![[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/01/EKchain-maintenance-01.jpg)
バイクのメンテナンスには「チェーンオイル」が欠かせませんが、今シーズンはどの製品がよく売れているのでしょうか? ライコランドTOKYO BAY東雲(以下、ライコランド東雲店)に赴き、売れ筋TOP5とその人気のポイントについて尋ねました(2024年10月時点の情報)。
●文:ピーコックブルー(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:ライコランド
第1位:レイキッシュ[ヴィプロス]
本山さんいわく「使い勝手がとてもよい」チェーンオイル
チェーンオイル売れ筋第1位は、ヴィプロスの「レイキッシュ」。浸透率がとても高い上に速乾性もあるため、チェーンの細部まで素早く浸透するほか、オイルの飛散や汚れの付着などの”防汚性”を追求した、低粘度タイプのチェーンオイルです。
レイキッシュが人気を集める理由について、本山さんは次のように話していました。
「オイルの飛散/チェーンの汚れなどが気になるものの、ドライタイプのチェーンオイルでは潤滑性能に満足できないお客様からの人気が高いですね。また、シンプルで使い勝手もよいことも人気の要因です」
第2位:CHLチェーンルブ[ワコーズ]
WAKO’S「CHL チェーンルブ」は長持ちする点が人気のポイント
続いて第2位にランクインしたのは、ワコーズの「CHLチェーンルブ」。”ロングライド”に耐え、風雨の中での走行でも飛散しにくいほか、砂/埃などが付着しにくい特性を持ったチェーンオイルです。
CHLチェーンルブについて、本山さんは「こちらの商品は速乾性もありますが、どちらかというと長持ちする点が人気のポイントです」と話します。
またバイクのチェーンは洗車/雨天の影響を受けて錆びやすい傾向にありますが、CHLチェーンルブは錆の発生を抑制し、チェーンの寿命を延ばしてくれる点も人気を集めるポイントと言えるでしょう。
長期間効果があるので、メンテナンスをサボりがちな人におすすめの商品でもあるようです。
第3位:チェーンルーブ[スーパーゾイル]
SUPER ZOIL「チェーンルーブ」はエンジンの組付け以外にベアリングの際にも役立つ
第3位にランクインしたのは、スーパーゾイルの「チェーンルーブ」です。各種チェーンに直接スプレーすることで潤滑性能を向上させ、チェーン及びスプロケットの寿命を延ばしてくれます。
本山さんいわく、こちらの商品は”変わりダネ”だそう。その理由は、通常エンジンの組付けには専用のオイルが必要になりますが、チェーンルーブの場合はこれひとつで完結する点にあります。
また、エンジンの組み付け以外にベアリングの際にも役立つ商品だといいます。そのため自宅でバイクをメンテナンスする人、とくにチェーン部分などもバラしてメンテナンスする人におすすめだそうです。
第4位:MCケアC3チェーンルブオフロード[モチュール]
オフロードバイク専用のチェーンオイル「MC CARE C3 CHAIN LUBE OFF ROAD」
第4位には、潤滑油/メンテナンスメーカー大手・モチュールの「MCケアC3チェーンルブオフロード」がランクイン。オフロードバイク専用に振り切ったチェーンオイルです。
オフロードバイクは悪路面を走行する機会が多いため、チェーンに泥/砂利/土などが付着しやすいもの。この製品は、水/サビ/泥/砂利/土からチェーンを保護してくれます。また摩擦の低減/パワーロスの抑制のほか、チェーンの耐久性を向上させる性能を持ち、ベタつきません。
ちなみに、オフロードバイク専用であるにもかかわらず人気の理由は、ライコランド東雲店の客層にあるといいます。
ライコランド東雲店に来店するのはスーパースポーツ系のバイクに乗るユーザーが多いですが、中にはスーパースポーツをオフロード向けにカスタムしている人も少なくないとのこと。そのため、オフロードバイク専用であっても売れ行きが好調のようです。
第5位:スーパーチェーンオイルドライ(ホワイトタイプ)[ヤマルーブ]
「スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ)」は初心者におすすめとのこと
そして第5位は、ヤマルーブが販売する「スーパーチェーンオイルドライ(ホワイトタイプ)」でした。
フッ素樹脂配合で優れた潤滑効果を長時間発揮する/耐摩耗性にも優れているなど、機能自体は前述の第1位〜第4位の商品とほとんど変わらないものの、“ホワイトタイプ”である点が大きな特徴です。
この製品を使用すると、チェーンが白くなります。通常、チェーンは錆びたり洗車したり、また雨によってオイルが剥がれていきます。
つまり、白くなった部位が徐々になくなっていく=オイルが剥がれてきているのが目で見てわかるというわけです。
本山さんは上記をふまえて、「どれぐらいの頻度でオイルを差せばよいのかわかりやすいので、バイクメンテナンスに慣れていない人におすすめです」と話します。
バイクを安全に乗り続ける上で、バイクメンテナンスは欠かせません。中でもチェーンは摩耗しやすいので、チェーンオイルを活用してチェーンの性能を維持し続けたいものです。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(オイル/ケミカル)
論より証拠! 試して実感その効果!! カーシャンプーやワックスをはじめ、さまざまなカー用品を手がけてきた老舗ブランド「シュアラスター」。そのガソリン添加剤シリーズ「LOOP」のフラッグシップモデルが、[…]
Honda純正オイルは新ブランド「Pro Honda」へ Hondaのバイクのエンジン性能を100%発揮させる純正オイルが、2025年4月より新ブランド「Pro Honda(プロホンダ)」として生まれ[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
原付バイクのオイル交換目安とは? 交換頻度のポイント 内燃エンジンにとって、潤滑/冷却/密封/清浄分散/防錆を担うエンジンオイルは、まさに血液とも言うべき重要なパーツです。 常に高温にさらされてエンジ[…]
単気筒1ボディと4連キャブでは洗浄段取りに違いあり。 超音波洗浄が可能なら、完璧に近い仕上がりに!! いつかそのうち乗るつもり…という「いつか」が数ヶ月から数年になり、もうダメか…となるのが長期放置車[…]
人気記事ランキング(全体)
足着きがいい! クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きと[…]
[A] 前後左右のピッチングの動きを最小限に抑えられるからです たしかに最新のスーパースポーツは、エンジン下から斜め横へサイレンサーが顔を出すスタイルが主流になっていますよネ。 20年ほど前はシートカ[…]
主流のワンウェイタイプ作業失敗時の課題 結束バンドには、繰り返し使える「リピートタイ」も存在するが、市場では一度締め込むと外すことができない「ワンウェイ(使い捨て)」タイプが主流だ。ワンウェイタイプは[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
400で初のV4でもホンダ・ファンは躊躇なく殺到! 1982年12月にリリースされたVF400Fは、このクラスでは12,500rpmの未経験な超高回転域と0-400mを13.1secという俊足ぶりもさ[…]
最新の投稿記事(全体)
防寒と天候対策を両立させた構造 本製品はヤギ革を使用したロングタイプのウインターグローブであり、裏地にはボア素材を採用している。肌に触れる部分が柔らかく、指先が冷えやすい冬季の走行において保温を補助す[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、さらにはツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
発熱により脚全体の冷えを抑えやすい構造 「EK-113」は、車両の12V電源を利用する電熱インナーで、太ももや腰まわりなど冷えやすい部分を効率よく温める設計だ。冬の走行中は下半身の冷えが疲労に直結しや[…]
「マスダンパー」って知ってる? バイクに乗っていると、エンジンや路面から細かい振動がハンドルやステップに伝わってきます。その振動を“重り”の力で抑え込むパーツが、いわゆるマスダンパー(mass dam[…]
丸山浩直伝! ホンダCB1000Fの嗜み やっぱりCBはストリート=公道のヒーローだった。 まず何が素晴らしかったかと言えば、低速域におけるトルク感とかあのドロドロっとした大排気量直4CBならではのフ[…]
- 1
- 2

![ライコランド東雲店の外装写真|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/11/shop_out-1-768x576.jpg?v=1730879545)
![ライコランド東雲店の内装写真|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/11/shop_in-1-768x576.jpg?v=1730879548)
![ライコランド東雲店担当者の本山さん|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/11/photo_motoyamasan-1-768x576.jpg?v=1730879552)
![Vipro’s「レイキッシュ」の写真|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/10/lank_1-3-768x576.jpg?v=1730369788)
![WAKO’S「CHL チェーンルブ」|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/10/lank_2-2-768x576.jpg?v=1730369844)
![SUPER ZOIL「チェーンルーブ」の写真|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/10/lank_3-2-768x576.jpg?v=1730369909)
![MOTUL「MC CARE C3 CHAIN LUBE OFF ROAD」の写真|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/10/lank_4-768x576.jpg?v=1730369936)
![ヤマルーブ「スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ)」の写真|[2024-25冬版] いま売れ筋のチェーンオイルTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はヴィプロスの低粘度タイプ](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/10/lank_5-768x576.jpg?v=1730369998)





























