![[ライテク指南] シフトアップの掻き上げ操作、ビギナーに裏ワザ伝授〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/attachmentfile-file-22464.webp)
●文:ライドハイ編集部(根本健) ●写真:藤原らんか ライドハイ編集部
土踏まずを支点につま先で上に引き上げるのはNG
バイクにまだ慣れていない、もしくはキャリアはあっても乗る機会が少ないライダーは、ギヤのシフトアップのコツが掴めず、左足の親指つけ根が痛くなったり皮が剥けてしまったりすることが少なくない。
最大の原因は、足のつま先で“掻き上げる”操作など、日常にはない動作だからだ。そして当然のように、ステップに載せた土踏まずを支点に、つま先でシフトレバーを引き上げる操作をする。
しかし不慣れだと、足の甲を真っ直ぐにしようとチカラを入れて、親指つけ根を持ち上げることになり、1回のシフトアップの負担が小さくない。親指のつけ根が痛くなったり、どうかすると上に送りきれずシフトミスに陥ったりしがちだ。
シフトアップはできているかもしれないが、これでは憂鬱になってしまい、ライディングが楽しくない。
土踏まずの後ろを支点に踵を下へ踏み込んで回転させ、足首全体でシフトレバーを上側手前に持ち上げる!
毎回それほどチカラを込めずにシフトするには、まず土踏まずを支点に意識せず、支点をステップ後ろ目にして、踵(かかと)を下へ回転するような動きをしてみよう。次にその動きにつま先側を上方向の手前側へ回転させるように引き上げる。
これを足首全体が小さく回転するような動きにして操作すると、毎回のようにチカラを込めて操作する必要がなくなる。足の甲にも軽く上に引き揚げる意識が加わると、さらにチカラ要らずにできるはず。
くるぶしを内側へ押し付ける裏ワザ!
さらにこれを確実にするのが、足首の内側にある踝(くるぶし)を車体側へ押し付ける動作。ステップホルダーに当てるか、何かに触れているだけで動きの支点的なサポートができる位置関係になるので、さらに小さくクイックな操作が確実にやりやすくなる……
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ライドハイの最新記事
4気筒CBR250との棲み分けでさらに長期モデル化の一途へ! ホンダが1982年5月にリリースしたVT250Fは、パワフルな2スト勢に対抗できる唯一の存在として瞬く間に10万台を突破するベストセラーと[…]
ホンダにとって英国はスポーツバイクの奥深さを学んだ特別なカルチャーのの土地柄! 1985年、ホンダはGB400/500と名づけられたビッグシングル(単気筒)スポーツをリリース。 その風貌はトラディショ[…]
得意の125ccクラスで意地を見せた走りのパフォーマンス! スズキは’60年代、ホンダに続きヤマハが挑戦を開始した世界GPチャレンジに追随、50ccと125ccの小排気量クラスを主軸に世界タイトルを獲[…]
レーサーポジションでもツーリングするカルチャーを育んだGSX-R1100! 1985年、サーキット最速を目指した新世代の油冷エンジンに超軽量なアルミ製ダブルクレードルのスーパースポーツ・GSX-R75[…]
ライバルを突き放す90°Vツインと高剛性に低重心の新次元を構築! ヤマハRZ250の切り開いた2スト復活劇から、レーシングマシンのレプリカブームへとエスカレートさせたのは、1983年のスズキRG250[…]
人気記事ランキング(全体)
2026年2月発売! 注目のカワサキ製新型ネイキッド3モデルに早速触れてみる 10月30日から11月9日までの期間に開催されたジャパンモビリティショーで初披露となったカワサキの人気モデルZ900RSの[…]
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
CFD解析で最適化された圧倒的な「抜け」の良さ KAMUI-5の最大の特徴は、CFD(数値流体解析)を用いて配置と形状が再設計されたベンチレーションシステムにある。走行風を効率よく取り込み、ヘルメット[…]
折りたたみ機構と視界性能を両立した実用設計 本商品は、ミラーマウントに装着する汎用タイプで、8mmと10mmに対応する左右セットモデルである。最大の特徴は、ミラーを内側に折りたためる構造で、保管時やバ[…]
得意の125ccクラスで意地を見せた走りのパフォーマンス! スズキは’60年代、ホンダに続きヤマハが挑戦を開始した世界GPチャレンジに追随、50ccと125ccの小排気量クラスを主軸に世界タイトルを獲[…]
最新の投稿記事(全体)
手軽さを極めた、ポケットに入れて留めるだけの新発想ホルスターバッグ ハーフデイツーリングホルスターはポケットに差し込むだけで装着完了。ベルト調整やストラップ固定といった面倒な作業は不要で、所要時間はわ[…]
1. 【背景】50ccガソリン原付は排ガス規制をクリアできず 50ccガソリン原付はなぜ生産終了となるのか。それは地球環境保護という理念のなか世界的に年々厳しくなる排ガス規制値をクリアできないとわかっ[…]
バイク整備は、だいたい汚れとの戦いから始まる バイク整備をしていて、より深く分解していくと避けて通れないのがグリスやオイルの汚れです。今回の場合は古いモンキーのフロントフォーク。オイルは入っていない代[…]
欲しいバイクは早い者勝ち! 全店500台の特選車大放出! お年玉や福袋や初売りといえば、年齢にかかわらず誰もがワクワクする年始の風物詩だ。そしてライダーにとって胸躍るのが「バイク王の初売り」である。 […]
排気量に見合った絶妙なシャーシがオフロードで効く!! オフロードバイクのYZF-R1の触れ込みで登場したWR250R、そして長年オフロードバイクのエントリーモデルとして愛されてきたセロー250…がカタ[…]
- 1
- 2


![シフトアップのコツ|[ライテク指南] シフトアップの掻き上げ操作、ビギナーに裏ワザ伝授〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/ride-knowledge_160_01-768x432.jpg)
![シフトアップのコツ|[ライテク指南] シフトアップの掻き上げ操作、ビギナーに裏ワザ伝授〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/ride-knowledge_160_02-768x432.jpg)

































