キャンプをするには、当然ながらテントや寝袋といったアウトドア用品が必要になる。バイクは積載性に限りがあるだけに、アイテム選びにもノウハウがあるのだ。前ページのシュラフ/マット/ヘッドライト編に続き、キャンブ大好き二輪ライター・ヤタガイがチェアとテーブルについて解説する。
チェア:座り心地にはこだわりたい
荷物の中で場所を取るものの、あるとキャンプレベルが飛躍的に向上するアイテムがチェア。最近のバイクキャンプでは必須のアイテムと言っていいだろう。くつろぐ目的のキャンプなら、大半の時間をこのチェアの上で過ごすことになるため、座り心地には徹底的にこだわりたい。近年の流行りは、組み立て式のチェアで、ヘリノックスというメーカーの様式を模したモデルが多い。快適性に関しては、ほぼ展開時の大きさに比例して快適になるが、収納するバッグの空き具合を考えて選びたい。
(左)ポータブルチェア(2970円) (中)コンパクトアウトドアチェア(4400円) (右)ミドルバックアウトドアチェア(5500円)[すべてデイトナ]
(左)ポータブルチェアは座面高44cm。膝の曲がりがほぼ90度になる高さだ。くつろげるというよりは、座れるという印象だが、軸には回転機構がついている。(中)コンパクトアウトドアチェアは座面高36cm。収納サイズと快適性の両立を図ったモデルで、足を前に投げ出して座るタイプ。背もたれも深め。(右)ミドルバックアウトドアチェアは座面高が46.5cmと高く、一般的なイスと同じくらいの高さで長時間座り続けられる。背もたれも高めで十分くつろげる。
テーブル:使いやすい高さと収納性で選ぼう
チェアを買ったら必ず欲しくなるのがテーブルだ。ただ、バイクツーリングの荷物としてバッグに収められるサイズとなると、かなり選択肢が絞られる。
テーブルは天板が低いタイプと高いタイプ、また足を継ぐことで両方に対応するタイプがある。
【天板は金属が便利】テーブルの天板は、熱に強い素材だとバーナーや鍋の熱を気にしなくていいので使い勝手がいい。とくに全高が低いCB缶タイプに多い横置き型ガスバーナーをテーブルで使う場合は、天板が熱に強いことが必須条件となる。[デイトナ コンパクトアルミテーブル(3850円)]
キャンプ大好き二輪ライター・ヤタガイ氏によるバイクキャンプ入門。次ページではキャンプグッズ選びのコツ・バーナー/コッヘル/ランタン編をお届けする。
〈特集〉ソロで楽しむバイクキャンプ入門
●写真:武田大祐 ●文:谷田貝洋暁 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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