EICMAで発表されたばかりのカワサキ新型Z900が早くも国内仕様導入のアナウンス。「Sugomi」デザインは東京モーターショーで発表されたZ H2と共通のイメージを踏襲しつつ、900ならではの軽快さをアピール。エンジンや電子制御、足まわりなど、全体にアップデートが施されている。同時に登場するバルカンSは色変更。
TFT液晶、スマホ連携、フルLED、ライディングモードも全部乗せ
EICMAでひと足先に発表された新型Z900は、2020年1月15日に国内仕様も発売されることが発表された。モデルチェンジの内容としてはマイナーチェンジに属し、「エキサイティング&イージー」のコンセプトを堅持しつつ、装備がイッキに充実した。従来型はパワーモードやトラクションコントロールシステムが非装備だったが新型では両者が連動する統合型ライディングモードを投入。灯火類はフルLED化され、メーターもTFTカラー液晶を採用している。また、スマートフォンと接続することで「RIDEOLOGY THE APP」と連携することも可能だとい。
Z1000ベースの948cc並列4気筒エンジンは、排気系の変更でユーロ5に対応するとともにエキサイティングなサウンドとした。鋼管フレームはスイングアームピボット部の強度を高めて耐久性を向上。併せて前後サスペンションの設定も最適化された。タイヤはダンロップの最新モデル、スポーツマックス ロードスポーツ2を採用し、軽快なハンドリングに磨きをかけている。
Z900RSはこのモデルをベースとしていることから、ユーロ5対応の見通しも立ったことになる。こちらも、いずれかのタイミングでエンジンがアップデートされることだろう。
バルカンSはカラーチェンジで同日発売
649ccの並列2気筒エンジンを搭載するアーバンクルーザー、バルカンS(VULCAN S)は、新色のマットグレーを採用。燃料タンクに配されたシックな紫が映える。多様なライディングスタイルやファッション、ライフスタイルに自然にフィットするバルカンSは、クルーザー系としては深めのバンク角でスポーツライディングも難なくこなす。調整可能なフットペグやレバー、快適な乗り心地のシートなど、装備や主要諸元に変更はない。
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