第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

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スズキ’18GSX-S1000F試乗インプレッション〈前編:スペック詳解〉

  • 2019/2/3
SUZUKI GSX-S1000F ABS

SUZUKI GSX-S1000F ABS

’15年の登場以来、世界中で好セールスを記録しているスズキGSX-S1000/GSX-S1000F。その理由を探るべく、今回は日本市場で主軸になっているフルカウル仕様のFにじっくり乗り込み、GSX-Sならではの魅力を改めて考えてみたい。

歴代GSX-R1000をベースに公道スポーツに最適化

SUZUKI GSX-S1000F ABS

【SUZUKI GSX-S1000F ABS(グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド)税込車両本体価格:118万5840円】

SUZUKI GSX-S1000F ABS

’15年から発売が始まったGSX-S1000/GSX-S1000Fは、単に同年のGSX-R1000をデチューンしたモデルではない。歴代GSX-R1000シリーズをベースにしながら、ストリートスポーツとして各部の最適化が図られている。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(左)グラススパークルブラック(右)グラススパークルブラック/ トリトンブルーメタリック

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(左)エンジンのベースはK9以降よりロングストロークのK5〜8。GSX-Sに搭載するにあたって、ピストン+リングの軽量化やスリッパークラッチの導入、バルブタイミングの見直しなどが行われている。(右)ショートタイプのマフラーは専用設計。純正とは思えないほど、爽快かつ豪快な排気音を聞かせてくれる。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(左)GSX-S1000F ABS:開発基盤にはGSX-R1000L2.5(L6も基本構成は同じ)があったものの、ストリートスポーツとしての最適化が図られたアルミツインスパーフレームは専用設計品。L2.5のキャスター/トレール/ホイールベースが23.5°/98mm/1405mmだったのに対して、GSX-S1000/Fは25°/100mm/1460mmに設定。810mmのシート高は両車に共通。(右:GSX-R1000 [2015])’01年のデビュー以来、世界中のレースで数多くの栄冠を獲得したGSX-R1000シリーズ。そのひとつの完成形となったのが、’12〜16年に販売されたL2〜6だ。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(左)カートリッジ式のφ43mm倒立フォークは、L1以前のGSX-R1000が採用していたKYB製がベース。(右)左右非対称のアルミキャストスイングアームは、L2.5用をそのまま転用している。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(上左右)フロントフォークは開発陣のこだわりを感じるフルアジャスタブル式。(下左右)その一方でリヤショックは、アフターマーケット製への換装が前提? と思えなくもない簡素な構成で、調整機構はプリロードと伸び側減衰力のみ。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(左)LCDメーターの視認性は非常に良好で、最下段には瞬間/平均燃費や航続可能距離が表示できる。ギヤポジションインジケーターと水温計の間に備わるのは、4段階調整式のトラコンのゲージ。(右上下)スイッチボックスは至ってシンプル。トラコンのレベルを含めたメーターの表示内容は、左手側のMODE/SELボタンで切り替えることが可能。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(左)燃料タンク+サイドカバーと下半身のフィット感は絶妙で、車体のホールド& 荷重移動の道具として有効に使える。(右)フラットな座面を確保したシートのメイン部は、座り心地がなかなか良好。ただし、タンデムシートはちょっと小さいか……。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

(左)タンデムシート裏面には格納式ストラップ×2が備わる。テールカウル内にはETCユニットを考慮した収納スペースが存在。(右)車載工具は、L型六角棒レンチ×2、差し替え式ドライバー、スパナ×2、プライヤー、リヤショック用フックレンチ+エクステンションバーの7点。

SUZUKI GSX-S1000F ABS

ライディングポジション:GSX-Rよりは安楽だが、GSX -Sの乗車姿勢はスポーツライディングを重視した設定。一般的なスポーツツアラーと比較すると、ハンドルが低めで、ヒザの曲がりはタイト(身長170cm 体重70kg)

↓【後編:試乗インプレレポートはこちら】↓

GSX-S1000F 主要諸元

車名 GSX-S1000F
全長×全幅×全高(mm) 2115×795×1180
軸距(mm) 1460
シート高(mm) 810
車両重量(kg) 214
エンジン型式 水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量 (cc) 998
最高出力(ps/rpm) 148/10000
最大トルク(kgf・m/rpm) 10.9/9500
燃料タンク容量(L) 17
変速機形式 6段リターン
キャスター角(度)/トレール量(mm)
ブレーキ前 ダブルディスク
ブレーキ後 ディスク
タイヤサイズ前 120/70ZR17
タイヤサイズ後 190/50ZR17
カラー グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド
グラススパークルブラック
グラススパークルブラック/トリトンブルーメタリック
税込車両本体価格 118万5840円

●文:中村友彦 ●写真:岡拓/真弓悟史
※ヤングマシン2019年2月号掲載記事をベースに再構成

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スズキ GSX-S1000F

スズキ GSX-S1000F

※ 価格は全国平均値(税込)です。

新車 115 価格種別 中古車 33

本体

118.35万円

価格帯 103.77~121.12万円

本体価格

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78.77万円

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諸費用

諸費用

10.93万円

価格帯 5.14~6.79万円

乗り出し価格

120.61万円

価格帯 112.9~123.38万円

乗り出し価格

乗り出し価格

89.71万円

価格帯 71.59~132.14万円

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カサ いわゆる"Web担"的黒子

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研二くんのゼッツーに憧れるも手が届かずZ400GPで卒輪(そつりん)した"自二車は中型二輪に限る"世代。あれから30余年を経てまさか再び二輪の世界に触れることになろうとは人生何が起こるかわからんもんだ(笑)