数多くの車両販売を手掛けるバイク館が、輸入バイクをテーマとした試乗会を開催。価格の安さもさることながら、ギラついた個性の強さが面白いのが輸入車。一挙に乗れればこれほど楽しいことはない! 編集部が国内未導入のマシンに乗り倒してきた。本記事で取り上げるのはインドヤマハが製造したFZ-X。XSRを彷彿とさせつつ、現代的なイメージのヘッドライトが独特だ。前に出たステップも特徴的。
●文/写真:ヤングマシン編集部(ヤマ) ●取材協力:株式会社バイク館イエローハット
インドヤマハFZ-X 概要
インドヤマハFZ-X 試乗インプレッション:殿様乗りで周囲を睥睨!
名前はFZだけど、見た目はXSR系のネオクラシック。150ccという排気量以上に立派なボディに感じるのは、インドが主戦場だからかも。乗ってみるとどっしりとした、いわゆる殿様乗り的なポジションで、郊外路を流すようなシーンも楽しめそう。
ちょっとステップが前気味(あとシフトペダルの位置が少し近いかな? とも感じた)だけれど、パワーも十分にあるので、しっかりニーグリップして元気に走らせることも可能だ。
嬉しかったのは、エンジンにたっぷり味わいがあること。タックロールのシートも適度な厚みがあって、長距離も疲れにくそうじゃないか。なるほど、味のある単気筒でネオクラシック、殿様乗りでインド産。ある意味こいつは、エンフィールドやGBのミニバージョンと言えるのかも。そこにデザイン面でのヤマハのヤンチャさを加えた感じだ。
車検はなく、普段使いも楽々で、週末ツーリングもいと楽し。疲れたら帰りは高速使って帰れるし…って、これ1台でちょうどいいやんけ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(試乗インプレッション/テスト)
バイクは色んな楽しみ方ができる乗り物ですが、移動手段としても便利なので、遊びよりも移動手段としてバイクに乗る方も多いと思います。 しかし、ただ単に「移動する」だけではバイクに乗る喜びを感じにくく、次第[…]
アグレッシブなスポーツ走行に誘われる超弩級モンスター 跨った途端、視界の広いスッキリとしたハンドルまわりでフットワークの良さを予感させてくれるが、実際の操作フィールもまた俊敏で、ライダーはアグレッシブ[…]
安心の大径ホイールなうえ超スリムで抜群の機動力 いよいよ春を迎え、レースシーズンも到来。でも今季は、私が参戦する全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスは例年より開幕が2週間ほど遅いので、3月中は本[…]
ワンクラス上のクルージング性能を持ちつつ、身のこなしが軽く高い運動性能を発揮! 「クルーザー」セグメントに属するハーレーダビッドソンの各モデルには、「グランドアメリカンツーリング」と同じミルウォーキー[…]
ヤマハ125スクーターを徹底比較だ コロナ禍の影響もあって、通勤通学の手段として125ccスクーターを選ぶ人が増えている。乗り換え時間や終電などの時間的制約がなく、移動もスピーディでタイパに優れる。し[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
1960年代前半に火がついた国内90cc人気 かつてホンダは、乗用車の排気ガス対策(CVCC)エンジン開発により、スポーツバイク開発から手を引いていた時期があった。その後に復活を果たした1979年のC[…]
125ccのMTバイクは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)[…]
対象ヘルメットをチェック 今回のキャンペーンは対象となるヘルメットが全部で9モデル。タイプ別にそれぞれのモデルをご紹介します。ふだん使いの買い替えもよし、セカンドヘルメットとして持っておくのもよし、自[…]
“インテリジェント”な世界観に、今季はダイナミックなカラーリングを ヤマハモーター台湾がラインナップするスクーター「AUGUR(英語:オーガー/ラテン語:アウグル)」は、トライアングル状のポジションラ[…]
よりシャープなデザインに生まれ変わった新NMAX ヤマハはインドネシアで新型NMAX(155)を発表。2つのバリエーションを持ち、それぞれターボ(Turbo)、ネオ(Neo)と名付けられている。 イン[…]
人気記事ランキング(全体)
スペックはほぼインド仕様そのものか インドネシアで2025年モデルのW175が発表されたのは既報のとおりだが、これに続く新型のW175が発表された。空冷2バルブ177ccの単気筒エンジンは新たにFIを[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
著名ハーレービルダーが手かける250ccカスタムモデル 2021年から日本での販売をスタートしたサンダーモーターサイクルズは、ハーレーダビッドソンのカスタムビルダーとして知られ、イベントでも数多くの賞[…]
1分でわかる記事ダイジェスト ワークマンのマッスルブースターセーフティをご紹介。筋力アップを目的としたものではなく、今ある筋肉が効率的に使えるようになる。電車などでゆられても体全体の骨格バランスをサポ[…]
1分でわかる記事ダイジェスト ダイソーのお掃除シートでバイクのオイル汚れも落とせるのか? ダイソーのアイテムを買ってみよう使ってみようシリーズ。前回は「落ち落ちVフローリング取り替えシートウェット30[…]
最新の投稿記事(全体)
ここ数日、読売や朝日など大手新聞社のネットニュースが一斉に「ホンダが50cc(原付一種)の生産を終了」と報じている。6月23日時点でメーカーからの公式発表があったわけではなく、おそらくは新聞向けの会見[…]
2019年から続く定番のイベント コロナ禍を経てリアルイベントとなった2022から引き続き、2024年もはままつ フルーツパーク時之栖内特設会場で開催。KATANAファンはもちろんのこと、スズキファン[…]
違法改造車は、その証拠として“押収”されるかも 警察が暴走族を取り締まっている様子を、テレビ番組やニュース等で見たことがあるかと思います。とくに交通安全運動が始まる時期は、警察も取り締まりを強化し、暴[…]
ヨシムラはライダー2名体制で行く 6月22日土曜日、前日に梅雨入りしたとは思えない快晴の空の下、新東名高速道路NEOPASA清水PAで61回目のヨシムラ・ツーリングブレイクタイムが開催された。 今回は[…]
1960年代前半に火がついた国内90cc人気 かつてホンダは、乗用車の排気ガス対策(CVCC)エンジン開発により、スポーツバイク開発から手を引いていた時期があった。その後に復活を果たした1979年のC[…]
- 1
- 2