ZEV/EVバイクの普及に向けた都の取り組み
「ZEV、EVバイクは音が静かなんですね。そして、油のにおいもしない。そのあたりがバイク乗りのみなさんにとっては物足りないことだと私も存じております。しかしながら、一方でEVバイクは航続距離の拡大やバッテリーの充電時間の短縮など、日進月歩で進化しています。都としても、いろいろな課題の解決に向け、後押しを行っています。
充電時間の解決に向けては、10月にバッテリーシェアリングサービスのステーションを都庁前に設置しました。残量の少なくなったバッテリーを充電済みのバッテリーと交換できるというシステムで、実証事業を行いながらステーションを各地に設置していきます。これはEVバイクの利活用の促進について都が募集を行い、選ばれたアイデアです。
また、ZEVに慣れ親しんでいただくために、都はさまざまなイベントも開催しております。’21年の12月には『EVバイクコレクション in TOKYO2021』を開催し、つい先日には各社のZEVが勢ぞろいした『ZEV-Tokyo Festival』を都庁前で開催いたしました。
ここには、水素燃料で走る四輪や、’24年に東京で開催することが決定した「フォーミュラE」のマシンも参加して、集まった方々にZEVに対する認知を喚起いたしました」
「ZEV-Tokyo Festival」のオープニングセレモニーでは、カワサキほか6社が共同開発中の水素燃料で走る四輪バギーなどにも知事が試乗された。
「実際にZEVに乗って感じたのは、すごく加速がいいということ。それがEVの特徴なんですね。そして音がしない。走行中はCO2を排出しませんから、CO2の削減や気候変動対策に大きな役割を果たしてくれると思います」
都庁前にずらりと並んだZEV。左から、トヨタ車体コムス P-COM/ヤマハ TY-E2.0/マツダ MAZDA CX-60バイオ燃料実証車/Formula E/日産NISSAN LEAF NISMO RC/6社水素エンジン研究チーム 水素エンジン搭載バギー/トヨタ COROLLA CROSS H2 CONCEPT/カワサキモータース 二輪研究車第一号。
国内4メーカーとENEOSが協同で設立したGachacoが運営する、充電済みのバッテリーと手軽に交換できるバッテリー交換ステーション。10月25日にその第一号が東京都庁前にオープンして、セレモニーでは小池都知事も出席して、GYROCANOPYe:にまたがる姿を披露した。
都庁前に続き、東京青山のホンダ本社敷地内にも交換ステーションが設置された。
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