第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

パニガーレV4のネイキッド版

2枚羽、208馬力、178kg! V4エンジン搭載のドゥカティ ストリートファイターV4/Sが正式発表

  • 2019/10/30

ドゥカティが事前にプロトタイプを公開したことで話題となったストリートファイターV4がついに登場した。パニガーレV4のネイキッド版にふさわしい208馬力/178kg(乾燥重量)に加え、左右2対のウイングを備える最新エアロダイナミクスも特徴だ。

ドゥカティ本社では“ファイト・フォーミュラ”の異名

1103ccV4エンジンのデスモセディチストラダーレを搭載するニューモデル、ストリートファイターV4/Sがドゥカティワールドプレミア2020で登場した。11月5日に開幕するミラノショーことEICMA 2019に先立って、東京モーターショー初日のプレスデーに同時発表という意外性もあり、ますます注目されている。

マシンの成り立ちは、わかりやすく言えばパニガーレV4からフェアリングを取り除き、高くワイドなハンドルバーを装着したものだ。1103ccのV4エンジン「デスモセディチストラダーレ」を搭載し、上級バージョンとなるSの乾燥重量は178kg(装備重量199kg)。バイプレインと名付けられた左右2対のウイングを装着し、パニガーレV4同様の高度なエレクトロニクスパッケージを装備する。ボルゴ・パニガーレV4にあるドゥカティ本社では“ファイト・フォーミュラ(戦うための方程式)”と呼ばれる、アグレッシブなデザインとスーパーバイクに比肩するハイテクを有したスーパーネイキッドである。

DUCATI STREET FIGHTER V4(左):243万5000円/STREET FIGHTER V4S(右):279万9000円

スタンダードのストリートファイターV4は、パニガーレV4相当の装備といえる。特徴的なフロントフレームに1103ccV4エンジンを搭載し、16Lのアルミタンク、ショーワ製フロントフォーク(BPF)、ザックス製リヤショック&ステアリングダンパーを装備。ブレーキにはブレンボ製Stylemaモノブロックキャリパーを奢る。タイヤはピレリ製ディアブロロッソコルサⅡ(パニガーレV4はディアブロスーパーコルサV3 SP)だ。最新の電子制御デバイスは、6軸IMUを中心にコーナリングABS EVO、DTC(ドゥカティトラクションコントロール)EVO 2、DSC(ドゥカティスライドコントロール)、DWC(ドゥカティウイリーコントロール)、DPL(ドゥカティパワーローンチ)、DQS(ドゥカティクイックシフター)EVO 2、EBC(エンジンブレーキコントロール)EVOをフル装備している。ライディングモードはレース/スポーツ/ストリートの3種類。GPS連動でロガーのDDA+GPSとDMS(ドゥカティマルチメディアシステム)にも対応する。

上級バージョンとなるストリートファイターV4Sは、前後に電子制御サスペンションのオーリンズ製NIX-30/TTX36を装着。ホイールはマルケジーニ製のアルミニウム鍛造だ。ちなみに車重(装備重量)は、V4の201kgに対しV4Sは199kgとなっている。

DUCATI STREET FIGHTER V4S スタイリング&ディテール

DUCATI STREET FIGHTER V4S

【DUCATI STREET FIGHTER V4S】主要諸元■全長/全幅/全高未発表 軸距1488 シート高845(各mm) 車重199kg(装備)■水冷4ストロークV型4気筒 DOHC4バルブ 1103cc 208hp/12750rpm 12.55kg-m/11500rpm 変速機6段 燃料タンク容量16L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/60ZR17 ※以下、写真は全てV4S

ポジションライトが形作る表情と面と抑揚、バイプレインと名付けられた2対のウイングがタダモノじゃない感を醸し出す。ハンドルバー位置は高く、ライディングポジションは普通のスポーツネイキッドの範疇に収まっているように見える。

ブラックアウトされたテーパードハンドルバーの向こうに5インチTFTフルカラー液晶のメーターパネル。V4Sのステアリングダンパーはオーリンズ製の調整式を奢る。

ヘッドライトはLEDで、写真の光っている部分はDRL(デイタイムランニングライト)だ。DRLは日本仕様では認可されていないので、ヘッドライトが常時点灯式となり、同時にポジションライトとして表情を形作ることになると思われる。

スマートEC 2.0の電子制御フロントフォークはオーリンズ製φ43mm NIX30倒立タイプ。ホイールトラベルは120mmだ。ブレーキキャリパーはブレンボ製Stylemaモノブロック。ダブルで装着されるブレーキディスクはφ330mmだ。

リヤもスマートEC 2.0の電子制御サスペンション、オーリンズ製TTX36。ホイールトラベルは130mmとなっている。ブレーキディスクはφ245mmで、2ピストンキャリパーを組み合わせる。

パニガーレV4ゆずりのデスモセディチストラダーレ=V4エンジン。モトGPマシンのデスモセディチGPと同じ軸配置とクランクオフセット、ピストン径などを採用し、ストロークアップで1103ccまでスープアップしている。バルブ駆動には得意のデスモドロミックを用いる。

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)