スペシャルサスのSPはお買い得!?

2018新型MT-09SPは111万2400円で3/20発売

2018年2月27日、MT-09SPが国内で正式発表。2017年モデルで外装を中心としたフルモデルチェンジを実施したMT-09に初めての登場したSP仕様は、MT-10SPと同じシルバーのカラーリングを身に纏い、リヤのオーリンズや専用のKYB製フロントフォークなど特別装備が光る。

STDとの差額はわずか10万8000円

2017年ミラノショーで発表されたMT-09SPは、前後サスやメーター、シート、塗装が特別な上級仕様。欧州での試乗会ではメカの詳細が発表され、フロントフォークが3wayダンピングアジャスターとなり、リヤのオーリンズにも専用セッティングが施されていることも判明した。今回国内では2018年型STDも同時に発表されたが、価格は100万4400円で据え置き。そしてSPは111万2400円と発表され、その差はわずか10万8000円。装備の違いを考えればかなりのバーゲンプライスと言えるだろう。発売は3月20日となっている。

専用の黒いハンドルバー&レバーや反転液晶メーター、ダブルステッチのシート、MT-10SPと同色のタンク、各部に配置された車名ロゴなど、機能面以外も特別感満載のMT-09SP。

前後サスもMT-09SP専用品

MT-09の弱点と言えたFサス。2014年に登場した初代は右側にしか減衰力調整のピストンが装備されていなかったが、2017年モデルで右に伸び側、左に圧側ピストンを独立して備えるようになった。それがMT-09SPでは、フロントに3wayダンピングアジャスター装備と、一気に2歩前進した形となった。ブレーキングで大きな差が出そうだ。
MT-09SPに合わせたスプリングやダンパー設定としたオーリンズ製リヤショックを装着。スプリングプリロードアジャスターや伸圧減衰力は工具なしで調整可能となっている。路面追従性や運動性向上のためスプリングレートはSTDよりも若干下げられている。

MT-09SP発表時の記事はこちら
MT-09SP欧州試乗会時の記事はこちら

MT-09SPヤマハ発表リリース

「MT-09 SP ABS」は、スタンダードモデルをベースに高い次元の走りと、クラスを超えた質感を実現しました。主な特徴は、1)スーパースポーツモデル並みの減衰力を発生するスペシャル仕様のKYB 製フロントサスペンションの装備、2)フロントとリアのバランスを取りながら、バネレート/減衰力を最適化したOHLINS 製フルアジャスタブルリアサスペンションの装備、3)質感を感じるダブルステッチ入りシートの採用、4)引き締まった印象を与えるブラックバックのデジタルメーターの採用、5)塗り分け塗装などにより、上位モデル「MT-10 SP ABS」とリレーションすることで上級仕様としての存在感を強調したカラーリングの採用などです。

【YAMAHA MT-09SP ABS 2018年型国内仕様 価格:111万2400円 発売日:3月20日】カラーリングはブラックメタリックX(ブラック)のみ。

2018MT-09ヤマハ発表リリース

「MT-09 ABS」は、ニューカラー2色を含む3色設定で、それぞれのカラーリングコンセプトをより強調したカラー&グラフィックとしました。「ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)」は、ブラックエリアを拡大することにより、シリアスな印象を強調しました。「マットグレーメタリック3(マットグレー)」は、グラフィックのイエローのアクセントカラーを拡大することにより、軽快な印象を強調しました。「マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)」は継続販売します。

【YAMAHA MT-09ABS 2018年型国内仕様 価格:100万4400円 発売日:3月20日】カラバリは上からマットグレーメタリック3(マットグレー)、ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)、マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)の3色。価格は据え置きで黒は継続色。グレーはタンクデカールが黒→黄に、青はダクト上に車名ロゴが配置された。

主要諸元(リリースより)

*1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態
などの諸条件により異なります。
*2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
*3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計
算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。