【Dr.Dry】鈴鹿8耐でも効果が実証されたヘルメットドライヤーの決定版
ライダーやチームスタッフ、マシン、そして観戦される皆さんにとっても暑く過酷な鈴鹿8耐が終わった。Rider YELLOW(第2ライダー)として出走を予定していたジーノ・リア選手がフリープラクティスで転倒して負傷したため、2名で決勝レースに臨むこととなった今回のレースを支えたヘルメットドライヤーの実力を検証する。
●BRAND POST提供:TSR/TECHNICAL SPORTS RACING
載せておくだけで快適なヘルメット内環境を実現!
鈴鹿8耐をはじめ、FIM世界耐久選手権(EWC)でライダーをケアするチームスタッフが腐心するのはライダーの体力の消耗をいかに抑えるかについてだ。バイクに乗る皆さんなら経験があると思うが、ヘルメットやレーシングスーツ、グローブやブーツの内部の蒸れは疲労度合と関係がある。耐久レースとなればなおさらで、そのためライダーサポートスタッフはこれら装具内部の乾燥に様々な工夫を凝らしてきたが、中でもヘルメット用の決定打と言えるのが「Dr.Dry(ドクタードライ)」だろう。
使い方は簡単で、ヘルメットをDr.Dryの上に載せておくだけ。これは体力を温存したいライダーにとっても、レース運営に集中したいチームにとってもありがたいこと。タイマーを最大(90分)に設定し、載せっぱなしで済むため、フリー走行前など、マシンのセッティングやチームミーティングに集中したい時も重宝する。
今回の鈴鹿8耐では、本来であればライダー1名につき約1時間走行/約2時間休憩というルーティーンだったが、2人体制になったことで、休憩は1名が走っている間だけというスケジュールに変更になり、ヘルメットを乾燥させる時間もほぼ半減。しかし、Dr.Dryはコンパクトなサイズからは想像できないほどの風量があり、1時間あればヘルメット内は完全に乾燥しており、快適な状態だった。
最初は温風状態で素早くヘルメットを乾燥させ、その後に送風状態にすれば被った際に熱さを感じることなく使えるのも便利な機能だ。紫LEDランプから照射される紫外線の滅菌作用によって雑菌が繁殖せず、異臭がしなくなるのも一般ライダーにとって魅力だろう。
耐久レースを戦うのにいまや欠かせない「Dr.Dry」
F.C.C. TSR Honda FranceがDr.Dryを初めて使ったのは前回大会(2019年)の鈴鹿8耐でのことだった。その時は日本の過酷な気温と湿度に危機感を抱えるライダーから「これがあれば心強い!」という感嘆の声が上がった。レースでももちろん効果は実証され、チームはDr.Dryを欠かすことができない機材としてそれ以降のレースの現場にも持ち込んでいる。
ライダーサポートスタッフから聞かれるのは、「Dr.Dryのおかげでライダーを快適な状態でコースに送り出すことができますね」という声。また、スタッフたちからは「グローブ用アタッチメント(オプション)も是非試してみたい。グローブの中も汗を吸っている状態。それを解消できれば、さらに自信を持ってライダーをコースに送り出せそうだ」という声もあり、今後またレポートしたい。
今回の鈴鹿8耐は10位だった。アクシデントや細かなトラブルもあったが、それもレース。ランキング2位は変わらず、ランキングリーダーとのポイント差「23」で最終戦ボルドール24時間(フランス)に臨むこととなった。
しかし、依然としてチームの士気は高い。シリーズチャンピオンを奪還すべく、ボルドール24時間にも万全な体制で臨む。引き続き応援をよろしくお願いします。
※本記事はTSRが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。