オフロード総合誌「オフロードマシン ゴー・ライド」から、人気コーナー「リコーダート・ツーリング」がWEBヤングマシンに初登場。このコーナーは、名物副編集長コイがアルトリコーダーを装備し、絶景スポットでリコーダーを奏で、かつ、名物走破スポットを紹介する「ヤマハ楽器とヤマハマシンの夢の遭遇」という個性的な企画だ。今回は、千葉の南房総を2回にわたり紹介する前編。絶妙な副編集長コイの独特な口調も人気のポイントだ。
副編集長コイが野駆け!! リコーダート・ツーリング
オフ車に抱いていた憧れやイメージ、それはマシンの不自由さを超えた自由。どこへでもどんな道でもマシンとともに冒険できちゃうかも、というロマン★自分なりのオフ野駆けスタイルを、探してみましょーぜ!!
オフ車を手に入れて1年、これからは林道じゃい廃道じゃい秘境じゃい冒険じゃいとフンスフンスしつつも、自分がほぼオンロードでしか走っていないことに気づいてしまった今日この頃。通勤やちょっとしたお出かけで乗ってはいてもそこにダートはない。が、オフ車で走る自分にワクワクはする。
林道に連れて行ってもらっても、初心者が飛び込むと危険だったりケガにつながる場所も多々あり、同伴者にも気を遣わせてしまうからと気軽に誘えない人も多いとか……。その気持ち分かります。でもソロ林道はうまい人でも危険だから、絶対に今のスキルでは死しか待ってないし。
なにより林道初心者にやさしい比較的近場にある夢のような林道こそが、ガケ崩れや危険放置林道として次々と進入禁止になっていく切なさ(泣。もちろんオフロードコースに走りに行けば、いっぱい走れるしめちゃめちゃ楽しいけど、それは完全にスポーツとして昇華していて、自由にオフで冒険するイメージとは違う。
そこで、自分なりのオフとの触れ合いかたとして「オフ野駆け」を考えてみた。そもそもコイ的野駆けとは、鉄馬を駆り、好きなスタイルで好奇心の赴くままにフラフラし、よき時に食を楽しみ、よき場所でたて笛を嗜み、よき水場でちゃぷちゃぷタイムに興じ、よきテン場に出会えたらそこで野宿を楽しむ雅なモノ。
それと同じように、オフ車を駆りフラフラと気になるポイントを探索し、ゆるりと「オフな自分」を楽しめれば最高のオフ野駆けではないかと★
というわけで、さっそく初オフ野駆けの場を林道天国・千葉に設定。
ここ1~2年でだいぶ舗装路が増え、気軽に入れる林道も休日は混み合うというウワサも聞く。それでも今のスキルじゃ太刀打ちできないような激しい林道が数多く点在するという房総半島は、林道や千葉時代で沸き立つ地層もさることながら、不思議ポインツも盛りだくさん! まずは有名ポイントを訪れつつ林道探索。
小湊鉄道「飯いたぶ給駅」
なにがあるかなー?
ゆっくり遊ぶのもまたダート走行♪
女子専用ガラス張り公衆トイレ
懐かしいのに記憶より旨すぎる給食!
ふとしたところにヒョコっとあるステキポインツは、一歩出れば見慣れたような景色に戻るのに、そこだけがまるで不思議な境目の中にでもあるかのような、なんともいえない雰囲気で包んでくれてたまらない気持ちになる。
あじフライバーガー700円 金次郎と給食980円
道の駅保田小学校 Cafe金次郎
食べて動いたら寝る!
このポッカリお空に口を開けたような素掘りトンネルも、ボーっと通りすぎればちょっと雰囲気のいいトンネルとしてやりすごしてしまいそうな場所だけど、ふと立ち止まって見上げてみるとそこにはやっぱり境目が存在していて、思わずたて笛を取り出さずにはいられなくなるのだ。
今回は月埼トンネルの存在から千葉・房総の素掘りトンネルを知るに至ったのだが、じつは千葉にはまだまだいっぱいこの素掘りトンネルがあるらしい。ほかの素掘りトンネルともうまく出会えればいいなぁとボンヤリ考えつつ、会えなかったら会
えなかったでまぁいいか、と。
それにしても、このトリッカーはまるで楽器のようにも見える。
タンク形状がより一層その妄想を膨らませてくる。んー、もしこのトリッカーが楽器になるんだったら、種類はやはり金管楽器だな。テノールサックスみたいな音を出しそう。そして普段は楽器なんだけどトランスフォームするとバイクの一部になる的な。あ! バンド編成の楽器たちがトランスフォームして合体すると1台のバイクが完成するとか熱い!
今回の探索エリア
オフロードマシン GoRIDE vol.2 ヤングマシンと同じ内外出版社が刊行する、オフロードマシン総合誌。これからオフロードをはじめたい人、レースまではいかずにオフロードを楽しんでいる人に向けて、最新マシンからライテク、ツーリングガイドまで幅広く紹介します。隔月化決定につき、偶数月6日が発売日に。Vol.2は2019年8月6日に発売された最新号です。お買い求めは画像をクリック!
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