国内のレースシーンで高いシェアを誇るビレットレバーの技術をストリート向けにモディファイ。豊富なカラーバリエーションの魅力的なレバーが誕生した。
(◯)上質なタッチに変化。仕上げも実に美しい
全日本ロードレース選手権、中でもST600クラスで約80%という高いシェアを誇るアクティブのアジャスタブルビレットレバー・RSタイプ。そのノウハウを生かして作られたストリート向けの製品が、このSTFレバーである。
テスト車両として用意したのはヤマハのMT‐25で、STDレバーは左右とも調整機構はなし。ボルトオン設計なので、交換作業自体は10分もかからなかった。これを機にピボット部をグリスアップしておくといいだろう。
レバー形状はSTDよりもわずかに反り気味で、なおかつ断面もかまぼこ型から長方形に近いものへと変化している。実際に握っての印象の違いは決して小さくはないが、これはすぐに慣れるだろう。何より驚いたのはアジャスターの細かさで、これなら3シーズン用と冬用とでグローブの厚さが変わっても、好みの開き角に必ず合わせられるはずだ。
操作性は非常にいい。支点の精度が高いためにレバーのガタつきが少なく、まるで社外の高価なマスターシリンダーに変えたと錯覚するほど。パッドがディスクを挟んでいる様子が手に取るように分かり、操作に自信を持てるようになるのだ。
(△)現状で特に不満なし。対応機種増に期待大
個人的には反りの少ないストレート形状が好みなので、それもあると非常にうれしい。対応機種については、今後どんどん増えるだろう。
(結論)こんな人におすすめ:高価ではあるがこの操作感は試す価値大だ!
立ちゴケ程度でも折ってしまうことの多いブレーキ&クラッチレバー。補修部品として考えると確かに高価だが、機能およびドレスアップパーツとしての効果は絶大で、このノウハウがレースシーンで支持されているのも納得だ。
●写真:山内潤也
※取材協力:アクティブ
※ヤングマシン2019年7月号掲載記事をベースに再構成
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