
現行バイクを旧車風にカスタムできる外装キットが近頃増えている。再現度は抜群に高く、リアル旧車より断然リーズナブルなのもうれしい。国内はもちろん、国産旧車のスタイルは欧米でも支持がアツいらしく、海外ビルダーもレトロフィットな外装キットを開発中。ネイキッドのほか、レプリカやオフなどジャンルも発想も自由であり、国内導入も期待したいところだ。
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:高島秀吉 長谷川徹 山内潤也
スペインの日本車オタク渾身の一投:JAPAN LEGENDS ZXR900 FAIRINGS KIT
なんと現行ネイキッドのZ900が、レーサーレプリカのZXRに新生。’80~’90年代の日本製レプリカをリスペクトするスペインビルダーによるキットで、燃料タンクやテールなどは純正を流用。そのためペイント済みで2500ユーロ~(約35万円~)と比較的安価にカスタムできる。キットは完売の模様だが、再販を期待!
【JAPAN LEGENDS ZXR900 FAIRINGS KIT】
ZXR誕生30周年を祝して’19年に製作。ホースやサイドカウルはないものの、雰囲気バッチリ!
キットはカウルに加え、ミラー/LEDヘッドライト/ハンドル/MRA製スクリーンを同梱。
ヤードビルドで誕生したXSR700ベースのオフ系コンセプト車×2台
欧州ヤマハとビルダーによる共作「ヤードビルト」プロジェクトから数々の傑作カスタムが生まれている。中でもXSR700をベースに、オフテイストで仕立てた2台は注目だ。「ビオランテ」は、’76年に登場した名車XT500がモチーフ。「TT700」は角眼や小型タンクで’70~’80年代のビンテージオフをイメージしている。次はオフ系がトレンド?
【Garage221 XSR700 VIOLANTE】ローマのカスタムビルダーによる作品。XT500に加え、ゼッケンバイザーなどで往年のパリダカマシンも意識した。
【Capelo’s GarageElemental Rides XSR TT 700】ポルトガルの俊英デザイナーが担当。色とヘッドライトは2ストオフのITシリーズをイメージ。
人気記事ランキング(全体)
現代の耐久レーサーはヘッドライト付きのスーパーバイクだが…… 近年の耐久レーサーは、パッと見ではスプリント用のスーパーバイクレーサーと同様である。もちろん細部に目を凝らせば、耐久ならではの機構が随処に[…]
GB350に初のツートーン、GB350Sの燃料タンクにはストライプ採用カラーも ホンダ「GB350」「GB350S」マイナーチェンジ。2023年に最新排出ガス規制に適合して以来のイヤーモデル更新だ。2[…]
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表 バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディン[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
高回転&高出力主義の権化 250クラスでも高性能な直4を望む声が高まっていた’80年代前半、スズキが世界初の250cc水冷直4エンジンを搭載した量産車、GS250FWを投入。以降、ヤマハ、ホンダが追随[…]
最新の記事
- ホンダ「レブル250」に続いて新型「CL250 Eクラッチ」が登場! メーターなど一部仕様も変更【海外】
- 女性白バイ隊「クイーンスターズ」も参加! 不安を解消する「取り回し」のコツ【白バイ直伝! 究極の安全ライテクVOL.10】
- 抽選でキャッシュバックもあり! バイク用スマートモニター「AIO-6」が6/29(日)までアンコール販売&抽選キャンペーン中
- 「新ファクトリーを核に日本のバイク文化を発信」ヨシムラジャパン代表取締役・加藤陽平氏インタビュー
- なぜ「猿」なの? 思わず人に話したくなる「モンキーレンチ」名前の由来を解説してみた(※諸説アリ)
- 1
- 2