欧州で試乗会が開催

2018新型MT-09SPの価格と国内発売時期

2017年11月のミラノショーで発表されたMT-09SPの試乗会がポルトガルで開催され、より詳細なマシンの情報が公開された。さらに、国内での発売時期も判明したので欧州の価格を元に国内での価格も予想した。

Fフォークは3wayダンピングアジャスターに

Rショックにオーリンズが奢られたSPがMT-09に追加されたのは周知の通りだが、SPはFフォークもグレードアップしている。MT-09とMT-09SPにはKYB製のFフォークが装備されており、STDは右側で伸び側、左側で圧側の減衰力調整を分けて行うようになっている。一方、SPは両側で伸び側と圧側の減衰力調整ができるようになり、Fサスの設定をより細かくセッティングできるようになった。さらにSPのFフォークの圧側減衰力調整は高速と低速の2wayアジャスターを装備していることが判明。つまり、伸び側と合わせて3wayダンピングアジャスターのFフォークとなったことでより自在なサスセッティングが可能となったのだ。

MT-09の弱点と言えたFサス。2014年に登場した初代は右側にしか減衰力調整のピストンが装備されていなかったが、2017年モデルで右に伸び側、左に圧側ピストンを独立して備えるようにして克服。それがMT-09SPでは、左右それぞれに3wayダンピングアジャスター装備と、一気に2、3歩前進した形となった。これはブレーキングで大きな差が出そうだ。また、フォークトップの刻印も特別感を演出。

Rショックのオーリンズは専用設計

MT-09SP用のオーリンズ製Rショックは、簡単にアクセス可能なリモートアジャスターでスプリングのプリロード調整ができるようになっている。またSPのオーナーは、純正アクセサリーとはレートが異なるオプションのオーリンズ製リヤスプリングを使用してRサスを調整することもできるため、セッティングの幅が広がった。

MT-09SPに合わせたスプリングやダンパー設定としたオーリンズ製リヤショックを装着。スプリングプリロードアジャスターや伸圧減衰力は工具なしで調整可能となっている。路面追従性や運動性向上のためスプリングレートはSTDよりも若干下げられている。

日本国内発売は3月下旬、価格は113.5万円?!

ヤングマシン2月号(12月22日発売)で4月下旬と予想した国内での発売時期は、最新情報によると3月下旬と判明した。国内仕様の価格はまだ未定だが、欧州では1万199ユーロ(約137万円)と発表されており、MT-09STD=8999ユーロの113%。この比率を国内にあてはめると約113万5000円となる。MT-09SP国内仕様の正式発表は2月下旬と予想されており、その時に明らかになるはずだ。

MT-09国内仕様の価格は100万4400円。XSR900の国内仕様は104万2200円。欧州価格での比率計算が当てはまるとは限らないが、MT-09SPが120万円以下となるのは本誌2月号での調査による予測。そしてMT-09に対するXSR900の価格アップ率が国内では欧州ほどではないことを考慮すると113万5000円より安いかも知れない。

【YAMAHA MT-09SP 2018年型欧州仕様 国内予想価格:113万5000円前後 国内予想発売時期:3月下旬】カラバリはシルバーブルーカーボンのみ。インプレッションはヤングマシン2018年4月号(2月24日発売)に掲載予定だ。

ニュース提供:「SOLO MOTO」(スペイン)
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いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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