![[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
バイクのメンテナンスには「チェーンオイル」が欠かせませんが、今シーズンはどの製品がよく売れているのでしょうか? ライコランドTOKYO BAY東雲(以下、ライコランド東雲店)に赴き、売れ筋TOP5とその人気のポイントについて尋ねました(2024年10月時点の情報)。
●文:ピーコックブルー(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:ライコランド
第1位:レイキッシュ[ヴィプロス]
本山さんいわく「使い勝手がとてもよい」チェーンオイル
チェーンオイル売れ筋第1位は、ヴィプロスの「レイキッシュ」。浸透率がとても高い上に速乾性もあるため、チェーンの細部まで素早く浸透するほか、オイルの飛散や汚れの付着などの”防汚性”を追求した、低粘度タイプのチェーンオイルです。
レイキッシュが人気を集める理由について、本山さんは次のように話していました。
「オイルの飛散/チェーンの汚れなどが気になるものの、ドライタイプのチェーンオイルでは潤滑性能に満足できないお客様からの人気が高いですね。また、シンプルで使い勝手もよいことも人気の要因です」
第2位:CHLチェーンルブ[ワコーズ]
WAKO’S「CHL チェーンルブ」は長持ちする点が人気のポイント
続いて第2位にランクインしたのは、ワコーズの「CHLチェーンルブ」。”ロングライド”に耐え、風雨の中での走行でも飛散しにくいほか、砂/埃などが付着しにくい特性を持ったチェーンオイルです。
CHLチェーンルブについて、本山さんは「こちらの商品は速乾性もありますが、どちらかというと長持ちする点が人気のポイントです」と話します。
またバイクのチェーンは洗車/雨天の影響を受けて錆びやすい傾向にありますが、CHLチェーンルブは錆の発生を抑制し、チェーンの寿命を延ばしてくれる点も人気を集めるポイントと言えるでしょう。
長期間効果があるので、メンテナンスをサボりがちな人におすすめの商品でもあるようです。
第3位:チェーンルーブ[スーパーゾイル]
SUPER ZOIL「チェーンルーブ」はエンジンの組付け以外にベアリングの際にも役立つ
第3位にランクインしたのは、スーパーゾイルの「チェーンルーブ」です。各種チェーンに直接スプレーすることで潤滑性能を向上させ、チェーン及びスプロケットの寿命を延ばしてくれます。
本山さんいわく、こちらの商品は”変わりダネ”だそう。その理由は、通常エンジンの組付けには専用のオイルが必要になりますが、チェーンルーブの場合はこれひとつで完結する点にあります。
また、エンジンの組み付け以外にベアリングの際にも役立つ商品だといいます。そのため自宅でバイクをメンテナンスする人、とくにチェーン部分などもバラしてメンテナンスする人におすすめだそうです。
第4位:MCケアC3チェーンルブオフロード[モチュール]
オフロードバイク専用のチェーンオイル「MC CARE C3 CHAIN LUBE OFF ROAD」
第4位には、潤滑油/メンテナンスメーカー大手・モチュールの「MCケアC3チェーンルブオフロード」がランクイン。オフロードバイク専用に振り切ったチェーンオイルです。
オフロードバイクは悪路面を走行する機会が多いため、チェーンに泥/砂利/土などが付着しやすいもの。この製品は、水/サビ/泥/砂利/土からチェーンを保護してくれます。また摩擦の低減/パワーロスの抑制のほか、チェーンの耐久性を向上させる性能を持ち、ベタつきません。
ちなみに、オフロードバイク専用であるにもかかわらず人気の理由は、ライコランド東雲店の客層にあるといいます。
ライコランド東雲店に来店するのはスーパースポーツ系のバイクに乗るユーザーが多いですが、中にはスーパースポーツをオフロード向けにカスタムしている人も少なくないとのこと。そのため、オフロードバイク専用であっても売れ行きが好調のようです。
第5位:スーパーチェーンオイルドライ(ホワイトタイプ)[ヤマルーブ]
「スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ)」は初心者におすすめとのこと
そして第5位は、ヤマルーブが販売する「スーパーチェーンオイルドライ(ホワイトタイプ)」でした。
フッ素樹脂配合で優れた潤滑効果を長時間発揮する/耐摩耗性にも優れているなど、機能自体は前述の第1位〜第4位の商品とほとんど変わらないものの、“ホワイトタイプ”である点が大きな特徴です。
この製品を使用すると、チェーンが白くなります。通常、チェーンは錆びたり洗車したり、また雨によってオイルが剥がれていきます。
つまり、白くなった部位が徐々になくなっていく=オイルが剥がれてきているのが目で見てわかるというわけです。
本山さんは上記をふまえて、「どれぐらいの頻度でオイルを差せばよいのかわかりやすいので、バイクメンテナンスに慣れていない人におすすめです」と話します。
バイクを安全に乗り続ける上で、バイクメンテナンスは欠かせません。中でもチェーンは摩耗しやすいので、チェーンオイルを活用してチェーンの性能を維持し続けたいものです。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(オイル/ケミカル)
ガソリン添加剤の役割 ガソリン添加剤といってもその用途はさまざまですが、大まかなカテゴリーとしては 洗浄効果 性能向上 の2つに分けられます。 洗浄効果について 現在主流になっているPEA(ポリエーテ[…]
エンジンと同時進行で開発されるオイルの重要性を再確認 シリンダーとピストンやクランクシャフトのジャーナル部分、クリアランスが狭い部分など、エンジンの隅々にまで行き渡って潤滑や冷却などの役割を果たしてい[…]
メッキのプロが開発したクロームメッキ専用品!! 鉄素材のさまざまな表面処理の中で光沢や質感、高級感のいずれにおいても秀でているのがクロームメッキだ。しかしながら近年では、メッキ工程で使用される六価クロ[…]
収納しやすく持ち運びやすいカード型くもり止めスプレー これからの時期、急に雨に降られて走行する際にシールドが曇りやすくなる。雨の中でシールドが曇ると余計に視界がなくなり、安全運転を阻害する要因となりか[…]
論より証拠! 試して実感、その効果!! 1947年カリフォルニア州ロングビーチで創業し、これまでにカーシャンプーやワックスをはじめ、さまざまなカー用品を手がけてきた「シュアラスター」。幅広いラインアッ[…]
人気記事ランキング(全体)
50年の眠りから覚めたBSA、復活のファーストモデルがゴールドスター 世界最古クラスの英国ブランド、BSAが再び日本に上陸した。輸入を手掛けるウイングフットが「BSA ゴールドスター」を取り扱い“ほぼ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
シリーズ累計で約3万台を生産したW1の系譜 約9年に及んだ販売期間の中で、W1シリーズの人気が最高潮に達したのは、ペダルの配置が左:シフト/右:リヤブレーキに改められたW1SA。それに次ぐのはツインキ[…]
懐かしの四角ライトに極太のブロックタイヤ 1987年に発売されたやまは「TW200」は、フロントに130/80-18、リヤには180/80-14という極太タイヤを履いたファットなオフロードスタイルで人[…]
ヤマハFZ400R:ワークスマシンと同時開発 市販レーサーと同時開発したNS250Rがリリースされた1984年5月。 400クラスにも同様の手法で開発されたマシンが、ヤマハから世に放たれた。 FZ40[…]
最新の投稿記事(全体)
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
ライディングポジション変更のおかげで操縦性も大幅アップ! 私が参戦する全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスは、5月下旬にシーズン初戦を迎え、私自身も今季のさらなる走りの進化に期待しているのですが[…]
2024年モデル概要:赤×黒の熱いカラーリング 「エキサイティング&イージー」をコンセプトに掲げるZ900は、カワサキのフィロソフィーを体現したかのような、先鋭的な「Sugomi」デザインが特徴。エン[…]
懐かしの四角ライトに極太のブロックタイヤ 1987年に発売されたやまは「TW200」は、フロントに130/80-18、リヤには180/80-14という極太タイヤを履いたファットなオフロードスタイルで人[…]
ヤマハFZ400R:ワークスマシンと同時開発 市販レーサーと同時開発したNS250Rがリリースされた1984年5月。 400クラスにも同様の手法で開発されたマシンが、ヤマハから世に放たれた。 FZ40[…]
- 1
- 2