
現行バイクを旧車風にカスタムできる外装キットが近頃増えている。再現度は抜群に高く、リアル旧車より断然リーズナブルなのもうれしい。旧車、ネオクラとも一味違う、第三の選択肢だ! 本記事では、CB1100の旧車仕様カスタムキットを3タイプ紹介。CB900F/CB750フォア/CB1100Rと、現在ではおいそれと入手できないマシンがそっくり再現されている。
ウィズミー CB1100 Project F:エフを愛する丸山浩渾身の一作
ウィズミー会長にして、’82CB900Fオーナーでもある丸山浩は熱狂的なCB-Fマニア。そこで新車で乗れるエフを造ってしまったのが「CB1100プロジェクトF」だ。’21年、生産終了したCB1100をベースに、往年のFを再現したタンクなどを製作。シートなど一部に元祖CB-Fの純正部品を採用し、再現度にこだわるのも特徴だ。
カラーリングは当時の純正色など約30色からチョイス可能。価格は車両持ち込みなら96万6800円~。CB1100RS用のプロジェクトRSもある。
【WITH ME CB1100 Project F】
【アルミタンクが最大の見所】角張ってスリムなタンクは一つ一つがハンドメイドのアルミ製。タンク容量は約14Lで、燃料ポンプや燃料計、タンクキャップは純正から移植する。サイドカバーとテールカウルはFRP製で、車体側は無加工で装着可能だ。
独特なシートやテールライトは元祖CB-Fの純正品を使用。シート表皮は張り替え、ウレタンは乗りやすい形状にリファインする。シートはキーで脱着可能だ。フロントフェンダーはCB1100純正を車体色に合わせて塗装する。
【バリ伝・巨摩群仕様にもできる!】CB-Fと言えばバイク漫画の金字塔『バリバリ伝説』。プロジェクトFで’81FBカラーを選び、セパレートハンドル/バックステップ/モリワキショート管を装着すれば、主人公のグン仕様レプリカが完成だ。これで安心してなりきれる!
【’79 ホンダCB900F:オリジナルは超タマ不足】ホンダ初の直4DOHC4バルブなど先進的なスポーツ性能と洗練されたストリームラインを有し、’80年代を代表する名車。人気絶版車だけにタマ数は減少する一方、価格は高騰しており、200万円超もフツーだ。
ホワイトハウス CB1100 FOUR “K10”:まるで正常進化型のフォア
老舗ビルダーのホワイトハウスが手掛ける「CB1100 four K10」は、CB750フォアのスタイルをCB1100で再現。鉄製プレス成型タンクをはじめ、フロントフェンダー、メーターケースカバーなどで構成され、熟練の職人が手作りしたパーツはさすがの品質。コンプリート車のほか、単品の販売もあり。
【WHITEHOUSE CB1100 FOUR “K10”】
フォアの型式を現すKと、外装が完成した’10年から「K10」と命名。タンク容量が18Lと増量され、カラーが豊富なのもうれしい。車両持ち込みの場合、’17~’21のEXで全パーツ&工賃込み62万6230円。
【’69 ホンダCB750フォア】Z1に次ぐ人気を誇る絶版旧車。それなりにタマ数はあれど、価格は様々で200万円から、状態がよければ天井知らずの値をつける
ドレミコレクション CB1100R TYPE:オリジナルから採寸したリアルさ
カワサキ車がメインのドレミがホンダ車に挑んだ意欲作。空冷最強で知られるCB1100Rに早変わりできる。各パーツは本物から採寸したため、アンダーカウル以外の一部を除き、そのままオリジナルのレストア用に使えるというから驚きだ。カウルの材質はFRP製で塗装済みフルセットは82万2800円。前後17インチのCB1100RSにも対応する。
【DOREMI COLLECTION CB1100R TYPE】
再現度もさることながら、ネイキッドのCB1100をフルカウル化できる技術が驚異的。塗装も美しい。
【’82 ホンダCB1100R】CB900Fをベースに1062cc化。強化した車体や脚、FRPカウルを与えた。
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