3輪の注目度が高まる

ピアジオMP3がモデルチェンジ。PVでスポーツ性を猛アピール

2018年7月10日、ピアッジオが欧州で新型MP3を発表した。ヤマハのトリシティやナイケンよりも以前からフロント2輪の3輪を発売している本家が今回打ち出したPV=プロモーションビデオにはモトGPライダーが登場。ムジェロサーキットでバトルを繰り広げ、「3輪も同じように楽しい」とスポーツ性を猛アピールしているのだ。

都会派イメージのMP3がいきなりヒザすり走行

トップ写真でヒザすりを披露するアレイシ・エスパロガロ選手(中央)はピアッジオグループのアプリリアレーシングチームに所属するモトGPライダー。チームメイトのスコット・レディング選手と新型MP3のプロモーションムービーでそれぞれMP3 500 HPE SportとMP3 350に乗ってフルバンクのスポーツ走行を披露した。映像では抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げ、最後は350に乗ったスコット・レディング選手が抜き去って手を振るという展開。一方、ピットに戻ったアレイシ・エスパロガロ選手は用意されていたモトGPマシンのRS-GPに乗り換えると思いきやそのままMP3でまたコースに復帰。とこどころにフロント2輪のアップを見せるカットが差し込まれ、そのスポーツ性を存分にアピールする仕上がりとなっている。

スコット・レディング選手とMP3 300のヒザ&手すり走行。フロント2輪の安定感でフルバンク時のコントロールのしやすさをアピールしているのだろう。

【PIAGGIO MP3 350/MP3 500 HPE Sport/MP3 500 HPE Business 2019年型欧州仕様】各車エンジンやスクリーンなどが改良されたMP3シリーズ。成川商会時代に様々なバリエーションが国内でも発売されていたが、現在はピアッジオグループジャパンの取り扱いとなっており、MP3 Yourban 300のみラインナップしている。これらの日本での発売は未定だ。

ヤマハLMWへの対抗か?!

本誌でも2018年6月号(4月24日発売)でスクープしたが、ヤマハが3輪のLMW=リーニングマルチホイールの中型クラスを開発しているだろうこと、また大型LMWのナイケンの試乗会が欧州で実施され高評価を得ていることから、ピアッジオは今回のモデルチェンジでMP3のスポーツ性の高さにも焦点を当ててアピールしたと思われる。フロント2輪のメカニズムはともにパラレログラムリンクを使用しており、今後、ヤマハとピアッジオが3輪市場で激突する可能性が高い。

左がMP3で右がヤマハのLMW(トリシティ125)。ともにパラレログラムリンクを使用しホイールの内側にサスを配置するところも同じ。サスはMP3がボトムリンク、ヤマハはテレスコピックと異なる。

こちらはヤマハのNIKEN=ナイケン。これもLMWの1機種だが、実用性を狙ったトリシティに対しスポーツ性を高めるためにサスをホイールの外側に配置してより深いバンク角を確保している。ナイケンは、MP3の40度に対し45度のバンク角を許容している。

ニュース提供:ピアッジオ(欧州)
「次の3輪はトリシティ250になる?!」記事はこちら
「NIKEN=ナイケンの試乗インプレッション」記事はこちら
「NIKEN=ナイケンはアッカーマンステアで旋回」記事はこちら

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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