新型ハーレー2020年モデル 【FLHR】ROADKING &【FLTRXS】ROAD GLIDE SPECIAL

ツーリングファミリーの基本モデルとトレンドのバガースタイル #ウィズ・ハーレー

FLHR & FLTRXS

ハーレーのフラッグシップであるツーリングファミリーのベーシックモデル「ロードキング」と、カスタムトレンドのバガースタイルをまとったロードグライドスペシャル。対象的なスタイルを持つ2台の2020年モデルを詳解。

伝統のフォルムを現代に受け継ぐキング・オブ・ハイウェイ

FLHR ROADKING
FLHR
ROADKING ロードキング
ビビッドブラック 2,987,600円 モノトーン 3,036,000円
ツートン 3,078,900円 カスタムカラー 3,165,800円

「キング・オブ・ハイウェイ」と呼ばれた1960年代のFLHから、大きく変わることなく受け継がれてきた伝統のフォルムが、まさにコレだ!

搭載する空冷Vツインエンジンが、パンヘッドからショベルとなり、エボリューション、ツインカムを経てミルウォーキーエイト107(1746cc)となった現在でも、大柄なウインドシールドとヘッドライトナセルの組み合わせ、質実剛健なエンジンガード、長旅に耐えるタフなダブルシート、荷物を収納するサドルケースというスタイルは何ら変わらない。美しい光沢を放つクロームを散りばめ、高級感と王者の貫禄は相変わらず。

FLHR詳細
SPECIFICATIONS
●全長2,450mm ●ホイールベース1,625mm ●シート高 705mm ●最低地上高 135mm ●レイク26 度 ●トレール 170mm ●フューエルタンク容量 22.7L ●オイルタンク容量 4.9L ●車両重 量 375kg ●リーンアングル右左 32 度●エンジン =Milwaukee-Eight107 ●ボア 100×ストローク 111mm ●排気量 1,746cc ●圧縮比 10.0:1 ●電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI) ●最大トルク 150Nm/3,250rpm ●トランスミッション 6段●フロントタイヤ 130/70B18 ●リアタイヤ 180/55B18

2020年モデルではフロント17/リア16インチだった足まわりを、前後18インチに大径化し、迫力がいっそう増しているのも見逃せない。いつまでも変わらないでいて欲しい……、その声に応え続けるレジェンダリーなモデルだ。

FLHR詳細

重厚なイメージのツーリングファミリーをカスタムトレンドをリードするバガースタイルへ

FLTRXS ROAD GLIDE SPECIAL
FLTRXS
ROAD GLIDE SPECIAL ロードグライドスペシャル
ビビッドブラック ¥3,375,900 モノトーン ¥3,424,300 カスタムカラー ¥3,554,100

リミテッドが登場したロードグライドシリーズ。そのバガーカスタム仕様〝スペシャル〞は、Vツインエンジンをはじめ、2‐1‐2デュアルエキゾーストWITHテーパードマフラーやフロント/リア19インチのプロディジイ・アルミ鋳造キャストホイール、フロントフォーク、ハンドルバー、コンソールパネルに至るまでをブラックアウト仕上げにし、カスタムトレンドを反映したアグレシッブなスタイルとなっている。

舌を巻くのは、左右のマフラーに覆い被さるようにしてストレッチされたハードサドルケースだ。低く身構えるロー&ロングの美しいシルエットがより際立ち、ケースボトムからテールエンドにかける巧妙なカーブが見る者を魅了してやまない。たくましくワイルドな一方で、艶めかしくゴージャス。そんな二面性を持ち合わせているからこそ、ロードグライドスペシャルは幅広い層から支持されている。年齢層の高いツーリングファミリーユーザーだが、若年層も評価し指名買いする。

FLTRXS詳細
SPECIFICATIONS
●全長2,430mm ●ホイールベース1,625mm ●シート高 695mm ●最低地上高 130mm ●レイク 26 度●トレール 173mm ●フューエルタンク 容量 22.7L ●オイルタンク容量 4.9L ●車両重量 387kg ●リーンアングル右 32 度 / 左 31 度 ●エンジン=Milwaukee-Eight114 ●ボア 102×ストローク 114mm ●排気量 1,868cc ●圧縮比 10.5:1 ●電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI) ●最大トルク 163Nm/3,000rpm ●トランスミッション 6段●フロントタイヤ 130/60B19 ●リアタイヤ 180/55B18

もちろん走りも一級品で、ミルウォーキーエイト114エンジン(1868cc)は最大トルク163Nmを発揮。ゆとりある走りを全域で見せ、高速巡航ではオートクルーズコントロールが走りをアシストしてくれる。

また、剛性の高いタフなシャシーにセットされるインナーチューブ径49mmのショーワ製デュアルベンディングバルブフォークは、安定した減衰力特性で路面のうねりなどによる車体のふわつきを抑制。快適な乗り心地だけでなく、トラクション性能が向上し、制動力や旋回性、操縦応答性も上げている。スポーティさも兼ね備えるホットロッドバガーだ。

FLTRXS詳細

【映像】2020ツーリングファミリー劇的進化! REFLEXディフェンシブライダーシステム「RDRS」搭載

このバイクに関連する記事/リンク

関連記事
2019/11/22

ロードグライドといえば、LEDヘッドライトをデュアル装備するシャークノーズフェアリングが最大の特徴。いちど見たら忘れられない、見る者に強烈なインパクトを与える独創的なフロントマスクで根強いファンが多い[…]

ロードグライドリミテッド
関連記事
2019/11/12

水冷式三層ブラシレスモーターの出力を、ギヤボックスが90度変換させるときに発生する音を積極的に使ったサウンドチューニングが施され、ライダーに高揚感を与えている。この興奮、新感覚だ。 バイクの世界でもE[…]

LiveWire走行
関連記事
2019/10/29

「ローライダーS」が帰ってきた! 2016年にセンセーショナルなデビューを果たし、惜しまれつつも2年足らずで姿を消してしまったあのSシリーズだ。新しくなったFXLRSは一体どんなモデルに仕上がっている[…]

FXLRS LOWRIDER S