221㎰にウイング付きのパニガーレV4R、207㎰のS1000RR――。’20年始動の新排ガス規制=ユーロ5を前に、海外勢が限界を突破してきた。これに対し、日本車はどう出るのか? 独自情報を元にテッパンなモデルから、妄想&願望混じりのマシンまで、本誌が2019年を一挙に占う。HEISEI最後の“初夢”スクープ連弾をとくと見よ!
次に来るカワサキのミドルに刮目せよ!
今後、カワサキのミドルがアツいことになりそうだ。その筆頭は、以前から根強い噂があるスーパーチャージャー(SC)付きのミドル。スタイルに関しては、かなり〝初夢〞度が高いが、「マッハ」モチーフを希望したい。鬼の加速で世界に衝撃を与えたマッハⅢのデビューから’19年で50年目。しかも’15年のミラノショーで公開された「SC-02」は明らかにマッハのオマージュである。ネオクラとSCという異色のペアは魅力的だし、軽快なミドルに怒濤のSCが合うのは間違いない。心臓部は、Z650の並列ツイン、またはZX-6Rの直4をベースにすれば、998ccのH2とキャラが被ることもない。過去のマッハIIIが498cc、最大のマッハⅣが748ccだったことから、イメージにもピッタリだ。
加えて、国内で’18年最大のヒット作となったZ900RSに「弟分が追加される」との噂が。ベース車は諸説あるが、最も現実的なのが2気筒のZ650。直4のZX-6Rや旧Z750がベースだと、より面白そう。さらに末弟として400cc版もお願いしたい!
ミドルRSの噂は3つ
好調のZ900RSに続き、ミドル版が登場するとの噂。SCマッハより正夢に近いのはコッチだろう。ベース車の候補は左の3車。往年のザッパー=Z650は直4だっただけに、こだわるなら直4の6Rか旧Z750となる。だが、ファイター系のZ900からネオクラのZ900RSが誕生したことを考慮すると、2気筒のZ650ベースが順当だろう。
ZX-6Rベース説:’19 年型としてユーロ4 に対応し、400/250同様のスタイルに刷新した6R。高性能だけに、Zのベースになれば往年のザッパーに相応しい。が、オーバースペックだし、高額になるハズ。
旧Z750ベース説:12年にZ800が登場するまで販売されていたZ750も候補に浮上。鉄バックボーン+直4の手頃な性能に、Z2=ナナハンの排気量も魅力的だ。プライスも身近になるだろう。
Z650ベース説:’17年にER-6nがフルチェンジし、Z650として新生。2気筒ではあるが、Z900とRSの関係を考えてれば最もベース車として有力だ。80万円を切る価格なので、サイフにもやさしそう。
さらに、現代版ゼファー400も期待
650が出るなら、当然400にも期待したい。’18年11月号では、「ニンジャ400をネイキッドに仕上げたZ400が出て、これをベースにRSが出るのでは?」と予想したが、その後Z400の正式デビューが決定。あとはRSの登場を待つばかり!? 現代のゼファー400として人気を博しそうだ。
※ヤングマシン2019年2月号掲載記事をベースに再構成
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