マシン・オブ・ザ・イヤー2018
日本GPの超人気企画が今年も開催

青木宣篤と行くMOTUL日本GPテクニカルパドックツアー【本物のMotoGPテクノロジーを生解説】

日本GPの人気恒例行事となりつつあるテクニカルパドックツアー。「MotoGPの世界をより深く知ってもらいたい」と青木宣篤がナビゲーター役を務め、最新二輪レース技術を紹介する企画だ。パドック内のブースやテントを巡りながら、青木宣篤やそれぞれの技術のエキスパートが興味深いMotoGPテクノロジーを解説してくれる。

幸運な20名が本物のパーツに触れ、話を聞く

今年は「MOTUL日本GPテクニカルパドックツアー」と銘打ち、日本GP開催期間中の10月19日(金)および20日(土)に、オイル/プラグ講座とタイヤ講座が行われた。レースウィーク間際の募集だったにもかかわらず、定員の20名を大きく上回る応募が寄せられ抽選に。幸運にも参加できた方たちが、MotoGPテクノロジーを堪能したのだった。

青木宣篤(のぶあつ):1993年よりロードレース世界選手権GP250にフル参戦を開始。GP500に昇格した1997年にはランキング3位でルーキーオブザイヤーを獲得した。1998年にそれまでのホンダからスズキへと移籍し、以降は2002~2004年のプロトン・チームKR時代を除いてスズキひと筋。2005年以降は主にテストライダーを務めている。

まずはノブさんこと青木宣篤からカーボン製フレームパーツに関するレクチャー。かつては軽いが硬すぎて扱いにくい素材だったカーボンが、製法の進化によって“しなり”を得て、MotoGPマシンの車体パーツに多く使われつつある現状を解説した。続いてのMOTULの新井氏によるオイルについての解説では、本来ならば相当に難しい化学の話を分かりやすく噛み砕きながら、世界最高峰のレースで馬力と耐久性のシビアなバランスが求められていることを教えてもらった。

さらにNGKスパークプラグの加藤氏には、最新の量産スーパースポーツモデルに対応した特殊形状のプラグなどを見せてもらいながら、ふだんあまり意識することがないスパークプラグがどんな働きをしているのかを具体的に話していただいた。そしてミシュランタイヤでは、二輪部門モータースポーツマネージャーのピエロ・タラマッソ氏がマイクを握り、MotoGPで勝負を分ける非常に大きな要素となっているタイヤについて詳しく説明してもらった。

(上)MOTULの新井氏、(左)NGKスパークプラグの加藤氏、(右)ミシュランタイヤのピエロ・タラマッソ氏。

実物を手にしてMotoGPの生の話を聞く

スパークプラグ、バルブスプリング、フィンガーフォロワーといった実物を手にしながら聞く話は、興味深いものばかり。特にミシュランでは本物のMotoGP用タイヤに触れる機会もあり、参加者たちは興奮を隠せない様子だった(残念ながら撮影はNG)。難しい技術の話を分かりやすく伝えるこのツアーは女性にも人気があるいっぽうで、ふだんは知り得ない企業秘密に近付くことができるため、レースマニアも大いに満足していた。

じっさいに手に持って確かめることができるのも人気の秘密。

左にあるのはバルブスプリングで、各種スパークプラグに1番から5番までの番号が振られる。中央右にあるのはフィンガーフォロワーロッカーアームで、エンジンの高回転化に不可欠な部品なのだ。

青木宣篤「できるだけたくさんの方にMotoGPの凄さを知ってもらいたくて2016年に始めたテクニカルパドックツアーも、今回で3回目。企業秘密盛りだくさんのMotoGPテクノロジーは言えないことも多いのですが、例年どおりギリギリを攻め、マニアの方たちに喜んでいただけたと思います。また、女性の参加者が多いのも特徴。分かりやすく工夫した内容が受け入れられているようです。MotoGPへの興味を少しでも深めてもらう機会として、今後も継続開催していきたいと考えています」

というわけで、来年も開催されるハズ。レースが近づいてからの募集になることもあるので、興味のある方は要チェックやで!

「MotoGPでトルコの15歳が上田昇以来の快挙」はこちら

YM-BOY

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台東生まれ台東育ち。バイク好きは大体トモダチ。
■1972年生まれ
■愛車:YAMAHA MT-09

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