’20年、発売と同時にCT125ハンターカブを購入。その後物欲に任せたボルトオンカスタムもひと段落したところで、ここも改善したいよ〜、といった箇所も出てきました。そのうちまずはサイドカバーとリヤサスペンションの強化に着手。市販化されているパーツでは物足りず、兼ねてから作りたかった”自分仕様”にしたくて、関係各位に協力を仰いで具現化しちゃいました(正しくは”巻き込んで”しまいました〜)。
●文/写真:ミヤシーノ 宮下豊史 ●取材協力:パットサービス、Mototech.LLC
市販パーツでは解決できない不満をオリジナルパーツで解消
納車から’21年1月でちょうど半年。週末になるとキャンプだ、林道だ、と西に東へ飛び回っています。そんな中、走れば走るほど出てきた不満点が2つ。林道(ダート)走行での外装の傷み。そしてサスペンションまわりです。
サイドカバー :これで擦り傷も怖くない!!
まずはサイドカバー。ステッカーがみっともなく剥げました。これはブーツとスタンディング走行のせいです。貼り直してもダメになりそうなので、保護フィルムを貼ってみることに。千葉県松戸市でコーティングやプロテクションフィルムを施工するパットサービスの横張さんに相談し、保護フィルムを施工してもらいました。
3Dスキャンを使って保護フィルムを加工
サスペンション:林道走行がめちゃ楽しくなりましたよ!!
次にサスペンション。林道走行にはあまり向かないゴツゴツとした乗り味で、スムーズに作動してない感じ。荷物満載のキャンプツーリングだと初期の沈みが多すぎて挙動がおかしくなります。せめてプリロード機能があれば。林道では軽やかに地面を追従し、荷物が多い時や激しいライディング時はそれを受け止める、そんな理想のサスペンションが欲しい…。
これは自分で作るしかないと考え、兼ねてから付き合いのあった静岡市のサスペンションメーカーの杉山さんに相談したところ、「作ってみましょう」と快いお返事を青葉横丁のおでん屋のカウンターでいただきました。
用意してもらったのは、オレンジ色のスプリングが鮮やかなアラゴスタサスペンション。オランダのメーカーですが、企画開発/組み上げは日本。このメーカーが面白いのは、適合車種を網羅するのではなく、販売店/個人からのオーダーでサスを組み上げる点。
装着後、まだポン付けしただけなのに飛躍的に良くなりました。セッティング次第でどれだけ自分好みになるのか? これからが楽しみです。
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