昨今、SNSの普及により、多くの絶景写真が話題となっている。写真は真実。しかしそのスポットは、本当に感激の場所だろうか? 是非を問うべく、歴戦のモトツーリング誌ベテランスタッフ達が実際に探索。絶景の真実にメスを入れる、その第2弾は新潟県十日町市の清津峡だ。今回も引き続きモトツーリング編集長のカン吉がお送りします!
TEXT & PHOTO:Hidetoshi KANDA
流行りの絶景、写真で見ると…… 新潟県十日町市 清津峡(きよつきょう)
さすが日本三大渓谷、幻想感はハンパ無いっ!
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絶景を振り返ると…!?
以前は行けた場所が落石事故の影響で……残念っ!
清津峡は“日本三大峡谷”とも言われる、国内屈指の峡谷。にもかかわらず、web上には酷評も散見される。一体……? さっそく現地へ行ってみた。ブルーに澄んだ渓流は涼しさ抜群!これは期待できるか!?と思いきや…トンネル?そう、清津峡は過去の落石事故にて遊歩道を閉鎖。絶景ポイントまで750mものトンネルでアクセスするのだ。つまり、風光明媚な峡谷や豪快な柱状節理の岩肌を、地下より心眼にて堪能する仕様となっている。とは言え、途中には3カ所の展望口が設けられており、豪快な峡谷をチラ見する事は可能。終点のハイライトスポットには巨大な水鏡を設置、映える写真を簡単に撮る事もできる。…。まぁ、全ては安全の為。中々斬新な峡谷だが、意外と面白かったぞ(笑)。
ひと味差のつく写真のコツ
水鏡は低い位置から撮ろう
水面に映る風景は、低い位置からより広く撮る方がダイナミックに撮れる。トンネルの円の空間がフレームの中心になるように撮ればOK!
紅葉時は中々見応えアリ
こちらは紅葉でも有数のスポット。奇岩と真っ赤な赤の入り乱れる様相も、素晴らしく綺麗だ。紅葉時の休日は渋滞も起こる程の人気だ。
やはり晴天時が一番!
トンネル内からの観光なので天候による不具合は無いが、やはり晴天時の方が綺麗に映る。明暗の差が激しいほうが、より鮮やかな写真が撮れるぞ。
検証:三大峡谷ながら、酷評も散見される清津峡。その由縁は一体どこにあるのだろう?
“新”絶景スポットへ出発! 関越道塩沢石打ICより約30分で……日本三大峡谷、清津峡に到着!
実は銘湯もあるのだ。
え? トンネル?
ベンチやトイレまで完備♥
トイレ外装は何とマジックミラー!
しかし、長い。
う~ん…。確かに絶景には違いないが……。
モトツーリングとは ヤングマシンと同じ内外出版社が刊行する、バイクツーリング専門誌。オシャレでキレイな旅よりも、現地に赴いてのガチンコ取材による深堀り記事制作を得意とする。偶数月1日発売。
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