マシン・オブ・ザ・イヤー2018
207psでシフトカム採用など、概要が流出

【スクープ】2019新型S1000RRのリークは本物?

2019年はNinjaZX-10Rシリーズがエンジンを改良してSBK王者の地位を盤石のものとする構え。そこに対抗するのが、ドゥカティのパニガーレV4Rと目されており、11月のミラノショーで発表される可能性が高い。昨日、新型S1000RRのリアルな書類がリークされたが気になる部分もあり、本物の情報と言い切ることできない。

資料には152kW=206.72ps、ShiftCamと明記

フィンガーフォロワーロッカーアームを採用して204psを叩き出してきた2019年型ZX-10RRが、4気筒リッターSSモデル最強スペックを達成したのもつかの間、11月のミラノショーではいよいよ1000㏄規格に排気量を合わせてくるパニガーレV4Rや新型S1000RRのパワーが注目されている。そんな中、2019新型S1000RRのものと思しき書類がネットに流出した。これが本物と見るには怪しい点も多いが、リアリティもあるので紹介しておきたい。

書類にはトリコロールカラーのマシンの写真とテクニカルデータ、装備、アクセサリーの概要が記載されている。注目すべきは最高出力の数値と「ShiftCam(シフトカム)」採用のアナウンス。まず、出力は152kW(207hp)/13500rpmと、150kW(204ps)/13500rpmのZX-10RRを2kW(2.72ps)上回った。さらに、テクニカルデータにはシフトカムという文字が明記されており、2019年型R1250シリーズに採用された可変バルブタイミング&リフト機構がS1000RRにも投入されているとしている。低中回転域で力を発揮するバルブタイミングと高回転域のタイミング&リフトを両立し、全回転域で優れたパワーデリバリーを実現するシステムがリッターSSに採用されるのであれば初のケース(GSX-R1000/RのVVTは可変バルブタイミングのみでリフト量は変化しない)と言えるが果たして……。

【BMW S1000RR 2019年型と思しき資料】テクニカルデータの2行目にはBMW ShiftCam(シフトカム)と記載されている。M Package(Mパッケージ)はアクセサリーのMパーツを装備したモデルだろうか。BMWではバイクの場合、ハイグレードのスポーツには「HP」ブランドを使うのが通例で、Mを名乗るのは珍しくもあり、書類の真偽が疑われる部分でもある。

左面の写真や赤のカラバリも流出した。トリコロールカラーは左右でフロントフォークの色が異なるのが不自然と言える。また、赤とトリコロールでホイールが異なるが、トリコだけスペシャルホイールなのだろうか? 製品写真にタンデムステップが装着されていないのもBMWではあまりないケースだ(ドゥカティではよく見られる)。

Mパッケージなる仕様は最軽量の193.5kg

車重は、STDで197kgはCBR1000RR SPの195kgの2kg増し。それでも200kgを切る車重は戦闘力が高いと言えるが、驚くべきはM Packege(Mパッケージ)では193.5kgと記載されていること。Mパッケージの詳細は分からないが、カワサキで言えばZX-10RR、ホンダではCBR1000RR SP2といったレース参戦のホモロゲ仕様だとすると最軽量なのはホンダCBR1000RR SP2の194kgで、これを500g下回っている。この書類が本物であれば、新型S1000RRは、最強パワー&最軽量というスペックを実現している可能性もある。真偽のほどは、まもなく明らかになる。

流出書類のスペックを新旧&ライバルと比較してみた。シフトカムを採用しているのであれば、新旧比較で最大トルクが変わらないのと発生回転が500rpm上昇しているのは効果としてインパクト不足ではある。ただし、トルク値を損ねずパワーを伸ばしたと言えなくもない。

10月26日に公開された新型S1000RRのティザー動画。初めて「RR」のロゴが提示され、明確にS1000RRであることがアピールされた。動画のタイトルにあるようにComing soon.=近日登場(11月6日)だ。

「【スクープ】BMW 2019新型S1000RRは左右対称顔で確定に」記事はこちらへ。
「【スクープ】2019新型S1000RRは逆回転クランクにシフトカム採用?!」記事はこちらへ。
「’19新型S1000RRも搭載?! R1250GSの可変バルブタイミング・リフト機構とは?」記事はこちらへ。

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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