほどの良道。岩手山の雄大な姿を眺めながら大自然の緑のなかを快走できる。2019年は4/26(金)10時に開通。

アスピーテラインの最高地点である見返峠(標高1541m)付近の線形も美しい。周囲には針葉樹・アオモリトドマツの樹海が広がる。

アスピーテラインを秋田県側に下り、田沢湖方面に走るとほどなく見えてくる玉川温泉。pH1.2 という日本一の強酸性温泉で湯治客が絶えない。

紅葉の美しさもアスピーテラインの魅力。10月上旬から中旬が見頃だ。紅葉の時期はドライブを楽しむクルマで混雑することもある。

八幡平アスピーテライン(県道23号)

区間距離:約27km 全線無料 ※冬期閉鎖あり
紅葉の時期を除けば交通量は少な目。駐車場や展望所も所どころにあるが車数台分と小さ目のものが多い。ルート上の最高地点である見返峠(標高1541m)では岩手山の絶景を楽しみながら休憩を。レストハウスではお土産の購入や食事も可能だ。真夏でも夕方以降は冷えるので防寒対策を。

展望感★★★★
絶景度★★★★★
路面★★★
酷道感★
爽快感★★★★★
混雑度★
アクセス★★★★★★

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モトツーリング モトツーリング編集部

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