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●文:モーサイ編集部
きっかけは編集部内でのたわいのない会話から
「ところで、バイクってパーキングメーターに停めていいの?」
「バイクが停まっているところは見たことがないなぁ。ってことはダメなんじゃない?」
私用はもちろん、取材などでも2輪車用駐車場を利用することの多いモーサイ編集部スタッフだけに、もし路上にあるパーキングメーターやパーキングチケットにバイクを止められれば非常に便利だ。
東京都内では見かけることの多いパーキングメーター。バイクの駐車にも使えれば便利なのだが…。
しかし、東京都内を管轄する警視庁のウェブサイトには、パーキングメーターやパーキングチケットにバイクを停めてもいいという記載は見当たらない。そこで、それらをバイクで利用できるのか、警視庁に直接聞いてみることにした。
結論を言うと、バイクも利用可能
警視庁に「原付を含む2輪車でパーキングメーターを使用可能かどうか」聞いたところ、「2輪車のパーキングメーターの使用については、可能です」との答えが返ってきた。
結論としては、2輪車でもパーキング・メーターの利用が可能だ。
つまり、編集部の疑問はあっさりと解決したのだが、そこには、「ただし…」という注釈がついていた。
警視庁からの返答には、「(1)2輪車の特性上、正規に利用している場合でも、第三者から枠外へ移動されてしまう場合がある (2)正規に利用している2輪車の横に、他の2輪車が駐車する可能性がある (3)感知が何らかの影響で切れてしまう場合があることから、2輪車のパーキングメーター利用は推奨しません」とあった。
つまり、正しく使えばバイクも利用可能だが、バイクが枠外に出されたり、利用できるのは1枠1台のみなので、他のバイクが後から同じ枠内に止めた場合は違反、ということ。
枠に対して止めることができるのは1台のみ。スペースに余裕があるからといって、複数台駐車するのはNGだ。
駐車しているバイクを勝手に枠外へ移動されてしまう可能性があるため、バイクの利用は推奨しないとのことだが…。
おそらく、警察や駐車監視員は、それが正しく止まっていたのか、誰が動かしたのか、一緒に止まっているバイクとどちらが正規の利用者かなどを判断できないため、積極的に「利用していい」と言わないのではないだろうか……
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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