第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

みんなと楽しく学んで、ムリなく安全にサーキットデビュー

ダンロップの“サーキットスクール”をバイク女子が満喫取材!

  • 2019/5/31

「サーキットデビューしてみたいけど、一般的な走行会でも自分には敷居が高そう……」なんて、後輪ならぬ二の足を踏んでいるライダーは意外と多いかも!? あるいは、「一度参加してみたけど、あまり楽しめなかった……」なんて人もいるようだ。そこでダンロップが新展開するのが、Circuit station 1st STEP(サーキットステーション・ファーストステップ)なのだ!

TEXT:Tohru TAMIYA PHOTO:Naoyuki SHIBATA

初中級者を参加対象とした、サーキットデビューの第一歩

タイヤメーカーのダンロップは、ライダーがよりバイクライフを楽しめる環境づくりにも積極的。スポーツライディングに興味を持っている人たちに対しては、ダンロップ・サーキットステーションというサーキット走行会を開催してきた。

2019年は全国各地のサーキットで7回実施されるこのサーキットステーションでは、朝イチのミーティング時にフラッグの意味や安全なサーキット走行についての十分なレクチャーがあり、ビギナーが参加できるようなクラス分けも施されている。しかしそれでも、「やっぱり自分には敷居が高い……」とか「参加してみたけどコワくて思うように走れなかった」なんてライダーも少なくないようだ。そこでダンロップが2019年から新たな試みとして開催するのが、楽しく安全にサーキットデビューとスキルアップすることを目的とした、サーキットステーション・ファーストステップだ。

定員は40~48名の設定(会場ごとに異なる)。初開催となった岡山国際サーキットは満員御礼状態!

ダンロップ・サーキットステーション・ファーストステップは、定員40~48名の参加者をビギナークラス(サーキット初心者)と中級クラス(サーキット経験者も含む)に分け、さらに各クラスの中でもバイクの性能やライダーの技量による速度差を十分に考慮した走行スタート順を導入することで、速いライダーが前の人に詰まって思うように走れないというストレスや、ゆっくり走りたいライダーが速い人に気を遣って萎縮してしまうような状況が発生しないよう配慮されている。また、数に限りはあるがRSタイチ製のレザースーツを4000円(税抜き)でレンタルできるサービスも実施。これまでサーキット走行とまったく縁がなかったライダーでも、参加しやすい条件が揃っているのだ。

2019年5月18日に岡山国際サーキットで開催された第1回では、午後のレーシングコース走行時に、追い越しに関するふたつのルールが設定され、これもストレスと恐怖感の低減につながっていた。まずひとつは、グループ単位での追い越し。速いグループが、ゆっくり走るグループをストレートで安全に追い越すことで、速いライダーはストレスなく走行できていた。さらに、先導走行だけどグループ内で先導車以外の追い抜きを可能としているのもポイント。前を走るライダーが隊列から離されていると感じたときは、3周目からなら抜いてOK。ただし、一度追い越されたライダーが抜き返すことはNGだ。こうすることで、レースのようなバトルを禁止しながら、前のライダーが遅くてイライラしたり、逆に後ろから迫られて焦ったりすることがない環境がつくられている。

北川圭一校長を筆頭に、めっちゃ優しい豪華インストラクター陣!

ダンロップ・サーキットステーション・ファーストステップでは、最大48名の参加者に対して4名のインストラクターが導入されている。このサーキットスクールで校長を務めるのは、かつて全日本ロードレース選手権最高峰クラスのトップライダーとして活躍して、日本人初の世界耐久選手権チャンピオンにも輝いた北川圭一さん。第1回では、テイスト・オブ・ツクバでの大活躍でも知られる新庄雅浩選手、インストラクター経験も豊富な奥田貴哉選手、元レーサーで現在は大阪国際大学人間健康学科に勤務する山口直範教授と、超豪華メンバーがインストラクターを担当!

第1回でインストラクターを務めたのは、写真左から校長の北川圭一さん、奥田貴哉選手、新庄雅浩選手、山口直範教授。人選について北川さんは、「ファーストステップは、走行会ではなくてスクールなので、先導車が運転できるライダーではなく、一般ライダーにライディングのことを分かりやすく教えられる能力がある人にお願いしています」とのこと。

午前中はライディングレッスン、午後はサーキット走行!

このサーキットスクールは、実施会場ごとに内容が多少異なるが、基本的には朝から夕方までのワンデー開催となり、午前中にライディングレッスン、午後に先導車付きのサーキット走行という内容となっている。第1回の場合、ライディングレッスンはミニコースが会場に使われ、スラロームや加速&ブレーキング、ハングオフなどを練習。各クラス3回ずつ計90分ほどの実走行時間が設けられ、走行前には毎回、ライディングに関するレクチャーの時間が設けられた。

開校式と準備運動の後にまず実施されたのは、サーキット走行でカッコよく見えて、なおかつ安全に楽しめる、正しいハングオフに関するレクチャー。「カッコいいライダーに見える」の言葉に反応して、みんな解説を聞くのに真剣なのだ!

午前中は、ミニコースのストレートにパイロンを立てることでジムカーナ的な要素も取り入れた特設コースで、ロースピードでバイクの操作を練習。

そしていよいよ午後は、全日本ロードレース選手権も開催される本格的なレーシングコースを走行。30分枠を2回と、初中級者にはちょうどよいボリュームで、レーシングコース走行前には昼食時間を含めて2時間近く、レーシングコース走行の1回目と2回目の間には1時間半ほどのインターバルが設けられているため、体力回復も図りやすい。このインターバルには、再びレクチャーや座学が実施され、コースインやピットインの方法、コースサイドで振られる旗の意味、万が一トラブルが発生した場合の対処法や、スムーズに走れるライン取りなどが、初心者でも理解しやすいよう親切ていねいに解説された。午前中は2クラス4グループだったが、サーキット走行ではさらに、「みんなよりもさらにゆっくり走りたい」という人たちを集めたグループを設定。これにより、スピードに自信がないライダーでも安心してエンジョイできるようになっていたぞ!

コースサイドのポストで提示または振られるフラッグの意味も、一般的なサーキット走行会よりも詳しくていねいに説明。意味だけでなく、その旗が示されたときに取るべき行動と、やってはいけないことについても教えてくれる。

30分×2本のレーシングコース走行は先導車付きだが、スピード差による細かいレベル分けが導入されているため、北川さんが先導するトップグループは、初中級者向きとはいえけっこう速い。だから、高性能ビッグバイクに乗っているとか、それなりにトバせるというようなライダーでも、飽きることがないのだ!

レーシングコース走行の1回目と2回目の間には、再び座学の時間がある。サーキット走行の注意点などを走行前に復習できることに加えて、1回目の走行でインストラクターたちが気づいたことを、次の走行に対するアドバイスとして伝えてくれるので、2回目の走行がよりスムーズになる!

アクティブバイク女子の常深史織ちゃんも、サーキットステーション・ファーストステップに大満足!

朝イチは、初めてのコースで久しぶりのサーキット走行ということで、超ガチガチだったのですが、インターバルに講師陣からアドバイスをもらい、徐々に走りが良くなっていくのが自分でも実感できました。たったひと言で走りを修正してくれる講師の方々を大尊敬。そして、そういったアドバイスをもらいやすい余裕のあるタイムスケジュールがうれしかった!

午前中にミニコースでライディング技術を学べたことや、低い速度域で最初に練習できたことで、レーシングコースでの走行は最初から伸び伸び走れました。これがもしも、いきなりレーシングコースでの走行だったら、朝イチのような緊張状態で走りはじめて、「コワなあ……」とか「どうすればいいんだろう……」なんて思っているうちに終わっちゃったと思います。

インストラクターの方々は、参加者の走りをよく見てくれていて、走行のインターバルにいろいろ質問すれば教えてくれるし、そうでなくても彼らが気づいたことはアドバイスしにきてくれます。私が取材で訪ねたから特別だったというわけではなくて、インターバルにはインストラクターを囲んだ参加者の輪があちこちにできていて、一般的なサーキット走行会とはだいぶ違う雰囲気。サーキット走行に関する小さな疑問を、その場ですぐに解決できるから、不安がまったくありません。あ、あとインストラクターの方々が、ゆっくり走りたい人や女性にとても優しいのもポイントです。

このファーストステップだけでもレベル分けがしっかりできているし、ここで経験を積めばサーキットステーションがあるし、ダンロップのサーキット走行会はとても充実していると思いました!

常深史織

TESTER:常深史織(つねみ・しおり) モデルやレースクイーン、インスタグラマーなどのマルチな活躍を続け、最近起業も果たした超アクティブなバイク女子。普段の愛車はカワサキ・ニンジャ250だが、大型二輪免許も所有している。インスタグラムはsioripopn

今後の開催スケジュール

■第3回 6月8日(土) 受付開始4月24日

ツインリンクもてぎ[国際レーシングコース]
栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
[北コース70分][国際レーシングコース30分×1本][走行毎にレクチャー+座学]

■第4回 7月20日(土) 受付開始5月30日

美浜サーキット
愛知県知多郡美浜町野間字馬池16
[レッスン25分×3本」[先導走行20分×3本][走行毎にレクチャー+座学]

詳細(各会場の詳細はWEBサイトでご確認ください)

受付時間
7:50~8:20(会場により異なります)

開催時間
8:20~16:30(昼休み1時間を含む/会場により異なります)

参加定員
40~48名様/2クラス分け(会場により異なります)

参加料金
15,120円~24,840円(税込)[フリードリンク、昼食、みそ汁、保険料込み]
同伴者 1,512円~2,530円(税込)[フリードリンク・昼食・味噌汁]
小学生以下無料(昼食なしの場合)
※開催場所、装着タイヤによって料金が違います。

参加条件
[参加車両] 248cc以上のミッション車 (スクーター、アメリカン、市販レーサー不可)
 ※参加者は参加車両に該当する排気量の免許証が必要です。レンタル車両はありません。
[必要装備] フルフェイスヘルメット、革ツナギ、グローブ、ブーツ
 ※コースによって必要装備は異なります。詳細はWEBサイトにて。

申込締切
開催約2か月前から、開催1週間前まで

申し込みは北川圭一オフィシャルサイトにて

www.k1-kitagawa.com/

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