パイクスピーク・ヒルクライムレースに挑む!!

ドゥカティがストリートファイターV4のプロトタイプを発表!!!

パニガーレV4に続くV4エンジン搭載車として噂されていたストリートファイターV4が、ヒルクライムレースに参戦するプロトタイプとして発表された。6月30日に開催される“ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒル・クライム”でそのマシンを走らせるのは、昨年のレースで優勝しているカーリン・ダン選手だ。

スーパーバイクのカウルレス版、ストリートファイターにV4版が登場する!

ドゥカティが本日(6月13日)発表したリリースによれば、2019年6月30日にアメリカ・コロラド州で開催される世界で最も有名なヒル・クライム・レース、ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒル・クライムにストリートファイターV4のプロトタイプで参戦するという。ライダーは、昨年のレースで優勝しているカーリン・ダン選手だ。

DUCATI STREETFIGHTER V4
【DUCATI STREETFIGHTER V4】一般的なプロトタイプに施されるカモフラージュとは異なり、ドゥカティ・スタイル・センターによってデザインされた“ピクセル化”と呼ばれるカラーリングをまとう。

「雲へ向かうレース」として知られるパイクスピーク・インターナショナルは、ドゥカティのニューモデル開発プロセスの一環として、新型ストリートファイターV4の優れたパフォーマンスを証明するための理想的な条件が揃っていることから、このプロトタイプでの参戦を発表するにふさわしいレースと言える。

パニガーレV4から直接派生したストリートファイターV4は、このモデルの伝統に従ってスーパーバイクのパニガーレからフェアリングを取り除き、高くワイドなハンドルバーを装着。エンジンは1103ccのデスモセディチ・ストラダーレを搭載するが、『その高性能はそのまま維持される』としていることから、パニガーレV4の214psがそのまま発揮される可能性が大きい。となれば、ネイキッドスポーツバイクとしては破格の最高出力を誇ることになる。さらに、ストリートファイターV4専用の空力プロファイルを備えるというから楽しみだ。

DUCATI STREETFIGHTER V4
ラジエターサイドに備えるのはどうみてもウイング。
DUCATI STREETFIGHTER V4
2段重ねのウイングのようだ。昨年のEICMA 2018で発表されたMVアグスタのブルターレ1000セリエオロ(208馬力)に続くネイキッドへのウイング搭載は一大ムーブメントになるか……?
正面から見ると、左右2対=計4枚のウイング形状がよくわかる。
DUCATI STREETFIGHTER V4
エンジンやフレームはパニガーレV4そのものに見える。左右出しのレーシングエキゾーストはかなりカッコイイぞ!
シートカウル形状は、見た目の印象ではパニガーレV4ほぼそのまま。

“ピクセル化”されたカラーリングは、モーターサイクルのラインを隠すのではなく、最終的なデザインを意図的に明らかにすることによってニューモデルへの期待感を高める効果を狙っている。

ドゥカティの最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリ氏は「ストリートファイターV4は、ドゥカティ・ワールド・プレミア2020における主役の1台になるでしょう。またストリートファイターV4はロードライディング用のパニガーレと言えます。そのため、生産を開始する前に、ストリートファイターの類まれなパフォーマンスを示すための舞台として、ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒル・クライムは最適な場所だといえるでしょう」と述べている。

ストリートファイターV4は2019年のEICMAで一般公開の予定とされる。

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