【Arai HELMET Message】Part.2:挑戦の奨め

世界を見渡せば大きな活躍を続けるバイクも、ここ数年の日本ではなぜか元気がない。バイクを愛するひとりとして、また業界の一員としても、大変残念なことです。好ましからざるこの現状も、バイクの持つ輸送手段以上の大いなる価値に、世の人々が気づいていないからでしょう。こう考えるとところから、平成9年から10年にかけて当社の意見広告として、バイクの素晴らしさを、2輪専門誌の誌上にて訴えてきました。できるだけのことはしよう、そんな気持ちです。本記事はその時の内容を再収録したものです。
⚫︎文/写真:アライヘルメット ●BRAND POST提供:アライヘルメット
バイクを楽しむ人は、幾つになろうと、心は若者です。
夢への挑戦は、誰でも、一度は考えるでしょう。レースの世界でも頂点に立つ、華やかなステージでスポットライトを浴びる、新たなビジネスチャンスに賭ける、そんな夢への挑戦です。だが、夢への挑戦は未知への挑戦、だから恐い。何が起こるか分からないからです。
考えてみればこの世の中、何処に居ようと危険は付き物です。通勤の途中、街中の路上にだって危険はあります。だが、いつも歩いている道なら、何処に何があるかが分かっている。だから、恐くない。人の生き方でも同じで、決まった繰り返しの毎日なら、平穏無事に生きられます。
それなのに、夢を追って未知へと踏み出す人がいる。それが若者です。危険があるなら避ければいいと前向きに捉え、夢があるからと前に出る。それが若さと云うものです。
そんな若者も、挑戦を忘れると、無難な方へと流れます。危険に対処する能力も、使わないから錆びてくる。そして、平穏な暮らしに根をおろし、未知を恐がる人になる。それが老化です。老化は単純な年齢によるものではありません。
バイクを楽しむ人は、幾つになろうと、心は若者です。バイク現役なら「年をとる=老化」の方程式は通用しません。なぜなら、バイクは、先を読み、危険を回避する能力を要求するスポーツだからです。バイクに乗ると云のは、自ら進んで、危険の回避が必要な場に出ることです。チャレンジ精神の旺盛な、若い心の持ち主である証です。
二十一世紀の日本、高齢化社会は間違いなく到来します。そんな我が国では、中高年の活力を引き出すことが重要な議題になるでしょう。評論家の皆様は、いろいろと難しいことをおっしゃる。でも、バイクを知る者に、その答えは簡単です。中高年の人達だって、バイクで遊べばいいんです。
バイクは、それ自体がチャレンジです。知力を刺激し、感性を磨きます。バイクを楽しむ心のある人なら、幾つであろうと、バリバリの現役です。だから、バイクは素晴らしい。
バイク万歳!
※本記事はアライヘルメットが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。