
芸能界有数のバイク好きで知られ、2輪関係のお仕事も多い長野博さん。今回は愛車の真っ赤なナナハンで行く撮影兼ショートツーリングに同行。バイクならトラブルすら楽しめる?!そんな長野さんの1日に密着した。
●文:ヤングマシン編集部 ●撮影:矢野 聡 ●取材協力:ユナイテッドカフェ
ご実家はなんと元バイク店! 憧れはフレディ・スペンサー
■20th Century 長野博さんのバイクライフ「トラブルすら記憶に残る、それもバイクの面白さ!」
「ヤングマシン、もちろん知ってますよ! ロゴとか体裁が変わりましたよね(笑)」
「20th Century」として活躍する長野博さんは大のバイク好き。実家がバイクショップを営んでいたこともあり、幼少期から2輪に親しんできた。そんな長野さんは、最近“MOTO活”というバイク関連のインスタグラムを開設。その撮影を兼ね、愛車のホンダCB750Fourを、東京から神奈川県の宮ヶ瀬湖方面まで走らせると聞き、お話を尋ねてみた。
「憧れのライダーですか? 1980年代の世界GP黄金期のライダーですね。フレディ・スペンサーとか」
ヤングマシン読者が喜びそうなコメントとともに、楽しそうにナナハンを走らせる長野さん。少し前までは、メンバーの坂本昌行さんや井ノ原快彦さんと出演していた番組で、バイクに乗る機会も多かったが、最近はあまりツーリングに行けていないそう。とはいえご出身が神奈川だけに、県内屈指のツーリングスポットである、宮ヶ瀬周辺もお詳しい様子。
「来たのは久しぶりですが、景色は綺麗だし、信号も少なくて気持ちよかったですね。ここから道志みち(国道413号)で山中湖や河口湖方面に出たり、ツーリングの出発地点にもいいなと改めて思いました」
目的地の宮ヶ瀬ヴィレッジは、広大な敷地でBBQや宿泊も可能なドライブイン。「展示スペースもあって面白いし、こういう場所が増えるといい」とお気に入りの様子の長野さん。オーナーさんもバイク好きだし、トラブル時でも工具とか貸してくれそう…と続ける。ん? 何だか妙に生々しいですけど、ひょっとして、いろいろとご経験されてます?
「実家に暮らしていた頃、CB750Fourで友達とツーリングに行こうとしたらエンジンがかからなくて。実家に売るほどある新品プラグに交換しスタートできたんですけど、東名高速に乗っても調子が悪くてスピードが全然出ない。首を傾げてたら、友達が気づいて海老名SAに入ってくれて、あちこちチェックしてたら4気筒のうち2気筒が死んでた…なんてこともありました」
バイクって、そういうのが記憶に残りやすいですよね。普通に走れたら”ツーリング行った”で終わりだし、と笑顔で語る長野さん。じつは今回も愛車CBが途中でストップ!撮影車に回収される一幕が…。記憶に残るツーリングになりました(笑)。
そんな長野さん、愛車からして旧車がお好きなのかと思いきや、近年の車両にも興味津々のご様子だ。
「ワークスマシンの市販版に乗ってみたいですね。ドゥカティのデスモセディチRRや、ホンダのRC213V-Sとか。あとは最近流行りの電動バイクや、クラッチ操作が不要なセミオートマ車。後者はジャーナリストの丸山浩さんから、”膝を擦りながらギヤチェンジしても大丈夫!”と聞いたので気になります」
おっと、意外なところで我らが丸山さんの名前が。ならばWヒロシで”最新セミオートマ車イッキ乗り”とか、やっちゃいますか?!
この日は東京・世田谷のユナイテッドカフェからスタート。弊誌を片手に出発前のひととき。
【目的地は人気のスポット】休日には多くのバイクやクルマが集う宮ヶ瀬ヴィレッジ。1000坪の敷地を散策して「くつろげる場所ですね。バイクでも来やすいし」
【ありゃ?! 発言どおりの結末に?!】快調に目的地へと到着した長野&CB750Fourだが、帰路でなんとストップ! ナガノ的にはこれもバイクの面白さ?!
【久々のツーリングを満喫】「以前より道が綺麗になりましたね」と宮ヶ瀬にも詳しい様子の長野さん。湖畔の駐車場に愛車を停めて、しばし景色を楽しむ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ライフスタイル)
1万4000人が詰めかけたブルスカ2025 山下ふ頭の特設会場は横浜ベイブリッジを臨む広大なもので、世界限定 1990台限りのアイコン コレクション「ファットボーイ グレイゴースト」のお披露目をはじめ[…]
かつての人気モデル「キャンパー」のDNAと手巻きムーブメントの融合 「MK1ハンドワインド」のルーツは、1980年代に登場し、シンプルかつ実用的なデザインで人気を博したキャンパーモデルに遡る。そのデザ[…]
高まるペット移動ニーズに応える革新的モビリティ ガソリン価格の高騰と50ccクラス原付の製造終了という時代の転換期において、経済的かつ環境に優しい移動手段への需要が急速に高まっている。その一方で、近年[…]
みなさま初めまして。北海道は江別市在住の道産子ライダー、ゆーまです! 元々は某バイクディーラーにて勤めておりました。バイクが生活の一部になっている私のバイクライフについて、綴らせていただきます。 バイ[…]
一般人ほど相続に気をつけろ! “相続”は「金持ちの問題」と思っている人が多いようですが、それは大間違い! 少しでも物やお金を持っていれば、相続は誰にでも関係します。そして、一般人ほど面倒です。 お金持[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
Paceプロジャケット:高い安全性と通気性を両立 前面のMロゴがスポーティな印象を与える新作ジャケット。伸縮性と耐摩耗性に優れたアウター素材が、ワインディングからロングツーリングまであらゆるシーンで動[…]
K-2439 フルメッシュロングジャケット:スタイルと機能を両立するツーリングジャケット 腰までしっかりと覆う安心感のあるロング丈でありながら、後襟から袖口へ流れるように入ったラインデザインと、ウエス[…]
ライダーが抱く「ヘルメットの悩み」を解消するために誕生 デルタから発売される高機能ヘルメットスタンドは、多くのライダーから寄せられた「こんな製品があったらいいな」を形にした、実用性とデザイン性を兼ね備[…]
フレンドリーさも持ち合わせていた名機’89 NSR250R 1986年に初登場した2ストロークレーサーレプリカの名車、NSR250R。登場から30年以上が経過した現在でも、型式を問わず根強い人気を誇っ[…]
機能性を損なうことなく利便性を高めた、期待の新製品 おたふく手袋は、長年、多くのプロフェッショナルから信頼され続けている老舗軍手メーカー。同社が展開する「BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)[…]
人気記事ランキング(全体)
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ! 「次のツーリングは、どこへ行こう?」 そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。 ……いや、そもそも[…]
Z1、GPz900R、Ninja ZX-9Rから連なる“マジックナイン”の最新進化系 カワサキは、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」[…]
幻のヤマハロータリー〈RZ201〉 1972年東京モーターショウの最大の話題は彗星のように登場したこのローターリー車だ。水冷・横置きツインローターを搭載、また前輪とともに後輪にもディスクブレーキを採用[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
機能性を損なうことなく利便性を高めた、期待の新製品 おたふく手袋は、長年、多くのプロフェッショナルから信頼され続けている老舗軍手メーカー。同社が展開する「BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)[…]
最新の投稿記事(全体)
2024年モデル概要:XSRらしさを受け継いだ末弟 海外で先行して展開されていたXSR125の国内導入が明かされたのは、2023年春のモーターサイクルショーでのこと。発売は同年の12月8日だった。 X[…]
似ているようでカブとはまったく違うのだ アウトドアテイストの強いCT125ハンターカブが人気だからといって、ここまでキャラクターを寄せてくることないんじゃない? なんて穿った見方で今回の主役であるPG[…]
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
実績豊富なディーラーによる絶妙なバランス感覚 全国のハーレーダビッドソンジャパン販売網がカスタムの腕とセンスを競うコンテスト『バトルオブザキングス』にて2年連続で日本一になった実績を持つワタナベモータ[…]
エンジンがかかりにくい→完全停止へ 今回直したのはスズキのZZです。2000年代初頭に登場した50ccスクーターで、「通勤快速」として人気を博し、油圧ディスクブレーキやアルミホイールなど、当時としては[…]
- 1
- 2