インカム界のルイ・ヴィトン?! 世界最大インカムメーカー”カルド”が日本事業をさらに強化!!
2004年に世界で始めて二輪用ブルートゥースインカムを発売し、その後も技術的トレンドを牽引してきた世界的インカムメーカー・カルドシステムズ。ハイエンドの「PACKTALK」シリーズからエントリーの「SPIRIT」シリーズまで多くの製品を展開する同社が、日本でのシェア拡大を目指し、積極的に事業を強化していくという。来日したマーケティング部門の責任者、ダン・エモディさんに話を聞いた。
●文:大屋雄一 ●写真:徳永 茂 ●BRAND POST提供:Cardo
新技術はすべてカルドから!! 二輪インカムのパイオニア
2005年4月に高速道路でのタンデムが解禁され、これを機に日本ではインカムの需要が一気に高まった感がある。すでに有線式やアナログ無線式のインカムが国内に流通していたが、前者はコードの抜き差しによるわずらわしさがあり、後者は雑音が混じるなどの問題が生じていたのも事実だ。
時を同じくして、ブルートゥースイヤホンのメーカーであったカルドシステムズが、バイク用のコミュニケーションデバイスを発売したのは2004年のこと。同社の創業者が「イヤホンで培ったブルートゥースとノイズリダクション技術を、ヘルメット向けに転用すればいいのでは」と思い立ったのが事の発端であり、およそ1年の開発期間を経て、バイク用としては世界初となるブルートゥースインカム“スカラライダー”がリリースされた。
3月末の東京モーターサイクルショーに併せて来日した、CMO(Chief Marketing Officer=マーケティング部門の最高責任者)のダン・エモディさんは、カルドシステムズの歴史について次のように説明してくれた。
「我が社のイニシアチブは、革新的なテクノロジーを常に先駆けて採用してきたことです。FMラジオの内蔵をはじめ、音楽共有、メッシュ通信、ボイスコマンドなど、今となってはどれも珍しくない機能ですが、それらは全てカルドが市場で最初に導入しているのです。ちなみに近年のトピックとしては、スマホのアプリ経由でソフトウエアをアップデートできるいつでもアップデートや、磁石の力で簡単に本体が取り付けられるエアーマウントなどが挙げられます」
そんなカルドは5年以上前から日本展開を行っているが、今後は国内に拠点を置くなど、より積極的に事業を展開していくこととなった。日本のライダーとマーケットについて、ダンさんはまずどんな印象を持っただろうか。
「ライダーのパッション(熱意)については、アメリカだろうとヨーロッパだろうと大きく変わるものではなく、もちろんそれには日本や東南アジアも含まれます。日本のインカム市場についてはドメスティックブランドが強いことを認知していますが、皆さんの高い要望や要求に対して真摯に対応すれば、我が社の製品も必ずや受け入れてくれると確信しています」
「実は、カルドが最初にスカラライダーを発売したときも、ライダーに受け入れられるまでにはかなりの時間を要しました。しかし、メッシュ通信を導入した2015年ごろから、一気に需要が高まったのです。ちなみに私がカルドに入社したのは7年前ですが、当時と比べると売り上げはおよそ2倍にもなっているのです」
インカム界のルイ・ヴィトン?! 販売数の半数以上はハイエンド
カルドシステムズのラインナップは、ハイエンドの“PACKTALK”シリーズ、ミドルグレードの“FREECOM”シリーズ、そしてエントリーモデルの“SPIRIT”シリーズで構成されている。最新モデルのPACKTALK EDGEの価格は6万3900円で、ブルートゥースインカムとしてはかなり高額な部類に入る。
カルドは全6種のラインナップ
【ハイエンドモデル】PACKTALKシリーズ
【ミドルモデル】FREECOMシリーズ
【エントリーモデル】SPIRITシリーズ
「確かに高いかもしれませんが、それに見合うだけの新機軸がライダーに特別な体験を与えてくれます。それはA地点からB地点へ移動するという目的が同じであっても、トヨタのヤリスとベンツのSクラスとでは幸福度が大きく異なることに通じるでしょう」
「我々は3つのコアバリュー(中核となる価値観)として、ベタープロダクト、ベターサービス、ベターアテュチュード(態度、姿勢、考え方)を掲げています。昔はこの3つを達成できる製品を100ドルでは作れなかったので、エントリーモデルをラインナップすることはできませんでした」
「しかし、今は技術革新が進んだことで、エントリーモデルとなるSPIRITシリーズを販売しています。最も安い製品で1万6900円ですが、防水防塵機能をはじめ、ブルートゥース5.2、クイックチャージ、無線接続によるアップデート、プレミアムサウンド、USB-C端子、そしてユニバーサル接続など、核となる機能は全て採用されているのです」
「付け加えると、全世界における売り上げの比率は、ハイエンドのPACKTALKが50%以上を占めており、東南アジアでは7割を超えます。特に中国では”インカム界のルイ・ヴィトン”などと呼ばれていて、メッシュ通信が可能なPACKTALKに人気が集中しています」
クレーム率は1%以下! 日本でカスタマーサポートも構築中
現在、日本ではインカムを使っているライダーは3割ほどとも言われており、休日のサービスエリアや道の駅で見かける印象よりもだいぶ少ない。果たして、日本市場にまだ伸び代はあるのだろうか。
「我々の調査では、アメリカのインカム普及率は20%、ヨーロッパで10%、北欧で30%、そして我が社のあるイスラエルで30%ですから、日本は多い方と言えるでしょう」
「すでにカルドのアプリは日本語表記になっていますし、インカムのボイスコマンドも日本語に対応するなど、ローカライズは進んでいます。それに、市場のクレーム率が1%以下というのは我々の誇りですし、カスタマーサポートの体制作りも着々と進行中です。そうした品質の高さや信頼性が広まれば、さらに日本でも普及するでしょうし、ポテンシャルのある市場だと確信しています」
「私たちのゴールは、皆さんのライディングを特別なものにすることです。ライダーが置かれる環境は、時に楽しく、時に厳しいこともあります。そのどんなシチュエーションにおいても、満足して使ってもらえることを目指しています。日本のライダーの意見も積極的に汲み上げ、よりよい製品作りに生かしていきますのでご期待ください」
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- 2024/04/15
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